• 川内有緒. (2021). 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく. 集英社インターナショナル. 【IGC, 706.9:Ka98】

  • 伊是名夏子. (2019). ママは身長100cm. ディスカヴァー・トゥエンティワン. 【IGC, 916:I98】

  • 東畑開人. (2019). 居るのはつらいよ:ケアとセラピーについての覚書 . 医学書院. 【IGC, 146.8:To23】

  • うおやま. (2019). ヤンキー君と白杖ガール. KADOKAWA. 【IGC, 726.1:U79:v.1】

  • 中村ユキ. (2010). わが家の母はビョーキです2:家族の絆編. サンマーク出版. 【IGC, 493.763:N37:v.2】

  • 綾屋紗月、熊谷晋一郎. (2010). つながりの作法:同じでもなく違うでもなく. 日本放送出版協会. 【聖母, 369.27:A984

  • 中村ユキ. (2008). わが家の母はビョーキです. サンマーク出版. 【IGC, 493.763:N37:v.1】

  • 石川准. (2004). 見えないものと見えるもの:社交とアシストの障害学. 医学書院. 【学部B2, 369.27:I762m】

『ヤンキー君と白杖ガール』

弱視の女子高生と高校中退のヤンキーとのラブコメディの中に、障害者に対するマイクロアグレッションや好意的セクシズム、障害の社会モデルなどが全く難しい言葉なしに登場する、面白くてタメになるコミックです。ヤンキー君の「社会ってのは『進化』してくもんだろ? 誰かを無視しなきゃ回らない社会なんてそれは『退化』じゃねえのか?」というセリフに胸を突かれます。佐藤和子 IGC事務局

見えないものと見えるもの

「配慮を必要としない多くの人々と、特別な配慮を必要とする少数の人々がいる」と私たちは信じている。しかし著者は、「すでに配慮されている人々と、いまだに配慮されていない人々がいる」という見方を説く。「マジョリティへの配慮は当然のこととされ、配慮と呼ばず、逆に少数者への配慮は特別なこととして可視化される」。私たちマジョリティがマイノリティへの是正措置を「逆差別」と騒ぐのは、マジョリティ特権の自覚のなさの表れに他ならない。 出口真紀子 IGC所員