第15回

文理課題研究発表会

令和元年度最終発表会

発表会概要

【会場】

大阪府立岸和田高等学校(岸高ホール・3階教室群・体育館)


【日程】

令和2年2月1日(土)08時40分~学校関係者受付(事務室前)

【前半の部】09時00分~10時30分

【後半の部】10時45分~12時15分


【発表会について】

73期生が1年次から取り組んできた研究活動の成果を発表します。1年次『セレンディピティ』や『国際情報』を通じて課題設定を行い、2年次『文理課題研究』で実験や調査などを実施、課題解決をめざし活動してきました。研究課題は100テーマ以上にのぼり、多彩なプログラムとなりました。

地域の中学生や保護者、学校関係者、研究活動をサポートくださった皆様と先端の科学技術や地域・社会の課題解決、研究手法などについて議論できる機会となるよう発表会を公開します。ぜひ、ご参加ください。

発表形式・発表会場

ゼミ代表発表 @岸高ホール

2年生の各ゼミ代表がホールで発表します。発表時間は10分以内、質疑応答・交代の時間は約5分です。発表者以外の2年生はホールに入れないので注意してください。

ゼミ代表発表プログラム

岸和田商店街は閉店時間が早く店舗数も少ないためシャッター通りとなっている。沢山の人に満喫してもらえ活気溢れる難波のような商店街にしたい。岸和田市が誇る特産品を使用した新メニューを開発し、SNSやイベントで商品の紹介や販売で認知度を上げ商店街を盛り上げようと考えた。

市販の日焼け止めのにおいやべたつきを抑えるために、別のもので代用しようと考えた。調べた中で、アロエに着目して実験をすると、アロエには紫外線防止効果があることがわかった。今後は、アロエの成分中の紫外線を吸収する構造に着目し、それと似た構造をもつ他の物質についても調べていく。

スポーツテストや体育の授業で行う50m走。速く走りたいと思っているのは私だけではなくみんなも思っている事だと思うので、その答えを見つけるためにこの研究を行った結果、身長が高い人はストライド走法で走ると速くなり、身長の低い人はピッチ走法で走ると速いことがわかった。

質量の同じ板にゴム板を本数、間隔、位置を変えて貼り、滑り止めとした。板を机の上で滑らせ、一定距離を進むのにかかる時間から動摩擦係数を求めた。この実験から、滑り止めの位置によって、動摩擦力が変化したことが明らかになった。この結果より、私たちは、動摩擦係数は一定でないと考えた。

2025年の万博が大阪・夢洲で行われることを受け、万博終了後に夢洲をどのように活用するかを研究した。過去の万博の特徴、美点を夢洲にも取り入れ将来像を描くと、夢洲はシンガポールのようにIR(統合型リゾート)を中心とする都市に近づいていることがわかった。

「少子高齢化の影響により、働き手が不足している」という問題を解決するために、チャットボットシステムという情報技術に着目した。株式会社HAKUTAI様に協力いただき、室生寺ナイトウォークイベント用のチャットボットシステムを製作。実際に運用し、効果を検証した。

環境DNAを用いた泉州地域のアライグマの分布調査と環境DNA の実用性の検証

1956年から1966年の東北地方、四国地方、佐渡のキツネまたはタヌキが登場する民話を調査対象とし、それらの描かれ方の違いを分析、考察することを通して、その地方の語り手たちが民話を通して子供たちに何を伝えようとしていたのかを明らかにすることを試みた。

このゲームは海外で子供たちに遊ばれている線と点だけの陣取 りゲームであり、プレイすると楽しいものであるが、本研究ではルールを一部改変した「Dots and Boxes」の必勝法につい て考察することを目的とする。盤面の同値変形を繰り返すことにより数学的に証明することができた。

