2026年3月4日(水)更新
1月30日(金)に大学院栄養科学専攻博士後期課程の博士論文公聴会が、2月2日(月)には同博士前期課程の修士論文発表会が開催されました。
栄養科学専攻としての博士論文公聴会は、初めての開催になります。
3年前、栄養科学科の設置と併せて新設された栄養科学専攻の一期生として入学した3名が、大学院での研究活動の集大成として、これまでの成果を30分間の持ち時間の中でまとめ発表しました。
30分という時間は長いようで、これまでの研究結果を全て報告しようとすれば到底足りず、限られた時間の中で、どのデータを使いどのようにストーリーを展開すれば自身の研究成果を最大限に伝えることができるのか、こうしたプレゼンテーションの力も腕の見せ所になります。研究内容は三者三様でしたが、それぞれこの30分間の発表の裏側に、示したデータの何倍もの条件検討や検証データが存在している、そんな背景が伝わる発表でした。
発表が終わると続いて20分間の質疑応答の時間が待ち受けます。ここでの質疑応答は「一問一答」ではありません。「ここの結果についてもう少し詳しく教えてほしい」、「追加でこのような検証をしたことはある?その場合にはどうなるのか教えてほしい」、「このデータからでは果たして本当にそうだと言えるのか、どう考える?」、「今後はどのように展開、発展していくのか、考えを聞かせてほしい」など、学生の返答に対してさらに疑問が投げかけられます。学生自身もこれまで自分が進めてきた検証結果を思い出しながら、また変化球のような質問にはデータだけでなく自身の経験や知識をフル活用し、白熱した議論が展開されていました。
公聴会は最終審査の場ではありますが、こうした多方面の分野の先生方との議論はこれまでの自身の研究を見直すだけでなく、次のステップでも必ず活きてくるはずです。
一方、博士前期課程の修士論文発表会では、2期生の12名が2年間の研究成果をそれぞれ発表しました。
今年度の発表会も幅広い分野の研究課題が集まり、ヒトを対象とした研究分野では、食事のタイミングと睡眠との関係を明らかにする研究や、運動選手のパフォーマンスや練習環境、疲労に着目して特定の栄養素の摂取状態や血液中の栄養素量との関係、特定の飲料摂取が及ぼす影響などをテーマにした研究、基礎研究分野では、乳酸菌の機能性評価に関するテーマや、がんをはじめとする生活習慣病あるいは免疫機能に対するビタミンや植物由来機能性成分の影響を明らかにするテーマなど、まさに栄養科学専攻の3つの特徴を体現した発表会となりました。
また、今年度は外部評価委員の先生方にも参加していただき、質疑応答では学術的な内容に加えて、「初めて聞いた第三者の視点」から率直な疑問も投げかけられました。研究活動では、専門知識や技術の習得に加えて、研究成果を社会に還元するために他者に正確に伝えていくこと、いわゆる実践的能力も身につけていく必要があり、これは栄養科学専攻のディプロマ・ポリシーの一つでもあります。短い質疑応答の時間の中でも、自分たちが取り組んできた研究課題の立ち位置や位置付けを再認識することができなのではないでしょうか。
社会に出ると、「これまでどのような研究活動をおこなってきたのか」、そんな質問もきっと多くあるでしょう。その時こそ、栄養科学専攻で学び身につけた力を発揮する時です。
博士後期課程の皆さま、博士前期課程の皆さま、お疲れさまでした。
博士論文公聴会:発表の様子①
博士論文公聴会:発表の様子②
博士論文公聴会:発表の様子③
博士論文公聴会:質疑応答に答える発表者①
博士論文公聴会:質疑応答に答える発表者②
修士論文発表会の様子①
修士論文発表会の様子②
修士論文発表会の様子③
修士論文発表会の様子④
修士論文発表会の様子⑤:フロアの教員から質問を受ける発表者
修士論文発表会の様子⑥:外部評価委員の先生との質疑応答
2026年2月4日(水)更新
1月31日(土)に校外実習報告会が開催され、栄養科学科3年生が昨年8〜10月に行った校外実習(5日間)の経験を、一人5分で報告しました。実習先での業務や印象に残った出来事に加え、ご指導のもとで学んだ衛生管理の徹底、配膳の正確さが安全に直結することなど、現場で実感した学びが語られました。会場では1・2年生から具体的な質問が相次ぎ、学びが次の学年へつながる時間となりました。
ご指導いただいた実習施設の皆様への感謝が随所に見られ、将来を考えるきっかけになった発言もあり、学生たちの成長を感じた報告会でした。
司会や質疑応答の運営も学生自らで担当しました。会場にはほどよい緊張感が漂い、発表が終わるたびに安堵の空気と大きな拍手が広がっていました。準備を重ねてきたことが伝わる一場面です。
言葉だけでなく動きでも伝えようとする姿から、実習で得た気づきの大きさが感じられました。
先輩の言葉とスライドを真剣に見入る姿が印象的でした。発表内容を自分の学びに引き寄せながら聞き入っている様子がうかがえました。
