技術見学

出発日・時刻 9月20日(木) 14:00 (バスにて移動)

出発場所 高知工科大学, 香美キャンパス, 東エントランス

[高知海岸工事]

南海トラフを震源とした地震が発生した際、高知海岸の海岸堤防は、津波の脅威から住民の生命や財産を守る最前線にあります。そこに要求される堤防性能は、地震時に起こる「液状化現象」で沈下や変形することなく、たとえ津波が堤防を乗り越えても、粘り強く耐え抜かなくてはなりません。既存の堤防ではこれらの機能を果たさない恐れがあることから対策工が必要と判断され、堤防の強化が急ピッチに進められました。

海岸沿いの堤防と幹線道路の機能を維持した状態で振動・騒音も軽減できる工法として、システム工法によるインプラント堤防が採用され、2012年から10台前後の圧入機を投入し、海岸延長19km区間に鋼管杭φ1000L=10.0~24.5m 8,500本、鋼矢板L=15.0~23.0m 3,820枚の圧入工事を続けています。

※ この見学では高知海岸へ移動のバス内でテクニカルビデオを上映し、現地にて改修された海岸堤防をご覧いただきます。

[株式会社 技研製作所 高知本社]

株式会社 技研製作所は「圧入原理」を世界で初めて実用化し、無公害杭圧入引抜機「サイレントパイラー」を開発した「圧入の家元」として、 「圧入原理の優位性」を科学的かつ具体的に可視化し、その価値を伝えるための施設整備を行っています。

高知本社では、以下のような施設を見学可能です。

① テクニカルセンター

② 耐震地下駐車場「エコパーク」

③ 津波シミュレータ

④ 機械式自転車駐輪システム「モバイルエコサイクル」

⑤ テストフィールド

⑥ 世界杭打ち機博物館