第23号〈2025年11月30日発行〉

• 大塚　誠也　院政期の管絃の場における女性奏者　―藤原師実と白河上皇の差配―

• 内田　夫美　『懐風藻』吉野二首詩の漢籍受容　―庾信二首詩・沈約二首詩と昆明池詩宴詩と―

• 高峰　真帆　『万葉集』におけるナデシコ詠について　―家持の季節意識と漢語石竹―

• 尾崎　　勤　幾山河　―漢詩から若山牧水へ― 

• 前田　宏樹　先秦の言語的情報を動作内容として含む動詞の考察　―上古の動詞「言」「聞」「問」は固有名詞を対象目的語として直接的には取らない―

• 王　　　一　呉下本「十二家唐詩」成立考　―明代中後期における江南地方の文人交流を中心に―

• 李　　卓群　『梧桐雨』諸版本の比較研究　―挿絵、題目、楔子と内容の分析―

• 李　　　沫　『紅樓夢』甲辰本における先行抄本に対する改変

• 井口千雪・王一・大賀晶子・小松謙・孫琳浄・田村彩子・永井もゆ・藤田優子・宮本陽佳・李沫　「花關索出身傳」訳注（二）

• 藤本灯・佐々木委久・大島英之 ・邱昊煒・高宇萱・肖明鵬・李鋭・李浄宇・久保柾子　『〔四季眺望〕恩愛二葉草』初編　―翻字と注釈―

第22号〈2024年11月30日発行〉

• 仁木　夏実　『和漢兼作集』に見える『和漢朗詠集』所収漢詩句の検討　―出典についての覚書―

• 前田　知穂　『好色一代男』巻二の二における「如意輪観音」の示唆について　―『他力本願記』『六角堂救世菩薩』を中心に―

• 前田　知穂　『好色一代男』絵本版『大和絵のこんげん』における世之介の子の描写について

• 前田　宏樹　先秦期の文献における疑問詞の分布等に基づく考察　―上古の魯系言語及び『左伝』『国語』系言語―

• 王　　　一　明代における岑参集の出版活動について

• 尾崎　　勤　『封神演義』出版史　―蘇州を中心に―

• 永井　もゆ　『征西演義全傳』の成立年代について　―『隋唐演義』における韻文との比較から―

• 李　　　沫　『紅樓夢』の創作過程　―『水滸傳』『金瓶梅』との関わりを中心に―

• 井口千雪・大賀晶子・小松謙・孫琳浄・田村彩子・永井もゆ・藤田優子・宮本陽佳・李沫　「花關索出身傳」訳注（一）

第21号〈2023年12月4日発行〉

• 小松　　謙　中国における近代的読書成立過程の研究　序説

• 内田　夫美　詩人・中川省三―その作品と表現　―佐藤春夫序『中川省三詩集　遺着』―

• 前田　宏樹　先秦期のいくつかの文法原理について　―動詞「胃」の特異性、及び「是」が何故繋辞化したか―

• 西尾　和子　物語要素としての圍碁　―『太平廣記』を中心に―

• 大賀　晶子　短編白話小説の語り手介入文について　―「三言二拍」における「説話的」の用法を中心に―

• 尾崎　　勤　『封神演義』『堅瓠集』の清籟閣蔵板本と褚人穫

• 永井　もゆ　『隋唐演義』・『混唐』・『征西』の関係性について

• 李　　　沫　『紅樓夢』甲戌本・己卯本・庚辰本の関係

• 大賀晶子・川上萌実・小松謙・孫琳浄・田村彩子・永井もゆ・藤田優子・宮本陽佳・李沫　「舜子變」訳注（二）

• 藤本灯・佐々木委久・久保柾子・田中百花・岩﨑凛太郎・西垣楓薫　『鶯塚千代廼初声』三編・四編　翻字と注釈

第20号〈2022年12月1日発行〉

• 仁木　夏実　藤原重隆『和漢兼作集』入集句をめぐって―院政期実務官僚の漢詩製作―

• 泉　　菜摘　『ぼろぼろの草子』の近世期享受について―『徒然草』注釈書を中心に―

