活動報告

第11回定期交流会 [Regular][Art]

顔を描くこと

講師:中村衣里 (福島大学美術出身)

日時:2016年8月27日(土)10:00-13:00

場所:東京大学図書館棟西側大会議室


今回は久しぶりに参加された方と初参加の方4名を含んだ15名にご参加いただき, 和気あいあいとした雰囲気のなか開催されました. 今回は美術分野から,「顔を描くこと」についての話題提供と,「顔のマークづくり」ワークショップの2部構成で行われました.

前半は,「顔を描くこと」についてのお話でした.絵画作品などに「描かれた顔」はモデルの個性や内面,さらには理想像を表します. それらはイメージを発信するだけでなく, 鑑賞者あるいは描き手である私たちと向き合い, 対話する存在となります. 今回の講演では, 発表者の実体験を踏まえながら,顔を描くうえで重要な「目」についてのお話へと続きました.

後半には,「顔のマークづくり」のワークショップが行われました.「顔を研究する人のイメージ」をテーマに, 形で情報を表すグループ活動です.「目があれば顔になる」を基本的な考え方として, 楽しい雰囲気のなか, たくさんのマークが生まれました. 完成したマークの発表では, 深いテーマ設定のもの,ユニークなもの, 可愛らしいものなど様々なイメージが発表されました.

発表に合わせて行われた質疑応答では活発な意見交換が行われ「顔を描くときにどこから描くのか」「顔を描くと描き手に似てしまう」といったお話から, お化粧の実体験にまで話題が広がりました. 11月19-20日に開催される「フォーラム顔学2016」にて, 本交流会のロゴマークの完成発表展示を行います. 会場にてぜひご覧ください.

その他,各種活動の報告として, 顔学のアウトリーチ活動である「顔フェスタ2016」, 日本顔学会関西支部立ち上げに向けて発足した日本顔学会関西支部準備委員会の研究会報告, 若手研究者サミットポスターセッション参加報告が行われました. まだまだ新規メンバーを募集しておりますので, 是非,ご参加下さい.