「実習前に準備すべきことはなにか?」など実践的な質問が多く出ました。発表者からは「座学・実験実習の復習」「包丁さばきの練習」など具体的な助言が返され、経験が次の学年へ受け継がれていく場面が見られました。
報告会後、学科全員が学内ホールに集まり、進学ガイダンスを受けている様子。学年を超えて、一堂に会するのは初めての機会となり、会場には達成感とにぎやかな雰囲気が広がっていました。先輩の経験が後輩へつながり、次年度の実習がさらに充実することを願います。
2026年1月7日(水)更新
あけましておめでとうございます。
今年で4年目に入る栄養科学科。いよいよ1年生から4年生が揃う年となります。
3年前に入学した一期生もあっという間に4年生に。
今年もまた、栄養科学科の新たな1ページの幕開けです。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
*写真は赤羽台キャンパスの恒例行事となった12月のイルミネーションの様子
2025年8月21日(木)更新
オープンキャンパスを前日に控え、各実験室では体験企画の打ち合わせと準備が進められています。
体験企画には学生スタッフも加わり、担当教員と一緒にデモンストレーションをしながら当日の動きを確認しました。
今年のオープンキャンパスでは、恒例の体験企画に加えて模擬講義も開催され、より一層、栄養科学科の様子を感じることができるプログラムになっております。
暑い中でのオープンキャンパスになりそうですが、ご参加お待ちしております。
1日目の体験企画のデモンストレーションをする学生スタッフ
2025年7月31日(木)更新
梅雨明け以降、連日暑い日が続いている東京都内。
そんな中で、赤羽台キャンパスでは期末試験期間に入りました。
春学期の全15回の講義・実習を終え、試験やレポート課題を通して自身の学びを振り返る大切な期間です。
キャンパス内を歩いていると、図書館に出入りする学生やラーニングサポートセンターを利用する学生も多く見られ、一人一人、それぞれのペースで学習に励んでいます。
期末試験期間が終わると夏休みを迎えますが、栄養士の資格取得を目指す3年生はいよいよ校外実習が始まります。
これまでの講義や実習で得た学びを土台に、実習先でも大いに力を発揮できることを願います。
キャンパスの外では夏空が広がり、学生を応援するかのようにセミの声が鳴り響いています。
連日の暑さの中、キャンパスの中では試験に集中する学生の姿が見られます
学内での実習の経験を土台に、校外実習がいよいよ始まります
2025年6月17日(火)更新
本日は、栄養科学科2年生の「大量調理マネジメント(実践)」の授業にお邪魔して試食をいただきました。
本日の献立は、ご飯・根菜スープ・鶏肉の南蛮あんかけ・野菜サラダ・杏仁豆腐。南蛮あんかけの絶妙なとろみ具合、南蛮酢の酸味と甘さのほどよいバランス、蒸し暑いこの時期でもさっぱりと食べることができ、美味しくいただきました。
本日班長を務めた学生に話を聞くと、大変だった工程は野菜サラダのレタスをちぎること。55食分の大量のレタスを均等にちぎることが思いのほか苦労したそうです。「レタスをちぎる」、普段の調理工程ではあまり意識しないことも、大量調理の現場では勝手が異なることに気が付いたようでした。
また、提供する際に、一皿一皿、個数や重さを量りながら丁寧に、慎重に提供する姿も印象的でした。これも大量調理の実践ならではでしょうか。
美味しいお昼のひと時をごちそうさまでした。
※「大量調理マネジメント(実践)」の授業については、講義・実習の様子(2024年度)で4回にわたって掲載しています。
2025年4月5日(土)更新
新年度初日から続いた雨が止み、春らしい青空が広がった昨日、栄養科学科の新入生に向けた学科ガイダンスが開催され、学科の教員と新入生の初顔合わせとなりました。
冒頭の宮越雄一新学科長のご挨拶では、栄養士の資格取得を目指す上での学習分野について具体的に触れながら、『「人体の構造や体内での栄養素の働きを理解すること」、「食品の成分や栄養素、食品の特性を理解すること」、「調理科学と技術を学び、また大量調理の考え方を身に付けること」、これら3つの分野が栄養士資格取得を目指す上での土台になります。こうした学習分野も意識しながら4年間頑張りましょう』とメッセージが送られました。
また、ガイダンスの中で、教務委員の先生から授業の履修登録や資格取得についての説明が始まると、いよいよ大学での学びが始まるという期待感と、少しの緊張感も垣間見え、そんな新入生の様子を見ながら私たちも新年度の始まりを改めて実感しました。
近年注目されている「健康スポーツ科学分野」ですが、それは同時に、同じ分野を目指す学生が全国で多数いることを意味します。健康スポーツ科学部「栄養科学科」での4年間の学びの中で、皆さんが自分の強みを見つけ、自信を持って飛び立てるように、私たちもサポートします。一緒に頑張りましょう。
栄養科学科、3年目のスタートです。
今年度もよろしくお願い致します。
PC教室で画面を共有しながらガイダンスが行われました