• 内田　夫美　『萬葉集』大伴家持の柿本人麻呂歌の継承と漢籍需要―枕詞「あまつみづ」の表現方法をめぐって―

• 前田　宏樹　言語的視点に基づく各先秦典籍形成時期の再検討

• 尾崎　　勤　『封神演義』の上図下文本について

• 永井　もゆ　『説唐全傳』の後続作品について―『混唐後傳』と『征西演義全傳』―

• 李　　　沫　回目から見る『紅樓夢』諸本の関係

• 井口千雪・大賀晶子・川上萌実・小松謙・孫琳浄・田村彩子・永井もゆ・藤田優子・宮本陽佳　「漢將王陵變」訳注（二）

• 藤本灯・佐々木委久・久保柾子・田中百花・岩﨑凛太郎・市村太郎　『鶯塚千代廼初声』初編・二編　翻字と注釈

第19号〈2021年11月30日発行〉

• 佐々木委久　真福寺蔵『法華経勧進抄』の音読みの仮名音注について

• 前田　知穂　『好色一代男』巻二の二における「後家」の人物造型について―『源氏物語』帚木巻と「女三宮」の影響を中心に―

• 内田　夫美　『萬葉集』柿本人麻呂「近江荒都歌」における漢籍の受容―「春草」表現による荒都歌の一側面―

• 川上　萌実　勅撰三集序の文体について―嵯峨朝の官撰国書編纂のあり方―

• 中村　　綾　『通俗西遊記』初編と『画本西遊全伝』初編―両書の依拠テキストをめぐって―

• 前田　宏樹　先秦における思想の対立の顕現―言語的視点からの考察―

• 尾崎　　勤　『封神演義』版本概論

• 永井　もゆ　『説唐全傳』が持つ地域性―謝映登の人物像から―

• 李　　　沫　『紅樓夢』前八十回と後四十回の比較

• 井口千雪・大賀晶子・川上萌実・小松謙・孫琳浄・玉置奈保子・田村彩子・藤田優子・宮本陽佳　「金剛醜女因縁」訳注（三）

第18号〈2020年11月30日発行〉

• 藤本　　灯　古辞書の意義分類と古記録―『色葉字類抄』と『明月記』を例として―

• 内田　夫美　『萬葉集』柿本人麻呂歌における漢籍の受容と継承―「掃」の文字表現をめぐって―

• 佐々木委久　真福寺蔵『法華経勧進抄』の声点について

• 宮本　陽佳　『明律訳註』に見る岡白駒と蘐園学派の明律研究

• 孫　　琳浄　『新編水滸畫傳』における『通俗忠義水滸傳』の利用

• 岩崎華奈子　『封神演義』周之標序の検討

• 井口千雪・大賀晶子・川上萌実・小松謙・孫琳浄・玉置奈保子・田村彩子・藤田優子・宮本陽佳　「金剛醜女因縁」訳注（一）

第17号〈2019年11月30日発行〉

• 山崎　福之　萬葉集漢語考証補正（六）―懐風藻の漢語を中心に―

• 畠山　紗季　『詞花懸露集』諸本における本文の性格

• 石原　深予　戦前期人文書院に関する資料の紹介―編集者清水正光と川端康成を中心に―

• 森上亜希子　日本における中国故事の受容について―「水魚之交」を中心に―

• 周　　　瑛　『棠陰比事諺解』写本の混乱をめぐる一考察

• 孫　　琳浄　『南總里見八犬傳』における『水滸傳』の受容―犬坂毛野を中心に―

• 前田　宏樹　先秦の道家の著作意識について―「謂」と指示代名詞で構成される表現を軸に―

• 白﨑　　藍　歳寒堂詩話流傳の範圍とその背景―道學一派との關わりを中心に―

• 永井　もゆ　『説唐全傳』と芸能の関わり―王伯当の姿から―

• 小松　　謙　『金瓶梅』成立論序説

• 井口千雪・大賀晶子・香月玲子・川上萌実・小松謙・孫琳浄・玉置奈保子・田村彩子・藤田優子・宮本陽佳　「大目乾連冥間救母變文」訳注（四）

• 藤本灯・森上亜希子　近世節用集における部分けの研究〈翻刻〉

