日本ストレスマネジメント学会第24回学術大会・研修会を、2026年8月22日(土)から8月23日(日)まで、新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」で開催させていただくこととなりました。会場である「ときめいと」は新潟駅に直結しており、県内外から大変アクセスの良い会場です。
日本ストレスマネジメント学会は、2002年8月に発足いたしました。本学会は、ストレスマネジメントの理論と実践技法を用い、心身の健康の維持・促進、ならびに疾病の予防と回復を目指す基礎的研究・実践的研究を通して社会に貢献することを目的としています。特に、ストレスに対する「予防措置」を重視した「ストレスマネジメント教育」を中核に据え、教育・臨床・福祉・産業・健康増進といった諸分野における正しい普及と研究の促進に努めてまいりました。現在は、多種多様な学派や職種の支援者が集う、実践家と研究者の貴重な交流の場となっております。子どもから高齢者にいたるまで、すべての人々のウェルビーイングに寄与することを目指し、日々その歩みを進めております。
新潟県での学術大会・研修会は初開催となります。また、日本海沿岸都市での開催は2013年の秋田市での開催以来となります。新潟県においては、中越地震・中越沖地震被災後の支援として、学校現場でストレスマネジメント教育が実践されたという経緯もございます。
さて、ここ新潟には、幕末から明治初期にかけて語り継がれる長岡藩の『米百俵の精神』がございます。目の前の空腹を満たすために米を分けるのではなく、百俵の米を売って学校を建て、未来を担う人材を育てたという故事です。これは、我々が追究するストレスマネジメントのあり方にも通じるものがあると考えております。単に目先のストレス要因を排除するだけでなく、個々人が困難に立ち向かうための対処スキル(ストレスコーピングやセルフケア)を養い、未来へのレジリエンスを構築すること。つまり、直面している課題を『より良い未来への準備』に変えていく。この前向きな姿勢こそが、米百俵の精神とストレスマネジメントに共通する本質ではないでしょうか。日本ストレスマネジメント学会が掲げる、心理学・教育学・医学といった多領域からの学際的アプローチは、まさにこの精神を現代の知性で体現するものと言えるでしょう。
1日目はシンポジウムやポスター発表を予定しております。2日目は教育や福祉、司法、医療といった分野でご活躍されている先生をお招きし、研修会を実施いたします。研修会については、臨床心理士の資格更新ポイントを申請する予定となっております。
8月の新潟は夏真っ盛りですが、世界的に有名な長岡花火や、新潟県民にはおなじみの新潟まつりなどこの時期ならではのイベントが目白押しです。また、酒造数日本一を誇る日本酒をはじめ、日本海の海鮮・寿司、黒埼茶豆やへぎそばなど暑い時期にも楽しめる旬のグルメも存分にお楽しみいただけます。最新のストレスマネジメントの実践・研究に触れながら、ぜひ米どころ新潟の魅力にも触れていただければ幸いです。
皆さまに新潟でお会いできることを準備委員会スタッフ一同楽しみにしております。
日本ストレスマネジメント学会第24回学術大会・研修会
大会長 瀧井 美緒(新潟大学人文社会科学系)