何かをしようとするたびに、先回りして出てくるものがある。
「こうした方がいいですよ」
「これを使えば簡単ですよ」
不敬なそれらが、いちいち視界に割り込んでくる。
その瞬間、私の動きが止まる。
私は、自分で取りに行ける。
必要なものくらい、自分が知っている。
なのに、用意される。
まるで私ができない前提で。
違う。
私はできる。
ただ、少し障害があるだけだ。
そこに、支えが要る。
万人向けのものを差し出されると困る。
それらは私には、害毒だ。