研究情報

Research Projects at Slow Loris Conservation Centre

日本モンキーセンターで飼育されているレッサースローロリスを対象として行われている/行われた研究について紹介します。

論文刊行

スローロリスのメスちにおいて、単独飼育からグループ飼育への変更によって行動にどのような変化が生じたか

ホスエ アレハンドロ(京都大学霊長類研究所)

山梨 裕美(京都市動物園・京都大学野生動物研究センター)

根本 慧(公益財団法人日本モンキーセンター)

フレッド B ベルコビッチ(京都大学霊長類研究所)
マイケル A ハフマン(京都大学霊長類研究所)

Alejandro, J, Yamanashi, Y, Nemoto, K, Bercovitch, FA, Huffman, MA. Behavioral Changes of Solitary Housed Female Pygmy Slow Lorises (Nycticebus pygmeaus) after Introduction into Group Enclosures. Animals 2021, 11(9), 2751.https://doi.org/10.3390/ani11092751

 レッサースローロリス(ピグミースローロリス;Nycticebus pygmaeus)は、野生では絶滅の危機に瀕しています。スローロリスたちは、夜行性で体が小さいため、野生での研究は困難ですが、従来考えられていたよりも社会性が高いことを示唆する証拠が増えています。しかし、単独で見つかることも多く、特に同性のおとな同士の関係性についてはわかっていません。

 この研究は、レッサースローロリスの社会性を評価することを目的に、密輸摘発された個体の動物福祉向上の取組の一環として行われました。公益財団法人日本モンキーセンターのスローロリス保全センターで、おとなメス6頭を単独ケージから、複数個体と同居するケージに移動しました。2個体のメスペアと4個体のメスグループが形成できました。

 こうした環境変化の前後で、社会行動、行動時間配分と、姿勢の変化を比較しました。その結果、メスたちは社交性が高く、お互いに近くにいることを好み、毎晩一緒に寝ることがわかりました。また、毛づくろいに多くの時間を費やしており、単独で生活しているときよりも運動する時間は減少することがわかりました。なお、同居の過程は以前の論文で報告したオスペアの形成に比べて、攻撃交渉はほとんど見られず非常に平和的でした。(⇒以前の論文の解説はこちら

図.メス2個体でお互いに毛づくろいをする

 これらの結果から、レッサースローロリスのメスは、仲間がいれば積極的に関わる欲求があることが示唆されました。スローロリス保全センターで行ったオス同士のペア形成の結果を合せて、動物福祉の観点から、スローロリスは可能な限り単独飼育ではなく、同種他個体と飼育することが望ましいと考えています。

論文刊行

スローロリスのオスたちはどのように仲間と関わるのか?  ~スローロリスの持つ社会的な欲求と飼育下での社会管理への示唆~

山梨 裕美(京都市動物園・京都大学野生動物研究センター)

根本 慧(公益財団法人日本モンキーセンター)

ホスエ アレハンドロ(京都大学霊長類研究所)

Yamanashi, Y, Nemoto, K, Alejandro, J. Social relationships among captive male pygmy slow lorises (Nycticebus pygmaeus): Is forming male same‐sex pairs a feasible management strategy? Am J Primatol. 2021;e23233. https://doi.org/10.1002/ajp.23233
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 夜行性のスローロリスの社会行動に関してはほとんどわかっていません。過去には単独性と思われていたこともありましたが、近年では野生での成熟オスと成熟メスのホームレンジが重なっていて、親和的な関係性を持っていることなどが示されています。ただし、同性の成熟個体同士は排他的なホームレンジを築いていることが多く、その社会関係はわかっていません。

 公益財団法人日本モンキーセンターでは2016年に空港などで摘発されたレッサースローロリス(ピグミースローロリス)の飼育環境改善及び環境教育・研究拠点のために、スローロリス保全センターを職員及び研究者の手で設立しました。その中で、16個体(オス10個体、メス6個体)を対象に、同性のペアを作り、社会関係の構築過程について調査を行いました。すべての個体は成熟個体で5歳以上でした。

 2016年から2018年にかけて8つの組み合わせで試したのちに、5つのオスペアが形成しました。オスペアは、初期にはケンカが観察されたが10日ほどで収束しました。オスメスペア・メス同士はケンカもほとんど観察されず、初日から高いレベルでの親和行動が観察されました(図)。初期には性による違いが顕著だったが、最終的にはオスペアでもメスペアでも、グルーミングや遊び、夜間の寝場所の共有といった社会交渉が観察され、攻撃交渉はほとんど観察されなくなりました。