『観たい』人にそう思わせる映画広告とは何か。衰退する映画 産業を救うため,本研究では映画の広告に着目し,「人を惹きつける映画広告」について研究した。また,観点別研究やアン ケート調査より得られたデータを基に映画産業の今後の発展につながる展望を見出した。

本研究は、メジロの主要な2亜種、日本産亜種メジロ と台湾産亜種ヒメメジロを声で識別する可能性に関する研究である。ICレコーダーを用いて2亜種の声を録音し、音声解析ソフトを用いて声紋分析を行なった。結果、2亜種の地鳴きには明確な違いがあり、 声によってほぼ議別が可能であることがわかった。

オーラル発表 @3階各教室

本館3階の各教室で、ゼミごとに分科会形式のオーラル発表を行います。発表グループを A・B・C の3つに分けます。プログラムナンバー末尾のアルファベットがグループを表します。各グループの発表時間は10分×2本、質疑応答・入れ替えの時間を10分とします。発表時間中の教室の入退室はできないので注意してください。

社会科学ゼミ

O-01A【社会科学】食品廃棄・食品ロスの改善

もったいない意識を向上させることと食品ロスを減らすために改善点を探し,改善策を分析し実現に近づけることを目的とする。食品廃棄の現状と認識を調べ,改善策を探った。

O-02A【社会科学】今後の学士課程のあり方 ー学士の質保証の観点からー

大学卒業を示す称号である「学士」の質を保証することは,学士課程の最終的な目標を見据えるために重要である。しかし,現在の制度では十分に保証されていると言えない。そこで,学士の質保証をどのような手段で図ればよいのか,そして具体的な方策を考察することで,今後の学士課程のあり方について提言する。

O-03B【社会科学】同性婚と少子化

日本では同性婚が少子化を加速させるという意見があり、同性婚を承認しない理由の一つである。そこで、日本での同性婚承認を後押しすべく、同性婚を認めた国の出生率や少子化対策、日本でパートナーシップ制度を認めた自治体の議事録を調べた。果たして、同性婚は少子化を加速させるのだろうか。

O-04B【社会科学】トラックドライバーについて

私達は、トラックドライバーについて調べています。近年、ドライバー不足が問題となっています。物流業界は私達の暮らしと密接に関わっています。物流業界の直面している問題を調べ、現状をより多くの人に知ってもらい、ドライバーが働きやすい社会にするための方法を見出します。

O-05C【社会科学】日本と韓国の歴史的認識の違い

私達は、最近関係が悪化している日韓関係がどうしてここまで悪くなったのかについて、最近話題の「慰安婦問題」に焦点を当て、なぜいつまで経っても、解決しないのか、根本的な原因は何なのかを研究しました。すると予想していなかった結果が出ました。あなたの予想は当たっているでしょうか??

O-06C【社会科学】日本の城による地域活性化を図る

どの都道府県にも、必ず1つ以上の城が存在する。著名な城もあるが、知名度の低い城もある。本研究では一般に未開の城の観光客数を増やす方法や、それがどのようにその地域の活性化につながるのかを研究した。また、地元の岸和田城の訪問客数を増加する方法について、自分の案も含め考察した。

人間文化ゼミ

O-07A【人間文化】古典語の変遷からたどる現代と室町時代との価値観の違いー「かわいい」を軸としてー

本研究では、美的感覚を表す古典語を研究対象として用いて、先行研究については筑摩書房出版の2006年『かわいい論』に不足している現代と室町の価値観の違いを明らかにすることである。美的感覚を表す古典語については、現代語の『かわいい』に当たる語を中心として研究する。

O-08A【人間文化】日本における花言葉の今と昔

花言葉の文化は明治時代に西洋から伝わったとされている。しかし、明治以前に花を用いて思いを伝えるなどの行為があることから明治以前にも花言葉に類するものが存在していたのではないかと考えた。この研究では明治以前に詠まれた短歌を用い、明治以前の花言葉に類するものの存在を確かめる。

