学会認定研修会・ワークショップ

★心理職向け「自殺予防と危機介入研修会」

日時:2023年9月15日(金) 16時00分-18時40分(15時40分受付開始)

場所:J:COMホルトホール大分 3階大会議室

対象者:心理師(士)の資格をお持ちの方

研修方法:対面式,グループワーク(定員30名)

オーガナイザー:河西 千秋(札幌医科大学医学部神経精神医学講座)

講師:自殺のハイリスク者の臨床に従事している心理臨床専門職他 (日本自殺予防学会役員・学会員から講師・ファシリテーターが構成されます)

心理臨床において、自殺企図、自傷行為、ないしは自殺念慮への対応は避けて通ることができ ない課題です。一方で、現在、医療職も含めて専門職の卒前教育コア・カリキュラムには、これらの自殺関連行動への対応技術に関する教育項目は導入されておらず、適切な学習機会がな かなか得られないというのが現状です。 このたび、日本自殺予防学会総会が大分市内で開催されることを機に、日本自殺予防学会は、学会認定研修会として、心理職向けの自殺予防と危機介入を学ぶ研修会を開催することとなりました。定員制とはなりますが、皆様のご応募をお待ちしております。 

学習目標: 1)わが国の自殺問題、自殺企図行動、自殺企図者を理解するための基本知識の習得 2)自殺の心理に関する知識の習得 3)事例を用いた自殺リスクの把握と問題解決アプローチ法の学習


お申し込みについて

お申込み方法:以下の「お申し込みはこちら」から必要事項を入力してお申し込みください。

参加費:学会総会に参加される方 1,500円/ 学会総会に参加されない方 3,000円

お支払方法については、こちらからご確認ください。 → お支払い方法について

ワークショップ

自殺対策の振り返りとこれから-自殺対策基本法20年に向けて

日時:2023年9月17日(915分-1150分

場所:J:COMホルトホール大分 3階大会議室

9:15~9:30 企画説明 竹島正(川崎市総合リハビリテーション推進センター)

9:30~10:30 指定発言 太刀川弘和(筑波大学)ほか数名

10:30~11:40 意見交換

11:40~11:50 まとめ


地域における自殺対策は自殺対策基本法(2006)と補助事業によって急速に普及、さらに2016年には自殺対策基本法が改正され、自治体は自殺対策についての計画を定めることとされました。そして2017年の自殺総合対策大綱の改定では「地域レベルの実践的な取組をPDCAサイクルを通じて推進する」と謳われました。これらを踏まえ、自治体においては自殺計画についての計画を定め、種々の取り組みを行っているが、計画づくりに追われて、実際の取り組みには難渋しているところも少なくありません。

このワークショップでは、本学会のテーマ「“生きるすべ”を求めて-生活の場での自殺予防」を踏まえ、地域における自殺対策の現状と課題を共有し、自殺対策基本法20年に向けて、地域における自殺対策力の強化のために取り組むことを話し合います。このワークショップの成果は2023年度統計数理研究所共同研究集会「持続可能な自殺対策の構築-自殺対策基本法20周年に向けて」(2023年12月1-2日開催)にも活用します。