第16号〈平成30年11月30日発行〉

• 母利　司朗　『熱田万句』に見る日本近世初期の〈食〉

• 黄　　慧君　昭和戦前期の芭蕉入門書における芭蕉像について

• 石原　深予　編集者清水正光と戦前期人文書院における日本文学関係出版―日本心霊学会から人文書院へ―

• 松本　朋子　副詞「いづち」から指示代名詞「どち」へ

• 内田　夫美　『萬葉集』柿本人麻呂歌における漢籍の受容―石中死人歌「天地　日月與共　滿将行」について―

• 孫　　琳浄　馬琴手澤本『忠義水滸傳』の語釈書入について

• 宮本　陽佳　『小説精言』『小説奇言』が依拠した版本―本文の性格をめぐって―

• 前田　宏樹　「惡」から見る『荘子』成立事情

• 藤田　優子　「眞詩」への希求―呉江派による歌辭の改作をめぐって―

• 井口　千雪　武定侯郭勛の人脈―その文学活動を支えたもの（後編）

• 井口千雪・大賀晶子・香月玲子・川上萌実・小松謙・孫琳浄・玉置奈保子・田村彩子・藤田優子・宮本陽佳　大目乾連冥間救母變文訳注（二）

第15号〈平成29年11月30日発行〉

• 小松　　謙　『水滸傳』本文の研究―「表記」について―

• 森　　颯子　『楚辞』文芸における宋玉像の二重性

• 村山慎太郎　七言律詩形成攷

• 藤田　優子　『花草新編』に見る分調編次詞選集の意義

• 田村　彩子　伍子胥挙鼎の物語

• 内田　夫美　『萬葉集』柿本人麻呂歌における漢籍の受容―近江荒都歌「日知」の文字表現を中心にして―

• 川上　萌実　『懐風藻』人物伝と誄

• 孫　　琳浄　『新編水滸畫傳』「校定原本」諸本の研究―『水滸傳』諸版本との關係を中心に―

• 黄　　慧君　昭和戦前期における芭蕉観

• 大久保加奈子　雑談会話における「～ヨネ」の用法

• 鳴海　伸一　程度副詞「けっこう」の成立と展開

第14号〈平成28年11月30日発行〉

• 小松　　謙　金聖歎本『水滸傳』考

• 黄　　慧君　蕉風評語の近世と近代―「さび」から「閑寂」ヘ―

• 宮本　陽佳　『水滸伝』講義の実態とその影響について―講義録を手掛かりに―

• 中村　　綾　『通俗赤縄奇縁』と『今古奇観』―「和刻三言」との関係から―

• 孫　　琳浄　『南総里見八犬伝』における『水滸伝』の受容―犬田小文吾を中心に―

• 畑﨑みさき　韓愈の詩文における変化―社会的地位の浮沈にともなって―

• 白﨑　　藍　『詩話總亀』諸本をめぐる問題

• 藤田　優子　『花草新編』小考―分調本『草堂詩余』の影響と『花草稡編』への継承―

• 玉置奈保子　明代後期日用類書武備門の構成

第13号〈平成27年11月30日発行〉

• 大塚　秀高　『今古奇観』から見る三言二拍

• 吉田　早織　敦煌變文からうかがえる唐詩の歌唱性―七言絶句成立考―＊

• 大賀　晶子　雑劇『金童玉女嬌紅記』について

• 玉置奈保子　明代後期日用類書律例・律法門収録歌訣の各日用類書間における関係について

• 川上　萌実　『懐風藻』と『千字文』の比較研究序論

• 宮本　陽佳　『水滸伝訳解』にみる岡白駒の『水滸伝』研究―解釈の方法とその継承―

• 景井　詳雅　『萬葉集佳詞』続考―注釈の性格―

• 南谷　静香　京都府立総合資料館蔵二十一代集本『拾遺和歌集』上帖について

• 黄　　慧君　周作人における芭蕉観―「閑寂」の語について―

• 石原　深予　尾崎翠関係資料の紹介―前田寛治「音楽家田村熊蔵」を中心に―

• 山崎　福之　萬葉集本文批判における漢語考証の意義