O-09B【人間文化】『天性寺聖蛸地蔵縁起』においてタコが戦う理由

『天性寺聖地蔵尊縁起』において、蛸に乗った地蔵菩薩が暴風から岸和田を守ったということと、紀州根来雑賀の戦で一人の法師と数千の蛸が岸和田城を守ったという話がある。本研究では戦の場面において、蛸が登場することの意図について考察を行う。

O-10B【人間文化】桃太郎に登場するお供について

私たちは「桃太郎」という昔話について研究している。絵本と活字本を用いて「犬、猿、雉」と「桃太郎」の会話における口調や挿絵から関係性を分析・考察し、「お供」という観点から『桃太郎』で子どもたちに何を伝えたいかを明らかにする。

O-11C【人間文化】本嫌いは教科書が原因?!~生徒による生徒のための新教科書提案~

昨今、出版業界では「本の売れない時代」という言葉がよく使われる。その理由を「本嫌い」と関連づけ研究した結果、原因は教科書の作品構成に多様性が欠如していることだと判明した。よって最終目標を「教科書に載せる作品のジャンルを多様にすることで将来的・自主的な本への興味を促す」と設定した。

O-12C【人間文化】星の和歌が少ないのはなぜ

古典の授業で星について詠まれた和歌を1度も習ったことがないことに気がつき、星の和歌が少ない理由について、当時の人々の生活や死との関係性に着目して建礼門院右京太夫集を題材に調べることにした。研究を進める中で、作者が恋人の死を悼む句が多いことから星の死との関係性がわかった。

国際教養ゼミ

O-13A【国際教養】日本語の擬態語に対する外国人の認識

私たちが日常会話で使っている「つるつる」、「ざらざら」といった擬態語は万国共通の認識を持たれているのかを調べました。

O-14A【国際教養】高い声は外国人にも好印象!?

女性が人と話すときに地声より高い声で話す時があるので、その高い声は日本人・外国人に良い印象を与えるのかを実際に外国人にアンケートを取り調べました。

O-15B【国際教養】日本人は英語が苦手!? 日本人の自信について

英語への苦手意識はただ自信のなさからそう決めつけているかもしれません。もっと英語に慣れ親しんでほしいと思い、このテーマを研究しました。

O-16B【国際教養】お金のデザイン

世界の紙幣に載っている人物を比較することで共通点や相違点から文化比較をした。

O-17C【国際教養】Catch the Heart ~案内板の印象~

日本の観光地の案内板においてどのような構造(日本語と外国語の大きさ、並び方)が外国人、日本人にとって見やすいか。アンケート調査を通して、見やすく読みやすい案内板を分析できた。

O-18C【国際教養】アメリカ人は自信家!?

日本人のコミュニケーション能力を向上させるために「自信」に着目しながら日本とアメリカの違いを見つけ、日本人に必要なことを考えた。

家庭ゼミ

O-19A【家庭】岸和田市においてLGBTについて正しく知ってもらうためには

LGBTという言葉がTVなどで盛んに報道されるようになったが、正しい知識を持っている人は少ないと感じる。これによって起こる偏見や差別を減らしたいと考え、自分の住む岸和田市で何ができるかを考える。アンケートの結果より、先入観に囚われず視野を広げるには早い時期からの人権教育を提案する。

O-20A【家庭】岸和田産にんじんde商品開発

岸和田市には市外にはあまり知られていない岸和田ブランドの農産物がいくつかある。中でもPRに力を入れている「彩誉人参」がある。彩誉人参と岸和田市知名度を上げるために、この人参を使ってお菓子の商品開発をし、岸和田市を盛り上げ、再び足を運んでもらえるような街にしたい。

O-21A【家庭】私が考える岸和田市の選挙投票率を上げるには

現在、岸和田市における選挙投票率が低いことが問題視されている。岸和市長選挙に至っては33.61%と選挙率が低く、政治に対する関心のなさにあるのではないかと考える。小中学生が毎年描いている選挙啓発ポスターには意味があるのか?選挙に行きたくなるような宣伝方法を考える。

