活動報告

第2回定期交流会 [Regular][Cosmetology]

フェイスストレッチングで毎日笑顔ワークショップ

講師:牛山園子(フェスストレッチング協会)

日時:2013年6月16日 10:00~12:00

場所:ルノアール@高田馬場


第2回定期交流会は「フェイスストレッチングで毎日笑顔」と題するワークショップがおこなわれ、7名が参加しました。講師は牛山園子さん(フェイスストレッチング協会)です。

フェイスストレッチングは、顔の皮膚の下にある表情筋を理論に沿って正しく動かすエクササイズです。咀嚼力向上、しわやたるみの予防や改善、表情を豊かにするなどの健康・美容・コミュニケーションの面に役立つと近年注目されています。まず、隣の人とスマートフォンで、真顔と笑顔の写真を2枚撮りあいます。

エクササイズ後や定期的に撮影して比較する事で効果を確認できます。 表情筋を動かす際のポイントはこちらです。

  • リラックスすること
  • ひとつひとつの動作をゆっくりおこなうこと
  • 動かしている筋肉を意識すること
  • 鏡をみて丁寧に確実に動かすこと

普段何気なくしている笑顔ですが、それは小頬骨筋の働きに比例しています。まずはこのエクササイズをマスターしたいところですが、いざ挑戦するとなかなか思うように顔が動きません。片側で笑顔を作るイメージでおこなう事がコツと教えてもらい、スムーズに動かせるようになりました。その後、ホワイトボードの筋肉図と講師の顔見本を確認しながら、前頭筋・後頭筋、上眼瞼挙筋、咬筋、広頸筋の各エクササイズへと進んでいきました。5種類のエクササイズが終了する頃には、かなり顔があたたかくなってきました。

今回の体験でいかに自らの表情筋が凝り固まっていたかに気づかされました。工学や心理学などの研究分野とは異なるアプローチのワークショップで、表情筋の状態が表面の容貌に非常に大きな影響を与えていることや、表情筋の機能低下が日常生活上の問題に深く関わっている事を理解する時間となりました。

実施されたアンケートでは「体だけでなく顔もエクササイズできることが新鮮でした」「口角があがっているように感じました」「楽しくて続けたくなりました」「顔の筋肉が他の様々な筋肉と連動していることを実感しました」「顔に対する意識が高まりました」等の声が寄せられ、フェイスストレッチングが身体的にも心理的にも自然で魅力的な笑顔作りにつながることを知る良い機会となりました。

その後、スペシャルトークのコーナーでは上田彩子さん(理化学研究所)と井上準子さん(きぬがさクリニック)から、お二人がそれぞれ担当された雑誌のコラムについての詳しいお話をしてくださいました。

そして「フォーラム顔学2013若手企画シンポジウム」の発表内容や、今後の若手交流会の開催内容についてのディスカッションがなされました。

最後に、本日のワークショップの効果を生かしてそれぞれ自分らしい笑顔で記念写真撮影をして終了となりました。

※フェイスストレッチングワークショップは、「フォーラム顔学2013若手企画シンポジウム」で、客席の聴講者に疑似体験をしていただき好評を頂きました。その様子も当サイトの「活動報告」よりご参照ください。