活動報告

第15回定期交流会 [Regular] [Art]

春の遠足 自然物からゴブリンをつくろう

講師:小中大地(筑波大学大学院)

日時:2018年3月18日(日)10:00-13:00

場所:東京大学本郷キャンパス 教育学部棟第3会議室


2018年3月18日(日),東京大学本郷校舎にて第15回若手交流会が開催されました.今回は初めての試みで,春の遠足です!参加者は初参加のお二人をお迎えし13名でした. まず初めに代表の瀬尾昌孝さんより,創設6年目となる若手交流会の紹介がおこなわれました.

今回の講師は筑波大学大学院の小中大地先生です.小中先生はゴブリン博士として子供達から大人まで大人気の方です.最初に,妖精ゴブリンを用いたこれまでの活動を紹介してくださいました.

ゴブリンは小さな鉛筆ゴブリンから,白川郷の家屋や山そのものをゴブリンにしてしまう大きなゴブリンまで,サイズも様々だそうです.竜巻災害時のケア,町の活性化,小児科,デイケアなど,ものづくりを通じたコミュニケーションが広がり,なんと海外にまで活動を展開されているそうです.

早速出かけてみましょう!とゴブリン博士に促されて,三四郎池に向かいました.

歩いてみると,まさに顔があちらにもこちらにも潜んでいるではないですか!石の壁に花びらを置いてみたり,木の枝を眉毛に見立ててみたり,これは涙を流しているのかしらと,どんどん想像力が膨らみます.

三四郎池の前では,生えている枝を用いて大きなゴブリンをつくり記念撮影を行いました.その後,各自落ちていた自然物を教室に持ち帰り,個人でのゴブリンつくりが始まりました.気づいたら全員が夢中になり,楽しみながらの作業でした.遂に個性豊かなゴブリンが完成したのです!

すっかり視点が変わり,今までは見えてこなかった「顔」が見えるようになり楽しい経験ができました.皆様からは,頭がかなり柔らかくなった,このような時間は大切にしていきたいなどのお声をいただきました.お帰りになってからご家族でゴブリン作りをされた方もおられたようです.自然物で作成したので,日々少しずつ変わっていくゴブリンもまた魅力的です.

これからも,楽しい「顔」企画を開催していきたいと思います.次回の交流会は夏に予定していますので,是非ご参加ください.