O-22B【家庭】お弁当をおいしく魅せるには

お弁当を作る際には味や色彩のバランスを考える必要があるがその分時間と手間がかかる。現代人の多くは仕事をしている人が多くあまり料理にかける時間がない。基本のルールを仮定し楽で簡単なお弁当の作り方を提案する。また作る人と食べる人ではお弁当に対する意識の違いについても提案する。

O-23B【家庭】ペットの殺処分数を減らすためには

近年、国内では殺処分数は減少傾向にあるが海外の先進国と比べると、今なお多いままである。大阪府のペットの殺処分数に着目し、他府県やドイツの取り組みから殺処分数をゼロにする方法について考えた。法律を制定することにより国全体での取り組みや広大な土地、資金の必要性を提案する。

O-24B【家庭】彩誉にんじんのキャロットソース

岸和田市は他地域からはイメージが悪いと聞き、特産品をPRすることで岸和田市の印象を良くしたいと考えた。「彩誉人参」の存在を知り、彩誉のキャロットソースを作ることに決めた。岸和田市の魅力を広めて、少しでも岸和田市印象を良くできるよう、色々な素材と相性の良いソースを開発・提案する。

O-25C【家庭】岸和田のこども食堂を知ろう ~取組みを継続するには~

「子ども食堂」は「始めやすく止めやすい」と言われている。市内の子ども食堂でもこの1年間で活動を止めた場所がある。市内の子ども食堂が長期継続できるように、またボランティアスタッフや食材、運営資金の寄付も集まりやすくなるするには何が課題として考えられるか仮説を立て、解決方法を見出す。

O-26C【家庭】未来のための人生会議 ~ACPについて~

高齢化が進み、人生の終盤をどのよう生き死に逝くかということに関心が高まっている。医療現場で注目され始めているACP(アドバンスケアプランニング)について、日本では間違った認識で捉えている人や存在も知らない人が大部分を占めている。ACPの正しい理解を普及させるための提案をする。

O-27C【家庭】Re born 岸和田~街を盛り上げる新メニュー開発~

岸和田商店街は閉店時間が早く店舗数も少ないためシャッター通りとなっている。沢山の人に満喫してもらえ活気溢れる難波のような商店街にしたい。岸和田市が誇る特産品を使用した新メニューを開発し、SNSやイベントで商品の紹介や販売で認知度を上げ商店街を盛り上げようと考えた。

体育ゼミ

O-28A【体育】PK戦に勝利するには

サッカーPK戦に勝つためにはペナルティーキックを成功させなければならない。その最善のコースを求めるとともに、試合の内容や、それまでの戦績がどんな影響を与えるのか研究した。

O-29A【体育】運動疲労について

運動をすると身体に疲労がたまるが、疲労が抜けないまま次の運動をすることを繰り返すとトレーニング効果やパフォーマンスは下がってしまう。そこで、疲労回復に効果があると言われる食べ物を摂取して効果を研究した。

O-30A【体育】野球のプレー人口と坊主頭の関係

近年、高校野球の人口は減少してきていると言われる。私たちの周りには「坊主頭にするのが嫌だ」という理由で高校から野球をやめた人がいたので、高校野球の人口減少と坊主頭が関係しているのではないか研究した。

O-31B【体育】スポーツにおいてのメンタル面について

今までスポーツの試合の緊迫した場面であまり自分のベストパフォーマンスを出すことができなかったことから、プレーするときの考え方の違いが実際のプレーのどう影響するのか、メンタル面について研究した。

O-32B【体育】自分の一番良いコンディションを調べる

思うようにプレーできた日とできなかった日では何が違っているのか疑問を持った。そこで、毎日記録を取りどのような条件で自分のコンディションをよくすることができるのかを研究した。

