拝殿修復事業 浄財募金のお願い(其の二)
当社は建速須佐之男命を主祭神とし、古くは「野々宮」「牛頭天王神」と称せられ、
明治二年の神仏分離令で猪名野神社と改め、明治六年には郷社に、
同十四年には県社に加列された由緒ある古社であります。
孝徳天皇の御代(西暦六四五年頃)には既に尼崎市の猪名寺に在ったものを
延喜四年(九〇四年)現在の地に勧請さ れ たと云います。
その後、鎮西八郎為朝が当社を尊崇し伊丹氏、外武門 の崇敬篤かりしも、
天正年中の荒木村重の騒乱の際に社殿悉く焼失、以後豊臣秀頼により
御杜殿再興 近衛基熙公により、貞亨二年(天八五年) 御本殿が整備され
設けて拝殿、幣殿を備え、折々の祭祀を通じ
崇敬者の安寧・産業の発展に寄与して参りました。
以後、建物の老朽化に対応して、度重なる改改修を行って参りましたが、
先の阪神淡路大震災に因る歪みは看過できず、
皆様の心助を賜りつつ、修復計画を查定、暫定見積顔を得ました。
結果、拝殿、幣殿の改修を優先するとしましても数億円必要と分かり、
現状、自責だけでは賄いきれず、兵庫県の重要有形文化財就き、
県及び伊丹市のご協力を仰ぐこととしました。
その際、修復事業として県の順番待ちがあり、
着工までに数年を要することとなりますので、応急処置を施す予定でしたが
各行事・コロナ・費用の問題など様々な事柄が重なり保留。
神社負担割合は小さくなりますが、着工時には木材費他も高騰し、
全体額は高額になると予想でき尚一層のご支援をお願いする次第です。
お申込みは社務所にて申込書にご記入の上、一口千円より
受付け致し ております。
就きましてはこの大事業にご理解を戴き、引き手続き篤うご奉賛を賜ります様、
謹んでお願い申し上げます。
猪名野神社 松下 美恵子
責任役員 一同
氏子総代会 一同
拝殿修復事業への経緯
1990年に、大規模なお屋根替えを行いました。
この屋根替えの5年後、阪神淡路大震災により
本殿・幣殿・拝殿・灯篭・鳥居・境内内の末社も悉く 倒壊などの被害に遭い
危険な為、何年もずっとバリケードを立てたままの状態です。
現在の問題箇所の様子
境内の木は、非常に根が発達しております。(その為、パワースポットと言われることがあります。)
境内の地面(土が雨で流れてしまう)・石の階段・灯篭・建物(社務所など)までも押し上げてしまう為、
こちらにも何らかの手立てが必要です。(階段は、上記の画像4枚のうち右下の通り、少々危なくなってきました。)
工務店などへ相談もしましたが、費用の問題が大きい為なかなか進めることが出来ません。
以下の画像は、階段を降りるときの様子です。
文化財
昭和54年12月28日(1979年) 、国指定史跡名勝天然記念物として 境内は有岡城の一部として、「有岡城跡 」の名称で国の史跡に指定されている
1986年(昭和61年)11月28日、猪名野神社のムクロジ(無患子) - 樹高約13、5m、枝張り東西約14m、南北約12m、根張り95cm、樹齢200年以上。伊丹市指定天然記念物に指定。
1991年(平成3年)12月26日、猪名野神社神幸絵巻 3巻 - 所在地・伊丹市立博物館。伊丹市が指定有形文化財に指定。江戸時代、伊丹郷町の氏神野宮(今の猪名野神社)の祭礼は、町を挙げての一大行事だった。元禄16年(1703年)から行列が猪名寺村(今の尼崎市)の御旅所まで巡行するようになり、この様子が3巻の絵巻に描かれている。第3巻は、玉手孟(号眉山)が1898年(明治31年)に描いた。
令和元年5月30日(2019年)、伊丹市は市指定有形文化財(建造物)に指定。
令和2年3月13日(2020年)、兵庫県教育委員会は、猪名野神社本殿と拝殿を繋ぐ幣殿の計3棟について、大規模な建物が複合的に連なる形式が貴重であると評価され、「県指定重要有形文化財(建造物)」に指定。
お振込み
現金書留
直接(社務所へお持ち下さい。)
返礼品は、五千円以上より贈呈いたします。ご希望の方は連絡先をお知らせください。
高額の御奉賛金を頂いた方には特別な記念品を検討しておりますので、
ご希望の方はその旨・連絡先をお知らせください。(希望されない場合、連絡先は任意です。)
今までにも、沢山のご支援・ご協力を頂いており、誠にありがとうございます。費用が膨大な為、時間がかかります。
お待たせして心苦しいですが、ご理解の程宜しくお願い申し上げます。
全国のゆうちょ銀行(郵便局)でお取扱いが可能です。
口座番号 : 00920-3-196266
加入者名 : 宗教法人 猪名野神社
現金書留専用の封筒に入れ、猪名野神社の社務所宛(以下の所在地)にご送付下さい。
〒664-0895
兵庫県伊丹市宮ノ前3丁目6番1号
猪名野神社 社務所 宛
社務所へ直接お持ち頂ける場合は以下のアクセスページを参考に、お気をつけてお越し下さい。
ご祭神
《主》猪名野坐大神(素盞嗚尊,《配》誉田別尊,宇多天皇,醍醐天皇,源為朝,鎮西八郎為朝,豊臣秀頼)
これまでにも、沢山のご支援・ご協力を頂いており、誠に感謝申し上げます。
修繕費の確保に非常に時間がかかっておりますが、国や自治体の助成は順番待ちになっています。