あなたはマカーサーを刺した人ではありません。
自己紹介
私は大阪府民の歌手や! 加えて、相手の隠し事が解るというサイキック能力がある。年少の頃は、この能力のせいで疎まれたが、今ではフィリップという恋人ができた。フィリップは最近、秘密で居酒屋に行っているらしいが、何か怪しい。これだけはサイキック能力を以てしても解らない。
10年前に戦争が起きていたみたいだけど、特に覚えていることはない。物心ついたときには終わってて、孤児になっていた。
マカーサーとは1年前に付き合っていたが、女癖が悪く、一か月もしないうちに別れた。ツーショット写真も撮っていたように思うが、どこかに無くしてしまった。今でも誰かとあそんでいるのだろうか。
部屋に来るまでの流れ
今日はフィリップと遊ぶ予定だったが、フィリップが「急用ができた」とかで、その予定が無くなってしまった。私は、憂さ晴らしに女友達のメリッサとフェイリスに「今日遊ばないか」とメッセージを送り、連絡がついたメリッサの家に行くことにした。
友人と雑談していたら「リアルマーダーゲーム」の話題になった。それは、一般人を誘拐し、脱出ゲームに強制参加させる、というものだ。もちろんSNS上では『犯罪やんw 捕まれよwww』など、たくさんの批判あるものの、企画は評価され、隠れたファンもいる。
その隠れファンが私だ。恋人のフィリップはそうではないみたいだけど。脱出ゲームの内容が面白く、いつか参加してみたいと思う。まぁ、暇なときでないと許せないけど。
メリッサの家で遊んでいたら22:00になってしまった。夜も遅いので解散する。私は暗い夜道を独り帰る。友人のフェイリスからLINEが来ていた。
『今日、かれピできたっ(⋈◍>◡<◍)。✧♡』
2人で「お酒」を飲む画像(人は映っておらず、2杯のグラスだけが映っている)が添付されている。
「かれピ」とは彼氏のことである。素直におめでたい。次、会ったときに彼氏の話を聞こう。あ、思い出した。フィリップに会ったら、どんな急用だったのかを聞こう。絶対許さないんだからねっ。メモしとこ!私は、メモをするときに昔から油性ペンを使っている。
どんな用事であっても、フィリップを信じることにするからねっ!
そんなことを思った直後、背後から襲われ、私は眠るように意識を失った。
部屋に来てからの流れ
目を覚ますと、手が鎖に繋がれていた。私がパニックになっていると隣の女性(ネコネ)が声をかけてくれた。その人もパニックになっているようだ。目の前にはなぜかフィリップが……。フィリップは「いびき」をかいて寝ている。私がフィリップの名前を叫ぶと、フィリップはだるそうに起きて来た。まるで、泥酔しているみたい。
次に、私とフィリップの間にいる男性(ロンバート)が目を覚ました。その男性はパニックになっている私たちを落ち着かせてくれた。
しばらくすると、マカーサーが起きたので、それぞれ自己紹介をした。マカーサーは私のかつての恋人であるが、特に思うことはない。周りの人が疲れていたこともあり、脱出は明日の朝からになった。
重要情報
明日の方針が決まったところで、フィリップが最初に寝始め、いびきが煩くなる。改めて、部屋をよく見ると壁に時計が飾られていた。 ポケットに入っているのは、メモ帳と油性ペンだけかぁ……。
私のサイキック能力がロンバートとフィリップとマカーサーに反応している。何か隠しているようだけど……今日はとりあえず寝よう。
朝7:00、起きたら静かだった。部屋を見渡すと、マカーサーが胸から血を流し、壁にもたれかかるるように倒れていた。私は思わず悲鳴を上げた。
【持ち物】
油性ペン
メモ帳
ミッション
マカーサーを刺した人を見つける
私を監禁した人を見つける
会話中に「なんでやねん」「ほんまかいな」「ええで」をそれぞれ1回以上言おう!