Hiroyuki Inaoka's Website
Last update 2024/10/03
稲岡大志
大阪経済大学経営学部 准教授
博士(学術)
E-mail: hiroyuki.inaoka + gmail
Hiroyuki INAOKA, Ph.D.
Associate Professor
Faculty of Business Administration
Osaka University of Economics
E-mail: hiroyuki.inaoka + gmail
最近の活動(新しい順)
2024年8月31日・9月1日、『てつがく広場』創刊記念講演会「哲学してみない?! 」(紀伊國屋書店新宿本店3階アカデミックラウンジ)を行いました。
中高生向け哲学雑誌『てつがく広場』が創刊されました。統括編集長を務めています。「大学受験数学からの哲学入門」という短文も寄稿しています。
2024年6月30日に東京大学駒場キャンパスにて、UTCPとフィルカルの共催「企業が哲学と出会うとき:日本における企業内哲学の実際」でオーガナイザーを務めました。
2024年3月28日に紀伊國屋書店新宿店3階アカデミック・ラウンジにて、『アナーキー経営学』(NHK出版) 『マネジメント神話』(明石書店)W刊行記念 高橋勅徳×稲岡大志×朱喜哲トークイベントがありました。多くの方が来てくださいました。ありがとうございました。なんとサイン会もさせていただきました。
2024年3月9・10日にしいのき迎賓館にて開催された日本ライプニッツ協会第9回春季大会において、個人研究発表「文脈原理と混雑した観念――ライプニッツの無限小に関する石黒説を再考する――」をしました。石黒ひでのライプニッツ解釈について、無限小の有限主義的解釈と「混雑した観念」について認識論の整合性を問うてみました。また、シンポジウム「英・米・独・仏ほか諸国におけるライプニッツ研究の現在」では提題者として「あなたの知らないライプニッツ研究の世界」という発表をしました。スペイン、ロシア、中国におけるライプニッツ研究の状況、著作の翻訳状況などについて報告しました。
マシュー・スチュワート著、稲岡大志訳『マネジメント神話ーー現代ビジネス哲学の真実に迫る』を刊行しました。哲学博士号を取得した後経営コンサルティングの道に進んだ著者の自分史とフレデリック・テイラー以降のアメリカのマネジメント思想の歴史が相互に語られる大変面白い本です。
台湾のNational Sun Yat-sen Universityにて開催されたTaiwan Philosophical Association Annual Conferenceにて”Dualism and Monism on Voice of Animation Character”という発表をしました。
3STEPシリーズ『応用哲学』の第11章「アニメーション・声優――フィクションを哲学する」を担当しました。
2023年9月29日にオンライン開催された第74回日本倫理学会にて、玉田龍太朗、髙橋洋介、加須屋明子、冲永隆子、冲永宜司の各氏と共同でワークショップ「トランスヒューマニズムと芸術──21 世紀における「人間」の変容をめぐって」を主催しました。
2023年7月31日から8月4日までドイツのハノーファーにて開催された第11回国際ライプニッツ学会にて"Ishiguro on Leibniz: The Context Principle and the Infinitesimal in Leibniz’s Philosophy"と"Calculating the infinity without continuity: proofs and diagrams in De Quadratura Arithmetica"という発表をしました。
『現代思想』2023年7月号(特集=〈計算〉の世界)に「一七世紀ヨーロッパの数学者の図形活用法――サイクロイドを事例として」を寄稿しています。3月に発表したものを改稿したものです。
2023年5月26日発行の週刊読書人に書評『こころを旅する数学』(ダヴィッド・ベシス著、野村真依子訳) を寄稿しました。
2023年4月23日に金沢大学にて開催された第15回応用哲学会年次研究大会でのワークショップ「哲学対話の「ルール」を問い直す」のオーガナイザーを務めました。
2023年3月11日に開催された日本ライプニッツ協会第8回春季大会にて「初期近代の数学者における図形活用法――サイクロイドを事例として」という研究発表をしました。17世紀のヨーロッパの数学者たちに取って腕の見せ所でもあったサイクロイドの求積問題をモデルケースとして、ロベルヴァル、デカルト、ライプニッツの証明において図形がどう使われているかを考察しました。
