学生が,学内に新たに設置した水槽で撮影した生きものの写真を紹介します。
南極大陸で実際に採集した底生生物の写真です。これらを実験用試料として用い,卒業研究を行っている生命科学コースの4年生がいます。
〇 卒業研究のテーマ 〇
■ オーストンフクロウニ(Araeosoma owstoni)の生殖と発生
■ 南極産ウニSterechinus neumayeriにおける成熟可能な体サイズの解明
学生が撮影した生きものの写真を紹介します。アゲハチョウとアブラゼミは,KAITビオトープで撮影したものです。もう一枚は,ウニ幼生の写真です。
「構内の自然をフレームに収めよう」と題して,フォトコンテストを開催しています。
【学科の1年生がスマホ顕微鏡で撮影しました】ここでは候補作品を紹介します。
ウニが受精する瞬間を顕微鏡で観察し,その後の変化を写真に収めました
人工受精させました!
2細胞期
4細胞期
8細胞期
16細胞期
32細胞期
初期プルテウス幼生
初期8腕プルテウス幼生
生命科学コースでは,以下のような学生実験を行っています。
微生物学実験[生命科学基礎実験](2年前期 生命科学コース必修科目)
生命科学コースの学生だけが集まるはじめての実験です。キャンパスツアーでの屋外や水槽の生き物観察,相模原ふれあい科学館の見学,身近な微生物の単離培養と観察,ミカヅキモの観察,花と果実の解剖などを通して生きものへの興味をはぐくみます。
生命科学実験I(2年後期 生命科学コース必修科目)
シダ植物の前葉体の観察では、シダの葉から胞子が飛ぶ様子や、前葉体から精子が泳ぎだす様子を観察します。オーキシンの働きの実験の担当では、試薬の希釈法を実際に行って学びます。抽選機を用いた遺伝的浮動のシミュレーションの担当では、ガラガラ抽選機をみんなで回して盛り上がるユニークな実験を通じて、ラッキーなものが生き残る進化のしくみについて体感します。
生命科学実験II(3年前期 生命科学コース必修科目)
分子生物学実験では、シミュレーションソフト(SNAPgene)と実際の実験を組み合わせて、プラスミド切断と電気泳動の実際について学び、さらにPCRによる遺伝子組み換え植物の検出を行います。また、先端機器の紹介として共焦点顕微鏡の操作を学びます。
生命科学ユニットプログラム(3年後期 生命科学コース必修科目)
生命科学コースで卒業研究を遂行する際に必要となる「英語力」「文章力」「基礎学力[水素結合や分子間力など]」を徹底的に学修します。繰り返し同じことを行うことにより,どのような点に気をつけて物事を行えばよいか自然と身についていきます。