初回となるひろしまプライドパレードのテーマは
「今日はわたしを歩いてみたい」です。
テーマにある通り、歩くモチーフを採用しながら
登場人物たちがあえて後ろ姿で描かれています。
これは
「確かにここに存在しているのに、その顔が見えない」
ということを表しています。
LGBTQ+の人々が社会の中で可視化されにくい状況や、
自分らしさを表現することに不安を感じる現実を表現する一方で、
パレードに参加することで
そのひとりひとりの「顔」が見えて、
個人としての存在がはっきりと認識される、そんな期待を込めています。
パレードを通じて、「見えなかった顔」が次第に明らかになり、多様な存在が共にあることを実感できる、
そんな場になればと願っています。
イラスト:hinaco