このサイトは、新型コロナウィルスの影響で、大学での授業ができなくなり、学生たちがオンラインで授業を受けざるを得なくなった、2020年4月頃に作成しました。当時は、オンライン授業を受ける体制(PC環境や回線契約状況)が整っていない学生が一定数おり、Zoomなどのリアルタイム配信で授業を行うことはもとより、動画をオンデマンド配信することも控えたほうが良い状況でした。龍谷大学としては、高精細な凝った動画を配信するよりも、学生の通信環境に負担をかけない授業運営を志向する方向でオンライン授業をスタートしました。2020年夏頃には、学生側のオンライン授業受講環境は大幅に整ったので、以下の内容は不要になりましたが、試行錯誤した記録として残しておきます & 新入生ゼミの担当教員チームの取り組みが、ICT教育賞を受賞しました!(2021. 春)
高精細な動画配信が自由にできれば良いのですが、それが難しいときにどうするか考えました。「音声を聞きながらPDFを自由に見る方法」が解決策の一つになるかもと思いました。
リアルな授業でも、先生の話を耳で聞きながら、教科書は少し前を読み返したり、先を読んだりすることが多いと思います。以下の方法は、そのリアル感を再現できます。
説明動画は、回線に負担をかけないように最大限圧縮したため、見づらくて申し訳ありません。6以下につけた補足ページには、短時間ですが比較的鮮明な動画があります。合わせてご参考にして下さい。
すべての動画は、学外からも見えるように設定しています。リンクをクリックして動画が見えている時のURLをmanabaなどにコピーペーストしていただくと、学生さんからも見えるように作っている(はず)です。
内容をご使用されるときに石原にお断りいただく必要はありませんし、僕自身もいろんな方法を試みる予定ですが、現時点ではこういう方法をとっています(石原)。
学生側でもオンライン授業を受講する回線端末状況が十分に整備されたと判断して、現在は資料PDFとオンデマンド動画による配信をしています(2020. 7. 3)。
この方法が難しい場合でも、
ボイスメモで録音したファイルの拡張子.m4a(半角ドット エムフォーエー)を、
.mp4(半角ドット エムピーフォー)に書き換えるだけでOKです。
少なくとも、それだけはやってあげた方が良いです
manabaが混雑しているので、動画素材はGoogle Drive@龍谷大学におきます。
しかし、音声ファイルはGoogle Drive@龍谷大学に置くとバックグラウンド再生の操作が煩雑(下の動画参照)なので、
・圧縮をして小さいファイル(3MB以内)をmanabaに置いています。
・音声ファイルをGoogle Drive@龍谷大学に置くなら、音声ファイル1本(分割しない)にする方が良いと思います(4/28追記)。
学生がスマホで、Google Drive@龍谷大学においた音声ファイルをバックグラウンド再生しながらPDFをみる方法は、以下のように少し煩雑です。
Google Hangouts Meetにて、曜日と時間を設定してオンラインオフィスアワーを行うことにしました。
URLを担当している全ての授業の掲示板で公開すると、質問のある学生がコールしてきます。学生の生の声を聞けるので、掲示板でのやり取りよりも短い時間で互いに納得できるやり取りができると思いました。
iPhoneとAndroid用のマニュアルを添付しました。他に原因がある時にはアップデートします(石原)。
スマホで資料PDFを見ながらバックグラウンドで音声ファイルを再生する様子です。
1分ほどの動画です(クリックすると別ウインドウで開きます)。
*Androidでの動作検証しました。音声はChromeで再生できます。PDFはAndroid標準アプリ「File」の中にPDFが保存される点がiPhoneでの動作との違いです(動画準備中)。
*この方法で講義を準備される際には、音声はmp3形式に変換することを推奨します(iPhoneの場合、manabaに埋め込んだ音声をクリックするだけで再生するためには、mp3形式のほうがトラブルが起こりにくいためです。
(石原)
