土木学会MaaS研究小委員会では,国内外各都市で注目・実践が進むMobility as a Service(MaaS)を論じてきました.国内でも各地で実証・実装・研究が進められるなか,実証から実装への展開における課題なども指摘されます.
本セミナーでは,研究や実践などの多方面から参画するメンバーによって展開されてきた,MaaSの現在地・実装に至るまでのフェーズ・多面的な価値評価などに関する議論・調査の成果をご紹介するとともに,次なる議論への展開を狙います.
日時:2025年5月30日(金)09:30~12:00 (開場:09:15)
会場:日本教育会館 8階 第二会議室(東京都千代田区一ツ橋2丁目6−2)
開催方式:対面のみ(オンライン配信はございません.後日,一部資料を本サイトに公開する場合があります)
会場定員:80名(先着順)
参加申し込み方法:オンラインフォームより事前にご登録ください
申し込み期日:2025年5月29日(木)17時
事前申し込みは終了しましたが、まだ席に多少の余裕がございます。ご参加ご希望の方は、当日会場へ直接お越しください。現地にて参加登録可能です(5月29日20:42更新)。
参加費:無料
登壇者:鈴木雄(北海学園大),今川高嶺(パシフィックコンサルタンツ),神田佑亮(呉高専)
趣旨:MaaSの概念が提唱されて以降,各種の実証実験や実装の取り組みが行われてきた.一方,各取り組みにおいて何が目指され,検証され,残されたかについて,俯瞰的かつ横断的な検証は限定的である.本討議では,小委員会が実施した質問紙調査結果を織り込みながら,我が国におけるMaaSの現在地に関する議論を取り纏める.
登壇者:神田佑亮(呉高専),藤垣洋平(小田急電鉄),石田洋平(ケー・シー・エス)
趣旨:MaaS関連の実証実験が各地で実施されてきた一方,実装への到達には課題も散見される.その過程は実証実験・実証の二段階ではなく,地域における各関係主体の関与などを含めて,様々な段階や進み方・捉え方があるように見受けられる.本討議では,MaaSの実装に至る「フェーズ」に関する仮説設定から調査に基づく検証結果を紹介するとともに,多様な進み方・捉え方に関する話題提供を織り込みながら議論を取り纏める.
登壇者:西堀泰英(大阪工業大),河野健(パシフィックコンサルタンツ),早内玄(名古屋大)
趣旨:MaaSにどのような価値や効果を求めるかは,実装に至る過程においても重要な要素となる.MaaSの取り組みを通じて得られうる価値は,直接的なものから間接的なものに至るまで広範にわたるが,包括的な議論は未だ限定的である.本討議ではMaaSがもたらしうる社会的な価値を広い視点で扱い,小委員会での一部検証を織り込みながら議論を取り纏める.
本セミナーのあと,同日・同会場にて,MaaSに関する産官学のプラットフォームとして活動する(一社)JCoMaaSの総会を開催します.
JCoMaaS非会員の方を含めて,どなたでもご参加可能です.ぜひ,午前中はMaaS小委員会セミナー・午後はJCoMaaS総会および懇親会と連続的にご参加いただき,MaaSについて議論する濃い一日にすることを意図しています.
詳しくはJCoMaaSウェブサイト(→コチラ)をご参照ください.
概要:JCoMaaS総会 1300~1700(無料)・懇親会 1715~1900(実費)
会場:日本教育会館(小委員会セミナーと同じ)