提携校
西安外国語大学

西安外国語大学への日本語教員派遣

国文学中国文学専攻では、提携校の西安外国語大学に日本語教員を派遣しています。

中国文学だけでなく、日本文学や日本語学を専攻する院生も、応募可能です。

忘れがたい西安(大学院生)

中国・西安外国語大学と本学における協定の一環として、2019年9月から西安で日本語教師を務めました。

 本来であれば2020年7月末まで西安に滞在するはずでしたが、COVID-19の流行のため、2月上旬にやむなく帰国。そのため西安に滞在したのは半年ほどでしたが、半年の間に800枚近い写真を撮りました。帰国後も写真を眺めるたびに、西安の乾燥した空気、店や屋台から漂う食べ物のにおいを思い出します。 

【日本語教師の仕事】

 西安外大では1000人以上の学生が日本語を勉強しています。私は1・2年生の「会話」の授業、2年生の「演説とスピーチ」の授業を担当しました。

 「会話」の授業は1週間に2回あり、すべて日本語で行います。まず驚いたのは、学生たちの学習意欲・知的好奇心が非常に高いこと。授業中だけでなく、授業の前後や休憩の時間にも、積極的に質問をし、自身の趣味やおすすめの食べ物などについて話してくれました。学生たちが私よりも日本のことを知っていて、恥ずかしくなることもしばしば。私は中国語・中国文学を学んでいるので、よく学生に中国語を教えてもらったのですが、学生から「これが相互学習ですね」と言われ、妙に感動したのを覚えています。