長野電鉄の全24駅 下車の旅
~ 全駅降りて駅とその周辺の見どころをレポート ~
執筆者: 4代目 HP管理人 函箱
~ 全駅降りて駅とその周辺の見どころをレポート ~
執筆者: 4代目 HP管理人 函箱
長野電鉄は長野市から山ノ内町を結ぶ地方鉄道である。
私が幼い頃によく親と一緒に色々な駅に降りたものである。
長野電鉄-長野線とは
現在残っている長野電鉄長野線は長野駅の地下から始まり、須坂市・小布施町・中野市を経由し、山ノ内町の湯田中駅までつながる鉄道路線である。全長33.2 kmで普通列車だと長野駅から湯田中駅までの所要時間は1時間15分ほど。都市の地下からはじまり、都市部、田畑、果樹園を抜け温泉郷に至る。長野県内の主要な観光地(利用者数2位善光寺、3位志賀高原、14位湯田中渋温泉郷)のアクセスポイントにもなっており、観光を支えている。また沿線上には多くの学校があり、地域の学生に重宝されている。今回の旅ではどの駅に下車した時も必ず学生の乗降客の姿を見ることができた。長野電鉄では普通列車に加えて、ゆけむり・スノーモンキーといった特急列車も走っている。ゆけむりは小田急電鉄で活躍していた元ロマンスカーを、スノーモンキーはJR東日本で活躍していた元成田エクスプレスを譲り受けたものである。赤と白の個性的な車体が長野の青空と綺麗な山々に映え、とてもかっこいい! 各駅停車の車両も東急電鉄や東京メトロで使われていた車両である。
3000系
8500系
スノーモンキー
ゆけむり
全駅紹介
長野電鉄(長野線)は、計24駅あるが、一つの駅につき一つは語れることがあるはずと考え、全駅下車の旅を今回実行!
使用するのは長電フリー乗車券 大人2日用(2580円)。これを使用すれば2日間乗り放題。このチケットは特急列車の特急料金(自由席)を含んでいること。先頭車両の指定席には座れないことに注意が必要だが、自由席ならば座り放題。しかしながら、全駅を降りるため大変時間が限られ、今回の旅では特急列車のうちスノーモンキーには乗ることができなかった。その代償としてだが無事全24駅下車することに成功した! ちなみにフリー乗車券には1日用もある。
当日は以下のような行程になった。
1日目 権堂駅~都住駅(本郷駅、須坂駅を除く)、信州中野駅~信濃竹原駅の計15駅
2日目 長野駅~市役所前駅、本郷駅、須坂駅、桜沢駅~延徳駅、夜間瀬駅~湯田中駅の計9駅
以下、駅名・駅舎・周辺スポットを紹介する。今回の旅では時間の都合上赴くことができなかったが、ぜひ行ってほしいスポットについても記載しよう。
N1. 長野駅
長野駅の改札口
ながの(出発駅は地下にある)
北陸新幹線が発着するJR長野駅を出て、地下行のエスカレータで降りると改札口が見えてくる。ながの東急百貨店や駅ビルMIDORIと地下改札口はつながっており、列車はここから2kmほど長野大通りの地下を進んでいく。古い地下駅構内は、首都圏で利用されていた車両を使用しているのと相まって、昭和レトロなノスタルジックな光景となっている。
N2. 市役所前駅
しやくしょまえ(官公庁へのアクセスに)
駅から4分(260m)の距離に長野市役所がある。2015年竣工した比較的新しい庁舎である。老朽化や耐震性能・バリアフリー機能の向上を目的に改築された。地上の交差点で市役所と真逆の北西方向に直進(1.3km)すると長野県庁が見えてくる。 県庁舎は1968年竣工であり、昭和の大合併(1956年)や東京オリンピック(1964年)による地方経済の変革などによりちょうど全国的に事務所・庁舎の建設ラッシュがあった時期に建設された。
