豊四季台団地エリアでは、これまでハード面の再開発が進められ、いよいよその終盤を迎えようとしています。

しかし、まちが本当に豊かに“再生”するためには、建物やインフラといった形ある整備だけでなく、そこに暮らす人々の営みや関わり——つまり「ソフト」の力が欠かせません。

そうした中で、これまでの「D51ふれあいまつり」などを通じて見えてきた地域のプレイヤーや表現の芽を、より多くの人と共有し、次なるまちの魅力につなげていく場として企画したのがこの「まちみち文化祭」です。

「まちみち」という名前には、「まち=暮らしや営みの積み重ね」「みち=人と人、場と場をつなぐ道」という2つの意味を込めています。

そしてこの文化祭は、その“まち”のなかにあるさまざまな“みち”を歩くように、文化や表現、人との出会いを楽しめるような、開かれた場を目指しています。

特に今回は、公園などの公共空間を会場とすることで、子どもや若者など、これまで文化祭に参加しづらかった世代も巻き込みながら、まちの文化的な広がりとつながりを実感できるような場の創出を図ります。