2022年12月に『世界最先端の研究が教える すごい哲学』という本が出ます(稲岡大志、森功次、長門裕介、朱喜哲による編著)。かなりすごい本になりました。一風変わった哲学入門書です。
『BANDIT』第2号(「自己啓発大解剖」特集)に「名言集で哲学はできるか?」という文章を寄稿しました。格言や名言に関する研究を参考にして「短い言葉で哲学する」可能性を論じています。
2022年9月30日オンライン開催された第73回日本倫理学会にて玉田龍太朗氏と冲永隆子氏と共同でワークショップ「人権教育の視点からSOGIを考える」を主催しました。
2022年5月29日、応用哲学会第14回年次研究大会のワークショップ「哲学を届ける―3つの試みの差異と共通性」にて「20分でわかるポピュラー哲学の「現在」」という発表をしました。いま世の中で哲学はどうなっているのか、文字どおり20分で説明しました。
『愛知』32号に「同時・瞬間・現実――ライプニッツの時間構成論」という論文を寄稿しています。2021年9月の松田毅『虹と夢の存在論:身体・現実・時間を生きる』合評会にて提題者として発表した内容に基づくものです。
2022年3月26日にオンライン開催された第7回日本ライプニッツ協会春季大会にて「「他の方法ではできない(non aliter fieri potest)」ーー『算術的求積』命題8から命題11までの検討」という研究発表をしました。論文「推論の媒体と証明手続きの視覚化としての図形-『算術的求積』命題6の証明の分析-」の続編にあたる内容です。
2021年10月1日にオンライン開催された第72回日本倫理学会大会にてワークショップ「人権教育の観点からコロナ禍を考える」を玉田龍太朗氏と宮浦胡実氏と共同で主催しました。
2021年9月26日、オンライン開催された『フィルカル』Vol. 6 No. 2刊行記念イベント「哲学は人生の必修科目か?『ここは今から倫理です。』から考える」にて司会をしました。とても面白い内容になりました。
2021年9月24日、オンライン開催された松田毅『虹と夢の存在論:身体・現実・時間を生きる』合評会において提題者として「現実的時間の存在論」という発表をしました。第4章の時間論に対するコメントが主な内容です。
2021年8月末に刊行された『フィルカル』Vol.6, No.2にて、『ここは今から倫理です。』特集シリーズのまえがきとインタビュー構成を手掛けております。たいへん読みごたえのある内容になっています。
2021年8月28日、第3回eスポーツ倫理学研究会ワークショップにて「eスポーツにおける選手とファンの関係についてのスポーツ倫理学的考察 」という発表をしました。スポーツのファンに関する最近のスポーツ哲学・倫理学研究を参照しながら、eスポーツのファンについて検討しました。
2021年5月23日、応用哲学会第13回年次研究大会にて「哲学の入門書を読む」という発表をしました。1995年以降のカント入門書をわあああっと読みました。
2021年4月刊行の『フィルカル』6-1号に「モナドとしての哲学史研究」という論文を書いています。タイトルがネタバレになっているタイプの文章です。また、『ここは今から倫理です。』特集ではブックガイドで少し協力しています。「フィルカル・リーディングズ」でもとっておきの3冊を紹介しています。
2021年4月17日、オンライン開催された中村大介『数理と哲学ーカヴァイエスとエピステモロジーの系譜』合評会にて提題者として「涼宮ハルヒの数理哲学」という発表をしました。
ライプニッツ研究の論文「推論の媒体と証明手続きの視覚化としての図形-『算術的求積』命題6の証明の分析-」が掲載された『ライプニッツ研究』第6号が出ました。論文の内容を簡単に紹介する文章も書いたので見てください。
2020年12月刊行の『フィルカル』5-3号に「「一回きり」と「やり直し」との間で」というオンライン授業に関する文章を書きました。タイトルは考えるのに苦労した割に今一つだなと思ってしまった。
2020年11月14日、日本ライプニッツ協会第12回大会(オンライン開催)にて「1680年代のライプニッツによるユークリッド『原論』研究について」という発表をしました。今年4月にプレプリントが公開されたライプニッツの新しい資料の紹介をしました。手稿も分析しています。
2020年7月24日に去年刊行した『ライプニッツの数理哲学:空間・幾何学・実体をめぐって』(昭和堂、2019年)の合評会をオンラインで開きます。提題をしてくださるのは、池田真治さん(富山大学)、中村大介さん(豊橋技術科学大学)、三浦隼暉さん(東京大学)です。詳しくはこちら。
スポーツ倫理学の論文「オリンピックは道徳実験室でありうるか?ー「生き方の哲学」としてのオリンピズムの可能性ー」が関西倫理学会の学会誌『倫理学研究』に掲載されました。去年11月の関西倫理学会のシンポジウム「スポーツと倫理」で提題者として発表した内容がもとになっています。発表を準備していたときはまさかこんなかたちで東京オリンピックが延期になるとは思ってもみませんでした。シンポジウムのディスカッションの様子も詳しく収録されていて、読み応えがあります。電子版も近々公開されるはずです。