N3. 権堂駅
ごんどう(長電本社・権堂アーケード)
長野電鉄の本社ビルが近くにある。地下駅は隣接する地元スーパー綿半(昔はイトーヨーカ堂)の地下部分や地上部につながっており、地元民に古くから親しまれてきた権堂アーケード(権堂商店街)に出る。秋葉神社の前には権堂のシンボル「勢獅子」がある。アーケードの中らへんにあるレトロな映画館「相生座・ロキシー」は日本最古級の映画館と評されることがある(Wikipediaには日本最古と書かれていたが、上越市の高田世界観とで意見が分かれる)。この商店街を抜けた東側が公許遊郭であった鶴賀新地である。この地域の歴史は非常に興味深い。詳細は泊2号の横澤くんの記事を参照されたい。
N4. 善光寺下駅
ぜんこうじした(善光寺までは意外にも遠い)
「善光寺下」駅なのに善光寺までは非常に距離がある。その距離なんと15分(1km)。地上へ続く階段や通路には、長野電鉄沿線の名所を描いた絵があり思わず見入ってしまった。地上には長電が運営するスイミングスクールがある。善光寺下駅を抜けるといよいよ列車は地上部を走る。
N5. 本郷駅
ほんごう(デパートと合体した駅舎)
この駅はデパートと駅舎が合体している珍しい駅である。残念ながらデパートは2019年に全店閉店し、デパートがあった二階部分にいまは立ち入ることができない。長野県立大学や長野短期大学をはじめとした多くの学校が集中している地域なこともあって学生の利用が非常に多い印象。私が下車したときはちょうど帰宅ラッシュの時間だった。雨が降っていたがちょうどデパートが屋根の役割をしていた。
N6. 桐原駅
きりはら(名馬の産地 牧の里)
駅の周辺にある新興住宅地の名前が「桐原牧の里」である。この牧の里というのは奈良時代にこの桐原地区が全国有数の御用牧場があり、朝廷に名馬を献上していたゆかりの土地であったことが由来らしい。近くには桐原牧神社があり、3月8日に藁馬の行事を行っている。
N7. 信濃吉田駅
しなのよしだ(市施設の入ったマンション)
駅から4分(270m)ほど歩くと、しなの鉄道北しなの線の北長野駅が見えてくる。駅舎は大きく立派である。駅舎の奥に見えるマンション「ノルテながの」は連絡通路でつながっている。マンションには、長野市役所吉田支所や保健センター、児童センターなどの市施設が入っている。昨年までは近くに東急系の商業施設があった。この駅の先の区間で、北しなの線および北陸新幹線と立体交差する。乗降客数は長野駅・須坂駅に続いて第三位。
N8. 朝陽駅
あさひ(ここまでが複線区間)
年季が入っていそうな駅舎が特徴。高等学校の集中区間がそろそろ終わり、複線区間もここまでで。以降は単線である。令和元年に誕生した鉄道むすめ「朝陽さくら」の名前の由来にもなっている。名前の“さくら”は桜沢駅が由来。近くには長命寺というお寺がある。敷地が広く、巨大な鐘も印象的だった。
N9. 附属中学前駅
学校周辺には田んぼが広がる
ふぞくちゅうがくまえ(歩道橋で直接小学校内へ)
信州大学教育学部附属長野中学校と同附属小学校・特別支援学校の間に位置している。駅舎を出てすぐそばにある歩道橋「ゆめのかけはし」で直接小学校にアクセスできる。乗降客数は意外にも多く、信州中野駅、本郷駅につづいて第六位。 余談だが「附属」という漢字は非常に間違えやすい。北信地方で中学受験というとまず出てくるのがこの中学校。県内随一の長野高校への進学実績が非常に良い。