図.みられた社会行動

 寝場所の共有については、偶然よりも高い確率で観察され、寒さとの関連も見いだせませんでした。さらに、2組のオスペアで糞中グルココルチコイド代謝産物濃度の変化を評価したところ、同居によりストレスが長期的に増加することはありませんでした。1ペアでは、同居前よりも有意にストレスレベルが減少しました。

 以上の結果から、レッサースローロリスは仲間と関わる欲求を持っており、同性の成熟個体であっても親和的な社会関係を築くことが示されました。オス同士のペアは初期にはケンカも観察されることから、理想的な選択肢ではないかもしれませんが、最終的に築く親和的な関係性を考えると、余剰個体の問題などを解消する社会管理手法のひとつとなりうると考えています。

詳細解説(日本語)はこちら

研究紹介

レッサースローロリスの社会行動に関する研究

山梨裕美(京都市動物園)

Josue Alejandro Pastrana(京都大学)

 夜行性のスローロリスはどのように仲間と関わるのでしょうか。スローロリスたちは単独で活動していることも多いため、古くは単独性だというイメージがついていました。しかし少しずつ野生や飼育下での調査が進んできたことで、スローロリスたちが繁殖の時以外にも仲間同士で社会交渉していることがわかってきました。

 オスとメスのホームレンジが重なっていることや、音声などを用いて接触をしない形でもコミュニケーションをとっていることもいくつかの種で知られています。しかし彼らの社会交渉の詳細や、また同性同士の関わりについてはほとんどわかっていません。彼らの社会性の理解は、動物園やサンクチュアリなどでの適切な社会管理を考えるうえでも重要です。

レッサースローロリスのポプラ♂(下)とモミジ♀(上)の同居初日のようす。初日からいっしょにごはんを食べはじめたのは、これまでの同居の取り組みのなかで最速の記録。また、モミジがポプラにグルーミングするようすもみられた。
木製フィーダーに入っているアラビアガムをいっしょになめるポプラとモミジ。

 スローロリス保全センターでは、複数のペアやグループを形成しています。その中での社会交渉やペア形成時のストレス応答などを行動や生理学的なストレス指標を指標に調べています。ほぼ暗闇の中での調査なので、行動は赤外線監視カメラを用いて行っています。

 これまでに、オス‐メスペア、オス同士、メス同士の関係性を調べてきました。行動や未知個体との同居時の反応には性差はあるものの、グルーミングや社会的遊び、寝る時の巣箱シェアなど多様な親和的な社会行動がすべての組み合わせで見られることがあきらかとなりました。現在も分析を進めているところではありますが、仲間と関わることができる環境は彼らにとって大切なことなのではないかと考えています。

いっしょに寝ているレッサースローロリスのポプラとモミジ。(2019年11月8日撮影)

レッサースローロリスを対象とした連携研究一覧

2020年度

2020015 山梨裕美(京都市動物園)

「スローロリスの社会行動に関する研究:種比較のための行動データ収集」

2018年度

2018001 郷康広(自然科学研究機構)

「レッサースローロリスのゲノム解析

日本モンキーセンターで飼育されているレッサースローロリス(Nycticebus pygmaeus)はその多くが違法な密輸により摘発された個体であるそれらレッサースローロリスの遺伝的多様性に関する研究は今後の保全にも大変重要である本研究ではレッサースローロリスの全ゲノム配列の新規決定を行った解析の結果約2万8000個の遺伝子を同定したまた化学受容体関連遺伝子として675個の嗅覚受容体遺伝子59個のタイプ1型フェロモン受容体22個の苦味受容体などを同定したさらに、1個体のゲノム情報を用いてレッサースローロリスの集団サイズの動態などの進化史を解析したところ約10万年前と約1万年前に集団サイズの減少が見られた今後はスローロリスに特異的な生態や生理機能(夜行性,臭腺利用など)に関して考察し論文として公表する予定である

2018004 松島慶(京都大学)

飼育レッサースローロリスを対象とした、給餌の変化が与える継続的な腸内細菌叢および消化管内細菌叢への影響 」

2018007 Nina Negi・Andrew MacIntosh(京都大学)

The Conservation-Education Attitude and Knowledge of Zoo Visitors and the Slow Loris Conservation Tour (スローロリス保全センター見学ツアー) at the Japan Monkey Centre

2018011 土田さやか・牛田一成(中部大学)