講義資料をすべてパワーポイントにしている先生には無縁ですが、色んな方法で資料提示されている先生には、以下の方法が使えるかもしれません。
1)音声は、iPhone付属のイヤホン(マイク付属です)をつけて、音声をiPhone付属の標準アプリ「ボイスメモ」で録音する。
音声ファイルの録音はこうすると、途中で失敗したら一時停止して、好きな位置に戻って重ね録音して長い時間でもスムーズに録音できます(クリックすると別ウインドウで開きます)。
【補足】最近のMacにはボイスメモアプリが搭載されていて、iPhone版とほぼ同様の操作で録音できます。MacでもiPhoneでも、あらかじめ「おやすみモード」にして通知を切っておくと、余計な音が入る心配が少なくなると思います。
2)PCの画面を要所要所でスクリーンショットを撮る(コマンド+Shift+3で画面全体が、コマンド+Shift+4で範囲を選択して撮影できます。)。
3)画面上に撮影した時系列に沿ってスクリーンショットができるので、Macの標準付属アプリ「Preview」でまとめて開いて、ファイル>印刷>左下の「PDFとして保存」とすると連結されて1個のPDFファイルになる(以下動画での説明)。
https://www.facebook.com/kenichi.wakita/posts/2901669889900851
石原先生が音声およびPDFの圧縮方法について紹介してくださったのでここでも紹介します(朝見)
以下の圧縮方法で、PDFと音声で77MBが11.4MBになりました。
1)PDFの圧縮について
カラー画像の多いPDFは、圧縮が有効でした。
Macに標準で付属しているアプリ「Preview」でPDFを開いて、ファイル>エクスポート>「Quartz Filter」を「Reduce File Size」にすると、20MBのPDFファイルが1.3MBになりました。写真は粗くなりますが、文字などは全く大丈夫だと思います。
2)音声の圧縮について
iPhoneに標準的に付属しているアプリ「ボイスメモ」での録音をさらに圧縮して音質を落としても、講義の音声だったら全く問題ないと思います。
この方法(https://blog.4star.link/?p=1644)で、iTunesだけを使って、64kbpsに圧縮します。音質に違和感は感じません。10分間、20MBくらいのファイルが3MBくらいになります(動画準備中)
実験実習など、動画を配信する際の圧縮は、横幅480あらため640ピクセルに圧縮しようと考えています。2分の動画で8MBくらいです。どのようにコンテンツを準備するのが良いのかは、授業のスタイルごとに、また学生の反応を掲示板などで見ながら修正していくしかないですね。
学生が課題を写真で提出するときに、写真の容量(サイズ)が大きすぎるときは、LINEを使った方法で圧縮してもらっています。
LINEで自分しかいないグループを作って、そこに送る方法です。受け取った写真はサイズが圧縮されています。
短い文章だけど、添削には非常に長時間がかかりそうなとき。そんなときは、Google Hangouts Meeetで録画しながら添削します。添削終了後に、録画ファイルのURLを学生に示すと、最終的な添削物だけでなく、どれくらいの時間をかけて言葉を取捨選択して、試行錯誤した結果の添削物として学生に渡っていることを伝えることができます(悩んでいる顔も)。
ただ、この方法は回線に負担をかけるので、Macの標準機能で画面録画(Shift+option+5、比較的新しいOSなら搭載している機能です)か、QuickTime Playerで画面録画して、圧縮してGoogle Drieに共有する方が良いとは思うのですが、それほど頻繁に行うことではないので、上の方法を使わせてもらってます。
manabaを開くと、担当授業がたくさんあります。並んでいる順番も非常に使いにくかったりして嫌になります。
僕は、manabaをブックマークするときに「コース」を選んで、「リスト」を選んだ状態でブックマークしています。下図の左になります。右が元の状態です。
さらに、各科目(コース)の主要なものをそれぞれブックマークしておくと、極めて使い勝手が良くなります。