N10. 柳原駅
やなぎはら(水田に佇む神社)
長野市東端に位置する駅である。長野市民病院の最寄り駅であり、体育館や東部文化ホールが近くにある。駅のすぐ近くには長電が運営する介護施設「ハートネット柳原あやめの里」がある。この施設名にもある「あやめ」は柳原駅の近くに地域の人々に親しまれていたアヤメが咲いていたことに由来している。残念ながら今は見ることができない。またこの付近は田園風景が広がり車両撮影の絶好のスポットにもなっている。田園の中にたたずむ水内坐一元神社(みのちざいちげんじんじゃ)は良い雰囲気を醸し出している。 「坐」を敬って「みのちましますいちげん神社」と呼ばれることも多いという。
N11. 村山駅
むらやま(長野市と須坂市を結ぶ鉄道併用橋)
千曲川(信濃川)を超える鉄道道路併用橋である村山橋を渡り須坂市に入ってすぐに見えてくるのがこの村山駅である。鉄橋の近くには村山橋メモリアルパークがあり、2009年まで活躍した旧村山橋のトラスや親柱のモニュメントが展示されている。旧村山橋は1926年から80年余り利用され続けたが、老朽化と幅員が狭く交通渋滞が問題になったために現在の村山橋に架け替えられた。自動車と電車が並走しておりその姿は圧巻。今年(2025年)の10月3日オープンのイオンモール須坂までは約3 km。イオンモールまで長野電鉄を使って行くのは厳しそうである。1日目のお昼は村山橋の近くのデイリーヤマザキで買った「須坂」と大きく書かれたホイップクリームパンをいただいた。
N12. 日野駅
ひの(ヨーグレットの工場)
日野駅周囲には特筆すべきものがない。一つの駅に一つ語れるものがあるはずといいつつ早速困ってしまった。 右の写真の文字は元須坂市長が書いたらしいこと。待合室の壁のペンキの塗りなおしが近くの高校生らによって行われたということである。このように町の中で周辺の子どもたちの頑張りや活動成果を感じられることは非常にほほえましいことだと思う。
結局その他のめぼしいものは見つからず、村山駅行きの列車に乗車した。すると村山駅と日野駅の間、車内から「ハイレモン」や「ヨーグレット」という文字看板がついた工場を見つけた。後で調べたところこれらのお菓子を生産しているアトリオン製菓の本社工場であるという。残念ながら工場は写真におさめることができなかったので、かわりにヨーグレットの写真とGoogleストリートビューからとってきた画像を掲載する。個人的に好きなお菓子が須坂で製造されていると知って大変驚いた
余談。
現在, 長野電鉄では4種類の車両が走行している。うち3種類に乗車し、スノーモンキーのみお預けになってしまった。右の写真はゆけむりの最後尾の様子である。窓が大きく、雄大な山々をはじめとした沿線上の風景を楽しむことができる。とはいえ今回の旅で利用したのは須坂~小布施の一駅間である。
N13. 須坂駅
すざか(蔵の街)