スローロリスの給餌改善が共生細菌にもたらす効果口腔から腸管内細菌まで

本連携研究では、野生下での採食品目である植物ガムの給餌によって変化すると考えられる消化管内微生物(腸内細菌や口腔細菌)を古典的培養法によって分離し、その生理性状(糖分解能や酵素活性等)の特性を明らかにすることを目的とした。飼育ロリスの新鮮糞便から非選択培地を用い、腸内細菌の分離を試みたところ、一般的な腸内細菌の他に、ロリス特徴的で新種と考えられるMegasphaera属細菌が優勢に検出された。本菌種は生理学性状試験の結果、植物ガムを効率よく分解し、飼育ロリスの腸管内に定着しているものと推測された。また、歯科検診時に採取した歯垢から歯周病に関連すると考えられる8細菌種の嫌気性菌を分離・同定した。今後、これらの分離株の生理性状の特性を明らかにし、採食エンリッチメントの一環として、野生下での採食品目である植物ガムを効率よく分解・消化できるように共生する消化管内微生物叢が変化したかを評価する。

2018012 山梨裕美(京都市動物園)・Josue Alejandro Pastrana(京都大学)

飼育下単独性霊長類における仲間の存在が福祉に及ぼす影響~スローロリスを対象として~」

スローロリス保全センターのレッサースローロリスを対象に、同性他個体の存在が行動や生理学的ストレス指標にどのような影響を及ぼすのかということを調べた。今年度は特にメスに着目して調査を行った。単独飼育されていた4個体のメスが、群れ飼育された際の行動変容について検討した。全体として1個体でいる時間よりも他個体の近くでいる時間が長く、さらに特にメス1個体に関しては単独時よりも群れ飼育された後に常同行動が減るなどの影響が見られた。現在同時期に採取した糞からEIA法で糞中コルチゾル測定を行っており、ストレスレベルの変動について検討中である。

2017年度

2017003 山梨裕美(京都市動物園)・Josue Alejandro-Pastrana(京都大学)

飼育下単独性霊長類における仲間の存在が福祉に及ぼす影響~スローロリスを対象として~」

 本研究は同種他個体の存在がレッサースローロリス の行動やストレス状態に与える影響をあきらかにする ことを目的としている。今年度はスローロリス保全セ ンターにバックヤードで暮らしていたロリスの移動が すべて完了し、オス同士、メス同士(2個体または4 個体)の同居をおこなった。さらに同居の影響を検討 するために、メス同士の同居時の社会行動の調査と、 ホルモン測定用の糞採取をおこなった。

 結果、同居時 に巣箱の共有や毛づくろいなどの社会交渉が高頻度で 見られた。昨年度おこなったオス同士の同居時とは異 なり、メスにおいては2個体での同居時も4個体での 同居時も、目立った闘争は見られなかった。観察時間 中、1m 以内の距離にいる時間割合が大きかった。ス ローロリスは野生では非血縁の同性同士では排他的な ホームレンジを築くと言われているが、レッサースロー ロリスはオスもメスも環境に合わせて柔軟な社会性を 発揮することがあきらかとなった。

2016年度

2016001 山梨裕美(京都大学)

飼育下単独性霊長類における仲間の存在が福祉に及ぼす影響~スローロリスを対象として~」

 社会性の強い動物にとって、飼育下でも仲間との暮らしは必須である。野生では単独性の強い動物においても、飼育下では同種他個体と生活する場合があるが、その効果はわかっていない。グループでの飼育が可能であれば環境改善にも幅が広がることから、飼育下での単独性動物の社会性についての検討は重要である。

 日本モンキーセンターでは 2016 年よりスローロリス保全センターの発足に向け、環境整備などをおこなってきた。その取組の中で、レッサースローロリスのオス同士での同居を複数組でおこなった。本年度はオスのロリスの行動モニタリングとホルモン測定用の糞採取をおこなった。

 行動モニタリングの結果から、ロリスのオス 4 グループのうち、3 グループで巣箱の共有や親和的社会行動などがみられ、積極的な関わりあいが確認された。スローロリスの非血縁のオスは野生ではほとんど交渉しないと考えられているが、柔軟性が高いことがあきらかとなった。

2016007 松島慶(京都大学)