O-33C【体育】ルーティンとパフォーマンス

スポーツの試合において、緊張からミスしてしまったり、良いパフォーマンスができないといった悩みを改善するために多くの選手が取り入れているルーティンについて研究した。

O-34C【体育】スポーツと体の関係

「パワーで劣るアジア人が・・・!」「アジア人初!」といった言葉はオリンピックなどでよく耳にする言葉だと思う。しかし日本人でも世界で活躍するアスリートがたくさんいる。そこで私は、アジア人が身体的に劣っているという固定観念を覆すために本研究を行った。

O-35C【体育】50m走 ~速く走れるフォームとは~

スポーツテストや体育の授業で行う50m走。速く走りたいと思っているのは私だけではなくみんなも思っている事だと思うので、その答えを見つけるためにこの研究を行った結果、身長が高い人はストライド走法で走ると速くなり、身長の低い人はピッチ走法で走ると速いことがわかった。

数学ゼミ

O-36A【数学】バスケットボールの発射角

フリースローにおいて、シュートがより入りやすくするために、ボールがゴールに入る時の発射角の範囲を調べる。ボールの軌道を放物線に見立てて、その2次関数から発射角を求めた。

O-37A【数学】和算を使ったゲーム

日本独自に発達した和算に興味を持った。和算では現代の数学とは異なる発想や考え方を用いており、実生活でも様々な人に使われてきた。和算を多くの人に知ってもらうため、現代でも馴染みの深いナンプレとを融合させた新しいゲームを作成した。

O-38B【数学】モーリーの定理の四角形への拡張

一般の三角形において成り立つモーリーの定理というものがある。この定理と同じ操作を四角形に適応させるとどうなるかということについて調べた。一般の四角形において成り立つ性質は見つからなかったが、一部の四角形についてはある程度面白い性質が見つかった。

O-39B【数学】誰もやっていない方法で三平方の定理を証明する

誰もが知る三平方の定理。その証明方法は多数存在し、自分も”誰もやっていない方法”で証明できないかと思い、証明を試みた。取り組む中で、柔軟に考えたり、うまくいく要因は何かを考えたりする力が付き、さらには、根気強く取り組み、結果を出せたという自信も得た。

O-40C【数学】新しい倍数判定法を作る

まず、ネットにない独自の新しい倍数判定法を作ることを目標とした。なるべく簡単に、そして速くできる実用的なものを作ろうとした。結果的に、2桁の倍数判定法を作れたので、それを拡張し、さらに素因数分解までできるようになれたらいいと思う。

O-41C【数学】次元拡張による図形の考察~立体三角形・立体四角形~

<3次元は私たちの住む世界、4次元は私たちの住む世界とは別の世界>といった安易な説明ではよくわからないと思うところから、この研究が始まった。様々な次元における点、辺、面などの数を一般化することを目的にする。詳しく数を調べることで、三角形・四角形は一般化できた。

生物ゼミ

O-42A【生物】カタバミとシロツメクサの多葉の出現条件・確率

本研究では、屋内実験と屋外実験の2つを行って小葉を4枚以上持つ「多葉」のカタバミ、シロツメクサそれぞれの出現条件・出現確率を調べ、比較した。見た目は似ているが進化系統樹上ではあまり近しい種ではない2種であるが、それぞれの多葉の出現に関してどのような差異が見られたか報告する。

O-43A【生物】歯ブラシは歯をみがく最適な道具なのか

この研究は歯ブラシにかわる新しい歯の洗浄道具を見つけることを目的とし、歯磨きをめんどくさがる人に新しい歯の磨き方を提案することを意義として世の中にある道具を用いて歯を磨いた。結果は、歯ブラシにかわる有用な歯の洗浄道具は見つけられなかった。

O-44B【生物】世界を救うミミズ!

