第66回計画学秋大会
開催概要(終了)
2022年11月12日(土)
MaaS小委員会として企画,設置するセッションについてご案内します.大会全体については土木学会計画学委員会の公式ウェブサイトをご確認ください.計画学委員会からの案内との間に齟齬が生じた場合は,計画学委員会での記載を優先してください.
企画セッション,スペシャルセッションともに大会2日目の11月12日(土)午後に行います.いずれも同じ会場(琉球大学千原キャンパス第6会場)で,3枠連続の時間帯です.ぜひお越しください.
企画セッション
投稿頂いた各研究成果の口頭発表と質疑で構成されます.
MaaSの実践・実証と理論(1):11月12日(土)13:15〜14:45(時間帯3)
MaaSの実践・実証と理論(2):11月12日(土)15:00〜16:30(時間帯4)
発表者・題目リストは計画学委員会サイトをご確認ください.
スペシャルセッション(SS)
登壇者による話題提供,パネルディスカッションで構成されます.
SS7 MaaSの実践・実証と理論の包括的研究
登壇予定者(敬称略)
森本章倫(早稲田大学)
⼒⽯真(広島大学)
藤垣洋平(小田急電鉄)
神⽥佑亮(呉工業高等専門学校)
早内⽞(名古屋大学)
企画セッションご登壇予定の皆様へ
発表時間
発表7分,質疑3分とします.質疑は纏めてではなく,各発表のあとにそれぞれ受け付けます.
全発表終了後に時間が許す場合は,若干の全体討議時間を設けます.
企画セッションのあと,同会場にてスペシャルセッション「MaaSの実践・実証と理論の包括的研究」を行います.ぜひ併せてご参加ください.
PC環境
ご自身のPCをお使いの場合,使用可能な接続ケーブルはHDMIとRGBです.
会場設置のPCをお使いの場合,USBメモリにてファイルをご持参ください.
その他
ご自身の発表時間については,計画学小委員会が発行する最新のスケジュールをご確認ください.
計画学委員会の定める「発表要領」を必ず併せてご確認ください.本サイトとの間に齟齬がある場合は,計画学委員会による定めを優先します.
ご不明な点は小委員会までお尋ねください.
開催記録
各企画セッション,スペシャルセッションは11月12日に無事開催されました.企画セッションでは約75名,スペシャルセッションでは約55名の方にご参加頂きました.
企画セッション「MaaSの実践・実証と理論」
企画セッションでは予定されていた14件のご発表が全て行われ,各地のお取り組みや,シミュレーション結果,それらを元にした新たな枠組みのご提案など,MaaSに関連する様々なご知見を報告いただきました.立ち見が出るほどのご参加を頂き,一部の方にはご不便おかけ致しましたが,各ご報告に対してフロアの皆様からのご質問を含め,活発な議論が展開されました.ご参加頂きました皆様に,小委員会として厚く御礼申し上げます.
発表題目一覧(発表順)
公共交通乗り放題が高齢者の活動に与える価値:鈴木雄・山崎基浩
AIオンデマンド交通のサービス設定に対する高齢者の受容性に関する検討~静岡市における実証実験を対象に~:石井良治・石神孝裕・石井理・Yuhan Gao・金森亮
キャンパスMaaSの実証実験システムの事前検証に関する研究:菊池恵和・菅原宏明・堀井大輔・神谷大介・上地安諄
高蔵寺ニュータウンにおける地区内自動運転サービスの利用意識分析:長嶋陽子・金森亮・赤木康宏・森川高行
グリーンスローモビリティの導入適性に関する基礎的考察:福本雅之・井原雄人・山本涼子
BaaS利用時のインセンティブ付与による態度行動変容に関する分析:河岸岳人・杉木直・松尾幸二郎
交通データと消費データの重ね合わせによる生活行動分析〜中山間地域の公共交通利用者を対象として〜:馬本迪奈・神田佑亮
地方都市におけるMaaSの導入効果に関するメタ分析:ZHAOWEN ZHANG・川本義海
商店街と連携したオンデマンドタクシーによるMaaS実証実験からの知見:溝上章志・森俊勝
オンデマンド型乗合サービスにおけるMeeting Points 導入の網羅的シミュレーション分析:西田遼・金森亮・大西正輝・野田五十樹・橋本浩一
容量制約付きネットワークにおける逐次予約型MaaSの課金方策の検討:松村健太・大山雄己
次世代モビリティおよび異業種連携による西播磨MaaS実証実験の取り組み:香山雅紀・西村和記・中村俊之・本丸勝也・西田純二
融合型MaaSの制度設計に関する考察:高尾秀樹・柳川篤志
地方都市を対象としたMaaSの導入による都市内人口分布への影響分析:鈴木麟太郎・佐藤徹治・森本章倫
スペシャルセッション「MaaSの実践・実証と理論の包括的研究」
続くスペシャルセッションでは,企画セッションでのご報告を受け,5件の話題提供がありました.国外での研究動向,実務や現場での取り組みと研究の関係,公共交通を取り巻く課題に対する責任論,これまでの交通計画,都市計画が積み上げてきた議論とMaaSの関係など,企画セッションでの話題と異なる視点を含めて,有意義な討議ができたものと捉えています.
スペシャルセッション話題提供内容(登壇者順・敬称略)
総説論文を題材にMaaS研究の国外動向:早内 玄(名古屋大学)
MaaSの考え方と到達点および今後について:藤垣洋平(小田急電鉄)
MaaSの実践と理論に対する所感:神⽥佑亮(呉工業高等専門学校)
公共交通における「組織化された無責任」問題:⼒⽯真(広島大学)
MaaSとこれからの都市計画:森本章倫(早稲田大学)
なお,土木計画学研究発表会は,参加費を頂いて実施する大会であることから,現地で参加された方の利益を保護するため,本ウェブサイトに掲載の内容以外はアーカイブの対象外と致しますことをご容赦ください.