【書籍化第一弾】
【タイトル】シン・邪馬台国① 金銀錯嵌珠龍文鉄鏡の真実
【書籍化第一弾】
【タイトル】シン・邪馬台国① 金銀錯嵌珠龍文鉄鏡の真実
クラウドファンディング>2025 春予定 シン・邪馬台国① 金銀錯嵌珠龍文鉄鏡
クラウドファンディング>2025 夏予定 シン・邪馬台国② 烙印崩壊
クラウドファンディング>2025 冬予定 シン・邪馬台国③ 邪馬台国研究の民主化
【タイトル】 シン・邪馬台国 Ⅰ 金銀錯嵌珠龍文鉄鏡 ※冒頭
【起-序章】 歴史の闇と一筋の光
はるかなる古代、日本の黎明期にその名を刻む「邪馬台国」と、神秘のベールに包まれた女王「卑弥呼」。これらの名は、歴史の教科書を開けば必ず出会う、私たちにとって馴染み深い存在のはずです。まるで、日本の始まりを告げる神話のように、私たちの集合的な記憶の中に息づいています。しかし、その親しみやすさとは裏腹に、一つの不可解な事実が横たわっていることをご存知でしょうか。日本の正史として編纂された『古事記』や『日本書紀』。そこに、驚くべきことに、邪馬台国や卑弥呼に関する記述は、一行たりとも見当たらないのです。あたかも、歴史の重要なページが、誰かの手によって意図的に、あるいは必然的に、破り取られてしまったかのように。なぜ、彼らは日本の公式な歴史から姿を消してしまったのでしょうか? この根源的な、そしてあまりにも奇妙な問いこそが、本書で皆様と共に分け入る、壮大な歴史ミステリーへの入口となるのです。
この深い歴史の闇に、一条の光を投げかける可能性を秘めた存在があります。九州は豊後の国、現在の大分県日田市で発見された、一枚の古鏡。「金銀錯嵌珠龍文鉄鏡(きんぎんさくがんしゅりゅうもんてっきょう)」と名付けられたその遺物は、数多の考古学者をして「その華麗さにおいて随一」と感嘆せしめるほどの、比類なき美しさを湛えています。それは単なる古代の道具ではありません。鉄の板の上に、金と銀を用いて生き生きと描かれた龍の文様。その周囲を飾るのは、ルビーやエメラルドを思わせる色とりどりの宝石の輝き(※実際には瑪瑙やトルコ石、漆玉などが用いられていたと推測されます)。鉄という硬質な素材と、金銀珠玉という華麗な装飾とが見事に融合し、この世のものとは思えぬほどの神秘的なオーラを放っているのです。さらに驚くべきは、この鏡が持つ希少性です。古代の鏡といえば、一般的には青銅を鋳型に流し込んで作る「銅鏡」ですが、この鏡は、熟練の職人が鉄の塊を丹念に叩き鍛え上げて作り上げた「鍛造品」であり、鋳造品のように同じものを複数作ることはできません。世界に二つと存在しない、まさに唯一無二の工芸品なのです。その卓越した技術と芸術性は、昭和39年(1964年)、国の重要文化財として認定されるに至りました。
そして近年、この鏡を巡る物語は、さらに劇的な展開を見せます。かの三国志の英雄・曹操の墓とされる中国河南省の遺跡から、この日田の鉄鏡と驚くほどよく似た鏡が出土したのです。「皇帝の所有物にふさわしい最高級の鏡」が、なぜ遠く海を隔てた日本の、それも九州の一地方都市から発見されたのか? この衝撃的な事実は、古代東アジアの国際関係や文化交流、そして長年にわたり論争が続く邪馬台国の所在地問題に、全く新しい視点をもたらすものとして、大きな注目を集めました。
しかしながら、これほどの歴史的価値と話題性を持ちながら、「金銀錯嵌珠龍文鉄鏡」の存在は、いまだ広く一般に知られているとは言えません。発見から90年近くが経過した今もなお、その正確な出土状況や日本にもたらされた経緯には不明な点が多く、考古学や古代史の学会においても、中心的な議題として活発に議論されているとは言い難いのが現状です。なぜ、これほどの「宝」が、正当な評価を受けられずにいるのでしょうか? なぜ、その輝きは、歴史の片隅に追いやられようとしているのでしょうか? そこには、私たちがまだ知らない、歴史の深層に関わる何らかの理由、あるいは意図が隠されているのかもしれません。
