「一人劇」 【monodrama】


一人で舞台に立つということは

観客の目を一身に集め、受け止めなければならない。 

切磋琢磨しあえる共演者の存在もなく、主役と脇役を自分で務め

つまり泣いても転んでもひとりなのである。

だけどコミュニティでの比較や競争社会から離れ

個の純粋な世界を表現することに集中できる。

好きなだけ独自の世界を追求できる。

一方で尊いのは人の協力無しには成り立たないことを

身を持って感じることが出来るということだ。

何故また今になって《一人劇祭》なのか?ということだが

そのスタイルを継承し活動している飯島町在住の百鬼ゆめひな・飯田美千香が

伝えることのできる唯一の表現方法だから、というのが大きな理由である。

複数人からなる舞台は千本からなる壮観な桜のようで素晴らしい。 

一人劇では見事な一本桜を目指したいと思う。


ご覧いただく方には、一人の演者が晒す生き様や醸しだす非日常に心震わせ

それが生きる活力となることを願います。そして未来は「飯島町といえば一人劇」となるよう

国内外のコアな文化に触れたい方々が訪れる名物名所になればと期待しています。

発起人:飯田美千香(百鬼ゆめひな)