活動報告

第7回定期交流会 [Regular]

“化粧による印象変化”を体感する - Before化粧 vs. After化粧 -

講師:瀬尾香代子 / 塚本陽子

日時:2015年1月10日

場所:東京大学 本郷キャンパス


2015年1月10日新年の訪れと共に、東京大学本郷校舎にて、第7回顔学会若手交流会が開催されました。

今回のテーマは、「化粧による印象変化を体感する。Before化粧Vs.After化粧」。工学、心理学系に続く、美容実践系のワークショップです。日頃、化粧との関係が薄い研究者の方々を中心に、化粧を体感、ジブンゴトとして捉えて頂くこと、今後の研究に活かして頂くこと、異業種間の交流を深めることを目的に企画されました。

出席者は21名。2歳の最年少研究者を始め、工学系、心理学系研究者の他、芸術系の方々が参加されました。

第6回ワークショップでイケメンの講義をされた高橋翠さんをモデルに、サロン経営 瀬尾香代子さんがプロの腕を披露、アシスタント 若手交流会 牛山園子さん、MCおよび解説に塚本陽子のチーム編成です。

曲線が多く柔和で可愛らしい印象の翠さんですが、講師という職業柄、学生にナメラレナイ印象にしたい。先生として威厳のある佇まいにしたいとの希望が寄せられました。モテキャピ印象からの脱却!です。

化粧を10のプロセスに分解、それぞれの目的、効果、手段を順を追って実演、説明していきます。下地、ハイライト、ファンデーション、パウダー、アイライン、眉、チーク、アイカラー、リップカラー、マスカラ…女性にとっての日常行為は、男性研究者にとっては未知の世界。何故必要なのか?これがあるとどうなるのか等々、翠さんの印象変化で化粧の目的や効果を、視覚的に、理論的に理解頂けた様です。

翠さんの整った顔立ちは、可愛らしい印象から、どこか大人びた清潔感のある凛々しい女性に変身し、ご本人は勿論、会場の方々もその変化に驚いていました。

質疑応答では、化粧を男性に応用するには? 経年変化(Aging)と化粧の関係は?今後の研究に活かしたい。等々前向きな質問や意見が寄せられ、研究者目線で化粧への興味を深めて頂けた様です。

ワークショップは、「パック」体験で締めくくられました。瀬尾さん特製パックを参加者全員で塗布、5分経過後の肌質の変化を体感しました。パックのアンケートを行い、若手交流会オリジナルパックに反映される日も近いかもしれません。

その他、若手交流会の野望、展開、顔学会20周年に向けた今後の活動などなどを代表の中洲さんが熱く熱く語って下さいました。

2015年、顔学会の活動は勿論、我々若手交流会の活動にもご期待下さい。