本書でこの鉄鏡の謎を追う旅は、私、坂本保範にとって、単なる知的な探求にとどまらない、個人的で、そして切実な意味を持っています。実は、この類まれなる鏡を最初に発見したのは、私の大叔父にあたる渡辺音吉という人物なのです。幼い頃、祖父と父を相次いで亡くし、寂しい日々を送っていた私を、日田の地でいつも温かく見守ってくれた「ダンワラのじいちゃん」。彼は、多くを語る人ではありませんでしたが、その眼差しは常に優しく、深い知恵を湛えていました。彼に連れられて歩いた山で、「この山はな、ぜんぶ軽石でできとるんじゃ」と何気なく教えてくれた記憶は、今も鮮明に私の心に刻まれています。彼の言葉は、自然や郷土の歴史への深い洞察に裏打ちされていました。
しかし、世紀の発見者であるはずの大叔父は、その功績を称えられるどころか、心無い憶測や非難に晒され、晩年は深い無念の思いを抱えたまま、この世を去りました。この鏡に秘められた真実を明らかにすることは、古代史の大きな謎を解き明かす試みであると同時に、不当な扱いを受け、歴史の陰に埋もれてしまった一人の誠実な人物の名誉を回復するための、私自身の宿命的な旅でもあるのです。公的な歴史のミステリーと、私的な家族の物語。二つの糸が複雑に絡み合いながら、時空を超えた探求のドラマが、いま、静かに幕を開けようとしています。
さあ、皆様。古代史最大の謎と、そこに秘められた人間ドラマを巡る、この壮大な旅に、どうかご一緒いただけないでしょうか。忘れられた鏡が映し出す、歴史の真実を探す旅へ、いざ出発しましょう。
【書籍化第二弾】
【タイトル】 ヒタヒミコ -転生‐ INSPIRED BY金銀錯嵌珠龍文鉄鏡
若い人にも古代史に興味を持ってもらいたい!
「青春と古代が交差する、時を超えたライトノベル・プロジェクト」 進行中!
クラウドファンディング>2026 春予定 ヒタヒミコ -転生‐ ①
クラウドファンディング>2026 夏予定 ヒタヒミコ -転生‐ ②
クラウドファンディング>2026 冬予定 ヒタヒミコ -転生‐ ③
収益の一部を日田市の活性化、古墳の保全活動に還元する旨を明記
あらすじ
邪馬台国、二つの魂が織りなす運命
時は弥生時代。古代国家・邪馬台国は、女王卑弥呼の死後、後継者争いによる混乱の中にあった。そこに現れたのは、わずか13歳の新女王・台与。彼女は、強大なライバル国・狗奴国からの侵略の危機を前に、国を守るために勇敢に立ち向かう。しかし、その戦いの中で、台与は大きな過ちを犯してしまう。祭祀王として卑弥呼より受け継いだ力、「ダイワ」の逆流によって、多くの兵を犠牲にしてしまうのだ。自責の念に駆られた台与は自暴自棄に陥り、彼女の意識は消えゆく中、そこに現代日本から時を超えてきた女子中学生・天音の魂が転生する。
邪馬台国が未だ狗奴国からの侵略の危機に瀕している中、天音は、突然の転生と慣れない古代の暮らしに戸惑いながらも、次第に台与の記憶と感情を受け入れていく。現代の知識と台与のカリスマ性、そして天音自身の強い意志を武器に、彼女は邪馬台国を救うことを決意する。
舞台は、九州の地に実在したとされる邪馬台国の候補地の一つ、日田。天音は、台与の身体を通じて、古代の人々の暮らしや文化に触れ、様々な困難に立ち向かう。狗奴国との戦いは、武力だけでなく、知略や外交も駆使した壮絶なものとなる。天音と台与は、卑弥呼が残した「ダイワ」に秘められた力を解き放ち、戦いの流れを変えようと試みる。
天音は、台与の心の中で葛藤しながらも、次第に彼女と一体化していく。古代の人々の想いや願いに触れる中で、自らの使命と向き合い、成長していく。現代社会の知識や価値観を持つ天音は、時に古代の人々と衝突しながらも、新しい風を邪馬台国にもたらしていく。
果たして、天音は邪馬台国を救い、現代へと帰還することができるのか?古代のロマンと現代の少女の冒険が織りなす、壮大なファンタジーの幕が開く。
見どころ
時空を超えた魂の邂逅:現代の少女が古代の女王に転生するという斬新な設定。文化や価値観の異なる世界で、天音はどのように適応し、活躍していくのか?
邪馬台国をめぐる歴史ミステリー:未だ解明されていない邪馬台国の謎に迫るスリリングな展開。「金銀錯嵌珠龍文鉄鏡」は一体何を示すのか?卑弥呼の遺志とは?