須坂駅は、現在廃線となっている長野電鉄屋代線の始発駅でもあった。駅を出ると左手にイオン須坂駅前店がみえる。須坂市は「蔵のまち」と呼ばれ、蔵造りの建物が多い。余談だが、一部の廃墟マニアの中で話題になっていた須坂ショッピングモール パルムもこの近くである(YouTube上で実際に中に入っている人の動画が散見されるが現在は完全に立ち入ることができなくなっている)。もう少し歩くと須坂市立博物館や須坂市動物園、春に満開の桜を拝める臥竜公園が見えてくる。臥竜山は山の形が眠っている竜のように見えることが由来らしい。動物園にはカンガルーやトラなどが!個人的にはカビパラとプレーリードッグが可愛かった。臥竜公園から少し歩くと見えてくる旧上高井群役所にも訪問した。県内では珍しい洋風木造建築の庁舎である。町中には長野電鉄河東線(屋代線)の廃線のあとを見ることができるスポットがある。
N14. 北須坂駅
きたすざか(駅の周囲は工業団地と果樹園)
工業団地と民家、果樹園が広がる駅である。開業当時は豊洲駅という名前だったらしい。駅周辺の駐車場にて線路に使われていたと思われる鉄鋼が置かれていた。須坂は扇状地であり、ぶどう(ナガノパープルや巨峰)をはじめとしたフルーツの栽培が盛ん。駅周辺にも果樹園があり「フルーツ王国 須坂」の文字も見かける。この駅の先はいよいよ小布施町である。
N15. 小布施駅
おぶせ(栗と北斎と花のまち)
駅のホームには長野電鉄で使われていた2000系D編成が展示されている。小布施町は葛飾北斎が晩年に4年間住んだまちである。まち中には名物の栗を使ったお茶菓子のお店が多い。古い町並みが残されており散策していて非常に楽しかった。駅から歩いてすぐそばに役場や町立図書館がある。北斎館や髙井鴻山記念館、中島千波館など小布施町に縁をもつ人物に関する展示をはじめ多くの博物館があり、観光にも力を入れていることが伺える。私は髙井鴻山記念館を訪問し、彼の描いた躍動感のある妖怪画や書斎を見物してきた。その近くには栗の小径という遊歩道があり趣深かった。写真は駅の近くの待合室の北斎作 上町祭屋台天井絵。実物は北斎館でみることができる。
N16. 都住駅
つすみ(北斎の晩年の大作 岩松院の鳳凰図)
小布施も須坂と同様に扇状地であり駅周辺はりんご畑が広がっている。都住駅近くの名所に岩松院という寺院がある。この寺院の最大の見どころが本堂の天井に描かれた八方睨み鳳凰図である(写真は小布施駅にあったもの)。この作品は晩年の葛飾北斎によるされ、畳21枚分の大きさという圧倒的な大きさの絵である。また、この寺院は戦国武将 福島正則の菩提寺でもある。山の中であるにも関わらず外国人観光客も多く訪問していた。もっとも岩松院は都住駅から1.5kmと離れており、小布施駅から出ているバスで向かうのが無難だということを後から知った。
N17. 桜沢駅
さくらさわ(雄大な山々をのぞみながら中野市へ)
都住駅を抜けると中野市に入る。桜沢は2線ホームのため伝車の列車交換が行われる。今回の旅ではじめてスノーモンキーとご対面。駅周辺は延徳田んぼが広がり、雄大な北信五岳(妙高・斑尾・黒姫・戸隠・飯縄)をのぞむことができる。周辺にはキノコ工場がある。
余談。
地上駅には右の図のような白地に黒字で駅名(平仮名とローマ字)と隣接駅を示す立て看板がある。しかし桜沢駅のみ, そのようなデザインの看板がなぜか存在しない。青地に白字のもののみ見つかった。そのようなデザインの看板は全駅に存在するのか? 誰か検証してみて欲しい。
N18. 延徳駅
えんとく(童謡と唱歌のふるさと-中野)