飼育レッサースローロリスを対象とした、給餌の変化が腸内細菌叢に与える影響に関する研究-動物福祉と保全に向けて- 」

 レッサースローロリスは野生下において、植物ガムを摂食することが知られているが、飼育下において植物ガムを与えることは非常にまれである。植物ガムはアラビノガラクタンなどの難消化性の多糖を主成分としているが、その一方でアラビノガラクタンは哺乳類の腸内細菌によって代謝されることが報告されている。そこで、アフリカセンターの同一小屋にて飼育されているレッサースローロリスの 2 個体に植物ガムの給餌を行い、動物福祉の観点から評価することを目標に、腸内細菌叢構造の変化を検出することとした。

 現在試料として植物ガム給餌前 15 日分、給餌後 18日分(最大連続 16 日分)の新鮮なフンを飼育員の方々にも協力いただきながら採取し、凍結乾燥を行った後、DNA の抽出を行った。今後は DNA からの個体識別を進め、次世代シークエンサーを用いた網羅解析を実施予定である。

2015年度

2015001 山梨裕美(京都大学)

飼育下単独性霊長類における仲間の存在が福祉に及ぼす影響~スローロリスを対象として~ 」

 会性の強い動物にとって、飼育下でも仲間との暮らしは必須であり良い効果を及ぼすことが知られている。単独性の強い動物においても、飼育下では同種他個体と近い距離で生活する場合があるが、その効果はわかっていない。今回対象とするスローロリスは単独性の強い原猿であるが、時に社会交渉をおこなったり、休息を共にするなどの社会性も報告されている。しかし夜行性動物であることもあり、その詳細や他個体の受容性などはあまりわかっていない。本研究は、同種他個体の存在がスローロリスの行動やストレス状態にどのように影響を与えるのかを調べることをおこなうものである。

 今年度は新規個体を導入しやすいケージを作製するなど研究環境の準備をおこなった。またストレスの指標として使用する糞中コルチゾルを酵素免疫測定法をもとに安定的に測定できる方法を確立するとともに、社会条件で糞サンプルを収集しやすいようなマーカーの検討をおこなった。

2015020 矢野航(朝日大学)・清水大輔(京都大学)

単独性原猿類スローロリスにおける歯周病菌感染経路の解明 」

 歯周病の広範な発症が見られたJMC で飼育中のレッサースローロリス(Nycticebus pygmaeus) の歯周病菌感染経路を解明するため、JMCで飼育されているレッサースローロリスの口腔内から歯垢( 上下顎8箇所)、唾液、舌苔の採取を行った。また、口腔外からは唾液接触のある上腕部の腺液、接触のない耳垢を採取した。試料採取はJMC における定期健診時に2 回、4 個体( サクラ、オリーブ、ヒイラギ、ヤシ) から採取を行った。

 また、生態学的観点からレッサースローロリスの罹患要因を探求する目的で、成体における同種の歯周病の痕跡を用いて、現在近縁2 種( スレンダーロリス(Loris tardigradus)、スローロリス(Nycticebuscoucang)) とJMC 所蔵の骨格標本比較を行った。

2014年度

2014006 鈴木希理恵(特定非営利活動法人 野生生物保全論研究会)・Anna Nakaris (オックスフォードブルックス大学)・ Louisa Musing (オックスフォードブルックス大学)

スローロリス (Nycticebus spp.) の日本での飼育および流通実態の調査 」

2014007 Wan-Ting Hong(京都大学)

Basic glucocorticoid profile of slow loris 」

学会発表一覧(2017年度~)

Nemoto K, Yamanashi Y, Watanuki K, Dosyo A, Pastrana JA. (2019) Improving Living Environment of Lesser Slow Loris. The 14th International Conference on Environmental Enrichment (京都府京都市)

土性亮賀, 根本慧, 市原涼輔. (2018) スローロリス保全センターの現状とロリスのネストの共同利用. 日本動物園水族館協会第120回中部ブロック飼育技術者研修会.(長野県長野市)

松島慶, 山梨裕美, 奥村文彦, 廣澤麻里, 藤森唯, 寺尾由美子, 佐藤良, 西野雅之, 土田さやか, 牛田一成, 早川卓志. (2018) アラビアガム給餌による飼育下レッサースローロリスの腸内細菌叢の変動. 第34回日本霊長類学会大会.(東京都練馬区)

根本慧, 大島悠輝, 土性亮賀, 市原涼輔, 綿貫宏史朗, 山梨裕美. (2018) レッサースローロリスの飼育環境改善と保全を目的とした取り組み. エンリッチメント大賞2018表彰式・受賞者講演会.(東京都文京区)