お堀の水中に生息する微生物を雑食であるシマミミズに摂取させ、糞を分解者が分解することでたい肥を作ることができる。また、お堀に生息する微生物を用いることで、お堀の富栄養化による水質汚濁を改善する。

O-45B【生物】嘘は暴くことができるのか

血圧、心拍、時間、自律神経失調症、発汗量に着目し嘘との関係性を調べる。

O-46C【生物】靴の臭いを消す効果について知る

この研究では靴の臭いを抑える殺菌効果があるとされる方法についてどの程度効果があるのかということについて調べる実験をしている。研究方法は寒天培地に靴の中の菌を薄めて培養し、その上に10円玉やアルミホイルを置き、菌の増え方を見ることで効果の度合いを知るというものである。

O-47C【生物】睡眠障害 ~夢遊病とは~

夢遊病とストレスや遺伝との関係をアンケートをとって調べ、夢遊病の具体的な原因を調べる

化学ゼミ

O-48A【化学】トウガラシの辛さをはかる

唐辛子の辛さ物質であるカプサイシンの定量を吸光度計や中和滴定を用いて行った。カプサイシンの抽出方法を、カプサイシンの構造に着目して、酸・塩基の中和反応を利用して純度の高いカプサイシンが抽出できる方法に改良した。高校化学の範囲の知識を活用した研究・実験内容です。

O-49A【化学】茶葉から抽出されるカフェインをコントロールする。

日本人の摂取するカフェインの半分はお茶由来である。吸光度から検量線を作成し、お茶の淹れ方とカフェインの濃度の関係を調べた。より正確な値を求めるため、吸着剤を利用した。家で淹れるお茶のカフェイン量を調節する方法を調べ、健康を考えたり覚醒作用を活用するきっかけにできないかと考えた。

O-50B【化学】析出する銀樹は温度と濃度によって変化するか

雪の結晶のような美しい姿の銀を見たことはありますか?私たちは金属樹を生成するときの温度と溶液の濃度の変化が、金属樹にどのように影響するか研究しました。

O-51B【化学】ナッツオイルをつかったハンドクリーム

市販のハンドクリームは価格が高く、私たち学生には手の届きにくいものも多い。そこで私たちは蜜蝋とナッツオイル(サンフラワーオイル、マカダミアナッツオイル、オリーブオイル)だけを使ってハンドクリームを作り、その保湿力を比較した。

O-52C【化学】髪の毛をダメージから守る

アイロンによる髪のダメージを防ぐスタイリング剤を安く作るために、髪を守る成分を調べ、キューティクルにどのような効果があるか顕微鏡で観察した。効果の見られた成分を使用してオリジナルのスタイリング剤を作り、髪の傷みに悩んでいる人を助ける。

O-53C【化学】香り成分に殺菌効果はあるのか!?

この研究では香り成分に効果があるのかについて研究した。実験ではヨーグルトの乳酸菌を使い、中和滴定で効果の有無を調べた。今回はユーカリのアロマオイルとレモンのアロマオイルを用い、液体で使用したときと気体で使用したときとで比較した。

物理ゼミ

O-54A【物理】1 km先まで音を届かせるためには...

実験より、張力と発信源の音の大きさを一定にしたときの糸電話の距離と音の減衰量を測定した。この結果より、糸電話を用いて1km先まで音を届かせるために必要な最小の発信源の音の大きさが分かった。

O-55A【物理】直方体の立つ確率

直方体の側面と底面の面積の比を変えたときの直方体が立つ確率の関係を明らかにすることを目的とした。仮説として底面積と側面積の比及び底面の周辺の長さと側面の周辺の長さの比で計算した値は、実験結果とは大きく異なっていた。直方体が立つ確率は、面積比・周辺比の単純比ではないことが分かった。

O-56B【物理】形状と表面張力の関係

水と接触する形により、表面張力の大きさが変わると考えた。表面張力の測定は困難なので、重力と浮力の差が表面張力の合力であると仮定し、実験をした。結果、形状は五芒星から五角形に変えるほど、表面張力の合力が大きくなり、水と接触する形状が円に近いほど表面張力の合力が大きくなると分かった。