中山晋平 作曲の「シャボン玉」や「てるてる坊主」、高野辰之 作詞の「故郷」や「春の小川」などは読者の誰しも一度は聞いたことがある童謡・唱歌であろう。この2人は中野市出身であり、彼らの記念館が中野市にある。うち中山晋平記念館が延徳駅の周辺にある。記念館に至るまでの道のガードレールには音符の装飾がされている。もっとも駅から記念館までは徒歩25分(1.5km)ほどであるので駅からはタクシーで行くことをお勧めする。ちなみに記念館が
N19. 信州中野駅
しんしゅうなかの(県庁舎があったまち)
中野市の中心市街地にある信州中野駅。実は信州を冠する唯一の駅らしい。駅付近には市役所や図書館などの公共施設がある。長野県唯一のトマト&オニオンやルートインホテルも進出している。「土人形の里」というキャッチコピーもあり土人形の伝統工芸が有名である。私が今回訪問したのは中野陣屋跡もとい中野県庁跡である。明治時代、わずか11カ月の間だけではあったが“中野県”が存在していた。中野県庁は現県庁所在地の善光寺町(現長野市)への移転の少し前、中野騒動(世直し一揆)のために焼失してしまっている。当時の名残をとどめているのは井戸・石垣・稲荷社だけである。「ながの」と「なかの」という名称も似ている2つの市が県庁所在地を経験しているという
N20. 中野松川駅
なかのまつかわ(バラ咲き誇る一本木公園)
市街地を避けるように大きくカーブし、停車したのは中野松川駅である。駅舎にはバラ祭りの様子をあしらったステンドグラスがはめ込まれている。このバラ祭りは毎年初夏に最寄りの一本木公園で行われる。850種3000株のバラが咲き誇り美麗な空間が広がる。私が訪問した時はやや時期がずれていたが、それでも綺麗なバラを見ることができた。敷地内には中野小学校旧校舎や野外ステージが併設されている。ちなみにこの区間の駅名がやたら長いのは、同じ名称の駅(中野駅、松川駅、竹原駅)とのダブりを避けるためであろう。
N21. 信濃竹原駅
しなのたけはら(国の天然記念物 十三崖)
駅舎はなんと築100年。しかし, 鍵がかかっており駅舎の中に入ることはできなかった。2面2線のホームであり、信州中野~湯田中間での唯一の交換駅である。そのため普通列車に乗ってると結構な時間、この駅で停車する。さらに怖いのが夜。列車が来ることを知らせる警報(アラート)が率直にいうととても不気味であった。列車を降りて農道を歩くこと25分(2 km)。夜間瀬川を挟んだ対面に十三崖が見えてくる。この崖は世界的にも非常に稀有であるチョウゲンボウの集団繁殖地として知られ国の天然記念物に指定されている。しかしここ数年は集団繁殖を観測できていないという。多くのチョウゲンボウが十三崖に戻ってきてくれることを祈るばかりだ。一方で北陸新幹線の高架などの人工物に営巣する個体が増えてきたらしい。毎年バードウォッチングなどのイベントも企画されているようだ。そんな十三崖、豊かな自然の一部でもありながら、隠されたもう一つの顔がある。崖には太平洋戦争中に砲弾庫として掘削された地下壕が残されているのである。松代大本営※の建造に合わせて行われたそうだ。当初は須坂の臥竜山を掘削する予定だったが、掘削は困難を極めたため十三崖が次の候補地になったという。
※太平洋戦争末期, 極秘のうちに建設が進められた巨大な地下壕が長野市の旧松代町に存在する. それは本土決戦の最後の拠点として, 大本営・政府各省等を移転するという計画のもと建設が進められたものである. 結局, 日本は8月15日に無条件降伏を受け入れ地下壕は使われ得ることはなかった. この地下壕は貴重な戦争遺跡として一般開放されており, 無料で見学することができる.
