紙芝居サミットを開催するにあたり
「紙芝居サミット」は、全国各地で紙芝居の実演・創作をしている人と、これから始めようとする人達の研究と交流の場です。日本で生まれた紙芝居は、現在、アジア諸国、アメリカ・ヨーロッパなどの世界中へ広がっています。世代や国境を越えて共感しあえる紙芝居文化の魅力を、さらに学びあい高めあうために、広く人々に呼び掛けて開催しています。 1993年、埼玉県蕨市で第1回が開催され、坂戸市、川口市、旧浦和市、草加市、県を超えて群馬県沼田市、みなかみ町猿ヶ京、再度さいたま市、越谷市、桶川市、東松山市と、多くの人に紙芝居の感動を広げてまいりました。
第25回紙芝居サミットは、2020年5月埼玉県さいたま市で記念大会を行う予定でしたが、コロナ禍のため中止し、世界大会記念誌発行をもって開催に替えました。昨年の第26回紙芝居サミットは「紙芝居と詩」をテーマに行われ、詩人であるアーサービナード氏脚本の紙芝居「ちっちゃいこえ」をメインに、原爆の墨絵のある丸木美術館にて、ギャラリーツアーを交えて、「命の鼓動」を感じる奥の深い内容となりました。また、2023年、紙芝居サミットは韓国に招かれ、韓国日語教育学会と友好と交流の調印をおこないました。第27回紙芝居サミットは、埼玉県さいたま市にある別所沼会館ヘリテージ浦和での開催となります。
(第27回紙芝居サミット実行委員会)