古代と現代の文化の衝突:現代の知識と価値観を持つ天音が、古代社会でどのように活躍するのか?文化の違いから生まれる葛藤や、そこから生まれる新たな発見。
壮大なスケールのアクション:狗奴国との戦いを描く迫力満点の戦闘シーン。古代の武器や戦術、そして天音の機転が戦況をどう変えるのか?
少女の成長と友情:困難を乗り越えながら、天音が仲間たちと共に成長していく姿を描く感動のドラマ。異なる時代、異なる文化の人々との交流を通して、天音は何を学び、何を得るのか?
読者へのメッセージ
この物語は、単なる歴史ファンタジーではありません。現代社会に生きる私たちが、過去から何を学び、未来へ何を繋いでいくべきかを問いかける物語でもあります。天音の冒険を通じて、読者の皆様にも、歴史の面白さ、そして人間の可能性を感じていただければ幸いです。
【書籍化第三弾】
【タイトル】 邪馬台国に歴女はいない? -INSPIRED BY金銀錯嵌珠龍文鉄鏡 -
クラウドファンディング>2027 春予定 邪馬台国に歴女はいない? ①
クラウドファンディング>2027 夏予定 邪馬台国に歴女はいない? ②
収益の一部を日田市の活性化、古墳の保全活動に還元する旨を明記
【タグライン】
少女の情熱が、歴史の闇に埋もれた邪馬台国の扉を開く。
歴史ミステリー×青春アドベンチャー!
【あらすじ】
歴史情緒あふれる街、日田。主人公の日奈は、亡きひいひいじいちゃんが遺した謎めいた古代鏡「金銀錯嵌珠龍文鉄鏡」の写真を手に、地元の遺跡「ダンワラ遺跡」の再調査を熱望する女子高生。しかし、彼女の訴えは市の古代埋蔵センターに冷たくあしらわれてしまう。事なかれ主義の職員、地方の限られた予算、そして大人たちの無理解が日奈の前に立ちはだかる。
そんな中、市の再開発計画が持ち上がり、バイパスによってダンワラ遺跡が破壊されるというのだ!日奈は遺跡を守るため、古代史に全く興味のない幼馴染、天音、ドーモを巻き込み「ダンワラ遺跡保存プロジェクト」を立ち上げる。
遺跡を守るため、彼女らは「金銀錯嵌珠龍文鉄鏡」と「ダンワラ遺跡」の重要性を調査し、その価値を広く世間に知らしめる活動を開始する。しかし、調査を進めるうちに、「金銀錯嵌珠龍文鉄鏡」が邪馬台国の謎を解く鍵であることに気づき始める。古代鏡に秘められた秘密、そして遺跡にまつわる伝説。それらを繋ぎ合わせると、まったく新しい古代日本の姿が浮かび上がってくる。タイムリミットが迫る中、日奈たちは古代の謎を解き明かし、遺跡を守ることができるのか?歴史ミステリーと冒険要素が加わり、物語はさらにスリリングに展開していく。
【映画化】市民映画化プロジェクト
【タイトル】 邪馬台国に歴女はいない? -INSPIRED BY金銀錯嵌珠龍文鉄鏡 -
クラウドファンディング>2029 春予定 邪馬台国に歴女はいない? 市民映画化プロジェクト
クラウドファンディング>2029 夏予定 邪馬台国に歴女はいない? 市民映画化プロジェクト
2030年 クランクイン予定
原作者、自ら詠歌化します。
坂本保範
日田市日高町出身、サラリーマンとして勤務の傍ら、まちおこし・地域活性化を目的に「とよたNEGAPOSI映画祭」を主催し、自らも映画監督・制作を手掛ける。
昨年、ダンワラの危機的状況を目の当たりにし、故郷である日田の活性化を強く願い、「ヒタヒミコ未來プロジェクト」を立ち上げる。
【入選・入賞歴】 ゆうばり国際ファンタスティク映画祭・丹波国際映画祭・宮古島国際映画祭・山形国際ムービーフェスティバル、蓼科高原映画祭 他多数
https://www.negaposifilm.com/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
ヒタスタイル -INSPIRED BY金銀錯嵌珠龍文鉄鏡 -
日田市民に、地元の歴史的価値と遺産・遺跡保護を深く理解してもらうため、影響力のあるヒタスタイル(タウン誌)でコラム連載を行います。市民の心に響く文章と、視覚的に訴求する写真やイラストを組み合わせ、遺跡の魅力と危機感を伝えます。