土田さやか, 早川卓志, 山梨裕美, 松島慶, 佐藤良, 西野雅之, 牛田一成. (2019) 飼育レッサースローロリスの腸内細菌の特徴. 第63回プリマーテス研究会.(愛知県犬山市)

土田さやか, 山梨裕美, 早川卓志, 松島慶, 牛田一成. (2018) 飼育レッサースローロリスの腸内乳酸菌の特徴. 第34回日本霊長類学会大会.(東京都練馬区)

土性亮賀根本慧堀込亮意綿貫宏史朗,山梨裕美. (2018) スローロリスの同居によるネストの使用状況と社会的行動の分析. 第62回プリマーテス研究会. (愛知県犬山市)

松島慶,山梨裕美,奥村文彦,廣澤麻里藤森唯寺尾由美子,佐藤良,西野雅之,土田さやか,牛田一成,早川卓志. 飼育下レッサースローロリスへのアラビアガム給餌に伴う腸内細菌叢変動. 第62回プリマーテス研究会. (愛知県犬山市)

Matsushima K, Yamanashi Y, Okumura F, Hirosawa M, Fujimori Y, Terao Y, Tsuchida S, Ushida K, Hayakawa T. (2017) The gumnivorous diet induces the structural change of gut microbiota in lesser slow loris. The 8th International Symposium on Primatology and Wildlife Science. (Inuyama, Japan)

Matsushima K, Yamanashi Y, Okumura F, Hirosawa M, Fujimori Y, Terao Y, Tsuchida S, Ushida K, Hayakawa T. (2017) Gut microorganism dynamics induced by gumnivorous feeding for lesser slow loris. The 6th International Workshop on Tropical Biodiversity Conservation focusing on Large Animal Studies. (Bogor, Indonesia)

根本慧土性亮賀大島悠輝堀込亮意,山梨裕美,綿貫宏史朗寺尾由美子鏡味芳宏. (2018) スローロリス保全センターの開設とレッサースローロリス飼育環境改善. 第62回プリマーテス研究会. (愛知県犬山市)

Nemoto K, Ohshima Y, Horigome R, Yamanashi Y, Watanuki K, Terao Y, Kagami Y, Hirosawa M. (2017) Establishing Slow-Loris Conservation Center and improving living environment of lesser slow loris.The 8th International Symposium on Primatology and Wildlife Science. (Inuyama,Japan)

矢野航, 清水大輔, 寺尾由美子, 岡部直樹, 早川卓志. (2017) レッサースローロリス(Nycticebus pygmaeus)個体内で異所的に適応する細菌叢. 第 33 回日本霊長類学会大会. (福島県福島市)

矢野航,清水大輔,寺尾由美子岡部直樹早川卓志. (2018) JMC飼育レッサースローロリス口腔内の歯周病原性細菌叢の網羅的探索およびその空間的変異と経時的変化. 第62回プリマーテス研究会. (愛知県犬山市)

松島慶, 山梨裕美, 奥村文彦, 廣澤麻里, 藤森唯, 寺尾由美子, 土田さやか, 牛田一成, 早川卓志. (2017) ペア飼育ロリスにおける糞DNAからの個体識別:ガム給餌に伴う腸内細菌叢変化の解析に向けた研究. 第61回プリマーテス研究会. (愛知県犬山市)

根本慧, 大島悠輝, 堀込亮意, 山梨裕美, 綿貫宏史朗, 寺尾由美子, 鏡味芳宏, 東峯万葉, 廣澤麻里. (2017) スローロリス保全センターの開設とレッサースローロリス飼育環境改善. 第64回動物園技術者研究会. (愛知県犬山市)

寺尾由美子, 岡部直樹, 鏡味芳宏, 根本慧, 奥村文彦, 廣澤麻里, 大島悠輝, 東峯万葉, 藤森唯, 木村直人. (2017) レッサースローロリスの口内疾患の発生状況と対策について. 第61回プリマーテス研究会. (愛知県犬山市)

寺尾由美子, 岡部直樹, 鏡味芳宏, 根本慧, 奥村文彦, 廣澤麻里, 大島悠輝, 東峯万葉, 藤森唯, 木村直人. (2017) レッサースローロリスの口内疾患の発生状況と対策について. 第64回動物園技術者研究会. (愛知県犬山市)

山梨裕美, 根本慧, 大島悠輝, 廣澤麻里, 綿貫宏史朗. (2017) レッサースローロリスのおとこたちは共存できるのか. 第61回プリマーテス研究会. (愛知県犬山市)