O-57B【物理】光の揺れと水の温度の関係

光をお湯に通すと光が揺れるので、その揺れ幅から水の温度を明らかにすることが目的である。実験の結果から、水が一定の温度のときの光の揺れ幅が同じであることが示され、水の温度変化と揺れ幅に関係があることが分かった。これらより、光の揺れ幅から水の温度を明らかにすることができた。

O-58C【物理】ダイラタンシー流体による衝撃吸収

ダイラタンシー流体の性質から、その衝撃吸収能力が高い片栗粉と水の質量比を明らかにすることを目的とした。実験結果より、3種類の片栗粉によって、能力が高い比が異なることが示され、衝撃吸収には馬鈴薯澱粉を水に対して、1.5倍の質量を入れるのが最適であることが分かった。

O-59C【物理】暗記に適している色は?

色と暗記力の関係を明らかにすることを目的とした。試行テストの結果より、緑、橙、青色がマーカーが点数が高いことが示された。よって、勉強するときには、波長が500~610nm程度の青、緑、黄、橙色のマーカーを使うことが適当であることが分かった。

情報ゼミ

O-60A【情報】Webデザインのレシピ~岸コレサイトのアップグレード~

「新しい岸コレのサイトを作ること」を目標とし、大学生(岸高OB)の方を招き、HTML・CSSを用いたサイト製作を開始。コーディング班とデザイン班に分かれて作業を行った。しかし、技術不足、時間不足により目標を「現在ある岸コレのサイトの改善」に変更し、シンプルで見やすいサイトを製作した。

O-61A【情報】動きのあるWebページ~岸高手帳のアプリ化をめざして~

「岸高手帳」のアプリ化を最終目標とし、その過程でプログラム言語を学ぶため、「現在ある岸コレのサイトの改善」に携わる。「岸高手帳」では、骨組みは概ね完成したが、動きのある機能を搭載することはできなかった。「岸コレのサイト」では、写真のスライド機能やポップアップ機能などを追加することができた。

O-62B【情報】コンピュータを用いた建築物の設計と考察

情報技術の発展により、建築物の設計も「手書き→コンピュータ」に移り変わった。そこで、「ARCHICAD」という設計ソフトを用いて、実際にコンピュータ上で建築物を製作した。製作過程において、手書きでの設計との違いを比較し、考察した。

O-63B【情報】バク転YouTuber

「バク転をしたい」という人のために、バク転動画教材を製作し、YouTubeに投稿することを目標とした。従来のバク転の解説動画を見比べ、その中からよい点のみを抽出。要点や練習方法、失敗例などを加え、自身のバク転動画を組み込んだ動画を製作した。今後YouTubeに投稿する予定である。

O-64C【情報】仮想環境の構築とハッキング

「VirtualBox」という仮想化ソフトを用いて、MacOS上に「Kali-linux」というLinuxOSを仮想空間として構築し、windows7のハッキングを行うことを目標とした。意図的に脆弱に作られたLinux仮想マシン「Metasploitable」を使った遠隔操作は成功した。

O-65C【情報】Webサービス「Answer Box」の設計と製作

学校内で教師と生徒をあらゆる質問で結びつけるために、Web上で動作する質問と回答を目的としたプラットフォームを製作することとした。さまざまなプログラミング言語でのアプローチにより製作した。

ポスター発表 @体育館

体育館でポスター発表を行います。発表グループをA・B・Cの3つに分けます。25分の間に何度も発表を行います。交代の時間を5分とします。

※見学者は25分の間、複数の発表をきくことができます。

【前半】

A:09:00~09:25 B:09:30~09:55 C:10:00~10:25

【後半】

A:10:45~11:10 B:11:15~11:40 C:11:45~12:10

発表会場 配置図

タイムテーブル