• 母利　司朗　江戸版御伽草子の本文―近世前期における江戸版本文の特性（１）―

• 川﨑　一喜　程度を表すホドとクライの違い―名詞性からのアプローチ―

第12号〈平成26年11月30日発行〉

• 松村　　昂　杜甫と郎官、そして采詩

• 松本　朋子　「いづかた」をめぐる一考察

• 南谷　静香　勅撰集と資料源とする家集について

• 濵中　祐子　『口伝和歌釈抄』所引の『古今和歌集』

• 周　　　瑛　『昼夜用心記』における因果について

• 川上　萌実　『懐風藻』の用例未見語から見る日本漢詩の発展

• 白﨑　　藍　詩話に於ける蘇軾の受容　―膨張と変容―

• 玉置奈保子　「金科一誠賦」注に見る明代日用類書の構成方法について

• 井口　千雪　『三國志演義』の基づいた歴史書　―終盤を中心に―

• 小松　　謙　元代散曲考

第11号〈平成25年11月30日発行〉

• 安達　敬子　『春の雪』覚書―三島由紀夫と『源氏物語』

• 景井　詳雅　『萬葉集佳詞』考―本文のあり方から問い直す―

• 梶原　愛加　『難波の　は伊勢の白粉』巻二　峰野小瀑の評判―『好色一代男』巻三の五との関連性をめぐって―

• 石原　深予　「第七官」をめぐって―尾崎翠「第七官界彷徨」における回想のありかた―

• 松本　朋子　「いづち」から「どち」へ

• 周　　　瑛　『棠陰比事諺解』の特質について

• 丸井　貴史　『今古奇観』諸本考

• 西尾　和子　北宋末期から南宋期における『太平広記』の受容形態

• 大賀　晶子　南曲『玉簪記』について─雑劇『女眞觀』及び小説「張于湖傳」との関係から─

• 井口　千雪　関索説話に関する考察

第10号〈平成24年11月30日発行〉

• 藤原　英城　新出の西村本『色道宝船』巻二について

• 周　　　瑛　『板倉政要』の影響―『鎌倉比事』と『本朝藤陰比事』を中心に

• 西尾　和子　北宋期における『太平廣記』の受容形態―『玉海』太平廣記條に見る王應麟自注の檢證を中心に―

• 藤田　優子　『花草稡編』の白話小説利用について

• 井口　千雪　『三國志演義』と『蜀漢本末』

• 三橋佳奈子　明成化説唱詞話「開宗義富貴孝義傳」と河西寶巻「開宗寶巻」について

• 川﨑　一喜　副詞的修飾成分「くらい」の程度用法に関する考察

• 大久保加奈子　進行管理の発話における「～テイタダキマショウ」の機能

• 岸本　恵実　キリシタン版羅葡日辞書の方言語彙

第９号〈平成23年11月30日発行〉

• 周　　　瑛　『板倉政要』をめぐる諸問題―『棠陰比事』と『本朝桜陰比事』とに関連して―

• 張　　凌志　『男色大観』諸注出典未詳箇所に関する一考察

• 冨山　敦史　杜甫と郎官―詩人の自覚と足掻き

• 大賀　晶子　韻文形式の供状・判文を持つ公案ものの趣向について

• 井口　千雪　『三國志演義』の原初段階における成立と展開―段階的成立の可能性―

• 小松　　謙　清朝宮廷大戯『如意寶册』について

第８号〈平成22年11月30日発行〉

• 母利　司朗　『小男の草子』の新出書写本

• 畑﨑みさき　韓愈の詩と文―古文改革における詩の位置―

• 三橋佳奈子　『明成化説唱詞話』における定型句の機能

• 周　　　瑛　『本朝桜陰比事』と『棠陰比事』の表現の一考察

• 張　　凌志　『近代艶隠者』における『荘子』再考―注釈書との関連を中心に―

• 中村　　綾　陶山南涛『忠義水滸伝解』とその後―近世における金聖歎本受容の一端をめぐって―

