湘南ミサワホーム」の欠陥チェック

「湘南ミサワホーム」で建てたあなたの家は大丈夫でしょうか?

すぐにあなたもチェックしましょう!

あくまでも「湘南ミサワホーム」によって施工された私の家の場合です。

「湘南ミサワホーム」の全てに施工不良があるとか言うことではなく、ましてや他の「〇〇ミサワホーム」や、(TVでCMを流している)「ミサワホーム」とは直接の関係はありません。(「湘南ミサワホーム」と、他の「〇〇ミサワホーム」や「ミサワホーム」とは基本は異なる会社です)

(1)キッチン排気ダクトの断熱被覆をチェックしましょう

2世帯住宅で、キッチンは2か所でしたが、ご丁寧に2か所とも排気ダクトに防火被覆は巻かれていませんでした。排気ダクトも錆びています。

(確認方法)換気扇の前面パネルのネジを外すと簡単に確認できます。

火事になる恐れがあり、補修してもらったものがこちらです。

(2)床下防水シートをチェックしましょう。

床下防水シートはあちこちでめくれ、固定もされていません。防水の役目を全く果たしていません。

(確認方法)床下収納の容器を持ち上げると床下を簡単に確認出来ます。見える範囲で仕事が丁寧にされているかの判断は付くと思います。

(3)24時間換気システムの吸気口をチェックしましょう。

吸気口が閉じていて換気されていない状態でした。換気システムのお手入れの時に、吸気口の一番外側のフィルターの汚れが付かなくなっていることはありませんか。熱ヒューズが切れて吸気口が閉じると吸気されないので汚れも付きにくくなります。

正常に開いている吸気口は、こちらです。

(確認方法)家の外側から直接目視出来ます。高いところにある場合は明るい日中に双眼鏡やズームカメラなどを使うと良いでしょう。

換気ファンのメーカーの説明書には、熱ヒューズは交換部品だから換気ファンは交換可能な場所に設置して下さい。と記載がありますが、湘南ミサワホームは足場を組まないと交換できない場所に換気ファンを設置していました。足場設置費用はざっくり10万円とのことでした。

(4)床材にきちんと釘打ちがされているかチェックしましょう。

床鳴りや、床の不陸(凸凹)は大丈夫ですか?私の家は新規引き渡し時から、玄関の床鳴りがあり小さな穴を開けて床材のしたに接着剤を流し込む処置をしました。

リビングの床は、やはり引き渡し時から何となく凸凹していました。人間のやることですので多少の不具合はあるかと考えていましたが、経年的にリビングの床の凸凹は大きくなり、凸の部分を踏むと「バコン・ベコン」と床鳴りがするようになりました。

(確認方法)左の装置はホームセンターなどで700円程度で購入できる、床下や壁などの金属(釘)を磁石の動きで探せる道具です。

これにより、私の家の床の区画の8割ほどは、床材パネルの釘打ちが不十分な状態であることがわかりました。

床鳴りや、床の不陸(凸凹)がある方は要チェックです。

(5)天井断熱材の施工具合を確認しましょう。

(確認方法)天井点検口から断熱材の施工具合を確認してみましょう。天井点検口の上にも断熱材が敷かれていますが、ずらせば覗けます。

断熱材が隙間なく整然と施工されていれば一安心。

一見して「適当に置いただけ」であれば要注意です。

左の写真は屋根裏の施工具合の写真です。断熱材が一見して「適当」に施工されていることがわかります。

(費用は掛かりますが欠陥検査会社で赤外線カメラで壁や天井の温度を確認してもらうと断熱施工不良がわかりやすいです。)


以下はその施工不良内容です。この1枚の写真だけでも多くの施工不良があります。

下がり天井の垂直部の断熱材の未施工。

左側が少し天井高さが低くなっている部分です。

矢印で示してあるのは石膏ボードです。この部分に断熱材施工されていません。室内壁紙→石膏ボード→天井裏空間となっています。冬は寒かったです。

断熱材と天井の間に隙間あり。

何の意図かわかりませんが、断熱材を紐で括ってます。そのせいで、断熱材と天井石膏ボードの間に隙間が出来ています。つまりこの部分も断熱されていません。

ロックウール断熱材の取り扱い不良。

ロックウール断熱材は防湿フィルムと透湿フィルムで挟まれています。2重に重ねる場合も防湿フィルムが室内側になります。(右側の白い下地に橙色で文字が印刷されている面が防湿フィルム側です)

透湿フィルムが内側に来るように1枚の断熱材を折り曲げて乗っけていますが本来の性能は発揮されません。

そもそも折り曲げているので間に隙間が出来ているので2重の断熱効果も期待できません。