N22. 夜間瀬駅
よませ(山ノ内町を縦断する夜間瀬川)
「よませ」駅と読む。駅の真裏には多加枝屋食堂さんがある。ちょうど昼どきだったので入店。驚きなのはお値段が破格なこと、そして開店直後なのにお客さんが既に複数人いたことである。私は味噌ラーメン(600円)をいただいた。野菜も麺もボリューミーでおいしかった!このような昔ながらの地元の食堂に立ち寄ってみるというのも旅の楽しみの一つだと思う。ラーメンを食べて体力が回復したので、中野市と山ノ内町の市境に行ってみることに。夜間瀬駅付近は夜間瀬川が市境となっている。その後、川は山ノ内町を縦断するように流れていく。 十三崖を形成したのも夜間瀬川による浸食だったりする。昔から湯田中・渋温泉郷をはじめとしてここらの地域はよく洪水などで悩まされたそう。ちなみに近くの橋梁が列車撮影の絶好スポットらしい(今回は赴くことはなかったが、そのスポットから撮影されたと思われる多くの写真をポスターやインターネット上で見ることができる)。
N23. 上条駅
信州中野~湯田中までは非常に急勾配
かみじょう(駅の両端は40パーミルの急勾配)
信州中野駅から湯田中駅にかけて列車は山岳地帯を進んでいく。この区間で最も急勾配になるのがこの上条駅付近。なんと上条駅の両端が40パーミル(1000m直進で4m上がる)だという。省令にて定めている最急勾配の基準が普通列車で35パーミルだということを考えるとどれだけ急勾配であるかがわかるだろう。この急勾配のために信州中野~湯田中までの区間に8500系は入線できない。駅周辺は一面がりんご畑で遠くを見ると高社山麓の田畑やスキー場を眺めることができる。その景色は圧巻。 上条駅を出発しても車窓からの景色は果樹園だらけだが、やがてホテルや旅館などの宿泊施設が見えてくる。
N24. 湯田中駅
ゆだなか(終着駅-湯田中渋温泉郷の入り口)
長野電鉄の終着であり、最も標高の高い湯田中駅。10の温泉が集う湯田中渋温泉郷やスキー場として有名な志賀高原の入り口である。駅周辺には温泉街や旅館、ホテルが集中している。中でも温泉に入っている野生のニホンザルが観察できる地獄谷野猿公苑(駅からバスで15分、徒歩35分)は観光客に人気のスポットだ。湯田中駅は温泉「楓の湯」が併設されている珍しい駅である。登録有形文化財に指定されている湯田中駅旧駅舎は交流室として利用されている。楓の湯はヒノキで作られた内湯と安山岩でつくられた露天風呂が特長。シャンプーやボディーソープが備付品で500円。温泉の向かいには無料で入れる足湯がある。駅を出ると志賀高原や渋温泉行のバスの発着場がある。京都、大阪、三宮、USJ行の高速バスもあった。※時間の都合上、今回の旅では地獄谷野猿公苑はカット。私が幼少期に訪れた際の写真があったためそれを掲載する。
[参考資料]
1. 今回の旅行を計画するうえで周辺駅情報を調べるのに使わせていただいた資料一覧
・長野電鉄ホームページ 各駅情報
https://www.nagaden-net.co.jp/info/station
・Wikipedia 長野電鉄長野線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E9%87%8E%E9%9B%BB%E9%89%84
・ニコニコ大百科 長野電鉄長野線
https://dic.nicovideo.jp/a/%E9%95%B7%E9%87%8E%E9%9B%BB%E9%89%84%E9%95%B7%E9%87%8E%E7%B7%9A
・アニヲタWiki(仮) 長野電鉄長野線
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/39566.html#id_80b50bc3
・ピクシブ百科事典 長野線
https://dic.pixiv.net/a/%E9%95%B7%E9%87%8E%E7%B7%9A
2. 記事を執筆するうえで参考にさせていただいた資料一覧
・長野電鉄ホームページ 各駅情報
https://www.nagaden-net.co.jp/info/station
・国土地理院 地理院地図
https://www.gsi.go.jp/tizu-kutyu.html
・長野県魅力発信ブログ データで知る信州 令和6年観光地利用統計調査
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/toukei/documents/r6kankouti.pdf
・中野市ホームページ 十三崖の地下壕
https://www.city.nakano.nagano.jp/docs/2014011700611/file_contents/jyuusanngake.pdf
・中野市ホームページ チョウゲンボウ 営巣状況
https://www.city.nakano.nagano.jp/docs/2016020900044/file_contents/2023.pdf
・一般社団法人 日本民営鉄道協会 鉄道用語辞典 「こう配」
https://www.mintetsu.or.jp/knowledge/term/16368.html
タイトル下の図は長電ホームページの路線図を参考に作成した。