• 梶原　愛加　『好色一代男』巻三の五の挿絵をめぐって

• 赤松　諒子　ほととぎすの「ひと声」

第７号〈平成21年11月30日発行〉

• 赤瀬　信吾　「音無の滝」と『源氏物語』

• 小山　順子　藤原良経の本歌取りと時間―建久期の詠作から―

• 張　　凌志　『西鶴諸国ばなし』「因果のぬけ穴」試論―『荘子』髑髏寓話との関連をめぐって―

• 西尾　和子　『太平広記』と『太平御覧』の境界―『晋書』と『南史』を手がかりに―

• 竹下　咲子　金聖歎批評の源流を探る―百二十回本『水滸伝』李卓吾批評を中心に―

• 朱　　天愚　『日本書紀』の使役助字「令」について

• 小松　　謙　「蘆北賞」受賞のご報告

第６号〈平成20年11月30日発行〉

• 青木　博史　補助動詞「～オル」の展開

• 孫　　　遜　“りんご”の歴史―近代日本語訳聖書を手がかりに―

• 赤松　諒子　歌語「宇治の川長」の享受をめぐって

• 永井　太郎　母胎回帰願望説とその受容

• 平川千穂子　詩語「致君堯舜」の成立と展開―杜甫を中心に―

• 西尾　和子　典拠資料に見る『太平広記』の性格―『太平御覧』との比較から―

第５号〈平成19年11月30日発行〉

• 井野口　孝　契沖の用語をめぐって

• 張　　忠鋒　『万葉集』の七夕歌における神秘性について

• 濵中　祐子　『口伝和歌釈抄』所引の『後拾遺和歌集』

• 石原　深予　尾崎翠の詩と病理―「こほろぎ嬢」「地下室アントンの一夜」を中心に―

• 大賀　晶子　文言文で書かれた嘉靖萬暦期の短篇白話小説について

• 孫　　　遜　聖書翻訳における「地獄」

• 福島　智美　北海道内陸部方言における助動詞ラサルの動態

第４号　壽岳章子先生追悼特集〈平成18年11月30日発行〉

• 樺島　忠夫　寿岳章子さんと私

• 井村　哲夫　「あつき思ひ」

• 佐竹　秀雄　寿岳先生からいただいたもの

• 松井　利彦　《時》表現の近代化

• 木田　章義　文字の力

• 景井　詳雅　冷泉家時雨亭文庫蔵『人丸集』考―書写本・享受・性格―

• 林　　香奈　黄遵憲は日本漢詩をどう記述したか―『日本雑事詩』第七十六・七十七首を中心に―

第３号〈平成17年11月30日発行〉

• 山崎　福之　萬葉集漢語考証補正（一）―巻十七の漢文から―

• 景井　詳雅　『類聚万葉抜書』の原型と変容

• 衣畑　智秀　上代語のヲ・モノヲ―その起源をめぐって―

• 松本　朋子　中世室町期を中心とした「いかに」と「何と」の様相

• 辻本　久子　中国の水神説話・伝説―斬龍護国型説話の発生と形成に関する一考察―

第２号〈平成16年11月30日発行〉

• 藤原　英城　『頼朝三代鎌倉記』『手代袖算盤』と中国故事―その作者推定と抗争期における其磧の新動向をめぐって―

• 小西みどり　孫悟空呼称とテクニカル・タームの分布からみる『西遊記』の編纂過程

• 藤川　絵里　隋唐もの歴史小説の一考察

• 関口智恵子　漢語副詞「いちだん（一段）」の史的変遷

• 松本　朋子　中世室町期を中心とした「いかなる」と「何たる」の様相

創刊号〈平成15年11月30日発行〉

• 小松　　謙　『金瓶梅』成立と流布の背景

• 達富　　睦　用字の違いから見る『水滸伝』の成立

• 中村　　綾　岡嶋冠山の白話語彙をめぐって―『通俗皇明英烈伝』『太平記演義』『通俗忠義水滸伝』を中心に―

• 野口　直美　〈ちかごろ〉の意味とその変遷

• 赤瀬　信吾　本歌取り的配列をめぐって