応用哲学会第12回年次研究大会にて「名言集で哲学はできるか?」という発表をする予定でしたが、大会自体が中止になってしまいました。発表自体は形式上成立したものとみなされるので、業績リストに追加しています。
2020年1月11日に渋谷QWSで開催されたビジネスパーソン向けの哲学入門イベント「ビジネスで哲学をするには? ~仕事に哲学が必要と言われるけれど~ 」で「マイケル・ポーターと賢者の石」という話をしました。最近の「ビジネス哲学書」のトレンドを紹介しました。
初の単著『ライプニッツの数理哲学――空間・幾何学・実体をめぐって』が刊行されました(昭和堂)。出版社のサイトはこちら。アマゾンはこちら。
研究テーマ
研究上の関心は、1)17世紀ヨーロッパ哲学、より具体的には、ライプニッツの数学の哲学、とりわけ、「位置解析」「幾何学的記号法」と呼ばれるライプニッツ独自の幾何学研究が持つ哲学的重要性や、無限小解析学が生まれる時代の数学研究における図形の役割について研究しています。
これまでは、普遍記号法の構想を生涯抱いていたライプニッツがなぜ幾何図形を用いない幾何学の構築を試みたのか、無限小解析研究と幾何学研究とはどのように関連しているのか、空間論の展開に幾何学研究がどのように関連しているのか、といった問題に取り組んできました。こうした問いの解明を通じて、点、記号、想像力といった概念の変遷を整理し、ライプニッツの数学の哲学の全体像を再構成することを目指しています。
さらに、パリ時代のライプニッツの数学研究に関して、とりわけ幾何図形がどのような機能を担っていたのかを歴史的かつ哲学的に解明する研究も進めています。具体的には、パリ時代の数学研究の集大成である論文『算術的求積』の全貌を解明する研究や、同時代の他の数学者の証明技法と比較することで、ライプニッツの数学研究の特徴を浮かび上がらせる研究を進めています。
また、2)数学の哲学の研究として、幾何図形を用いた推論(図形推論)についても研究しています。図形を用いた推論は正確なものではない、場合によっては推論を誤謬に導くものとして、歴史的には重要視されてはいなかったのですが、近年その機能を見直す動きが起きています(このへんの事情は 論文「図形推論と数学の哲学――最近の研究から」をお読みいただければひと通りのことはわかります)。図形を用いた背理法による証明や、非ユークリッド幾何学における無限遠点の幾何図形による表現などを分析することで、幾何図形が数学の証明においていかなる機能を果たしてきたのかを、歴史的観点から、かつ、現代的観点から解明する研究を進めています。図形推論は認知科学や数学教育などの分野でも盛んに研究されているテーマでもあり、今後はこれらの分野の研究者と哲学者が共同で研究することが求められています。
ライプニッツ研究と数学の哲学研究の背後には「数学の記号はどのような機能を持つのか」という共通の問題関心があります。
数学の記号に関するこうした問題関心に加えて、最近は、3)アニメーションの哲学の研究も進めています。私たちはアニメーションを鑑賞する際、キャラクターの音声と声優の音声を同一視し、現実世界に存在する声優が発した音声を虚構世界のキャラクターが発したものとみなした上で鑑賞し、楽しみます。声優はこうした意味では裏方的存在であるのですが、他方で、声優自身もまた単なる裏方にはとどまらない存在感を持っています。こうしたアニメーションや声優が置かれた現状を踏まえた上で、声優の音声はどのようにしてキャラクターの音声としてみなすことができるのか、私たちはどのようにしてアニメーション声優の音声を聴いているのか、といった観点から声優の音声が持つ描写機能の分析を進めています。
こうした「声優の哲学」は、ライプニッツの数理哲学研究や現代の数学や論理の哲学研究と同様に、「(図形や音声といった)表現媒体はいかにして対象を描写するのか」という、より広い哲学的関心に基づくものです。この意味において、哲学史研究(ライプニッツ研究)、現代哲学研究(数学・論理の哲学研究)、応用哲学研究(声優の哲学研究)は一つの軸で結びついています。
応用哲学・応用倫理学研究としては、4)スポーツ哲学・倫理学についても研究しています。「人類にとってスポーツとはなにか?/人はなぜスポーツをする/見るのか?」といった問題関心があります。
また、学際的共同研究として、信頼概念に関する学際研究や哲学教育に関する研究も進めています。
さらに最近は、5)ポピュラー哲学(哲学の非専門家を中心とした哲学に関する実践)にも関心を持ち、出版動向をサーベイしたり、学会のシンポジウムを企画したりなどの活動を行っています。哲学対話や哲学カフェといった哲学プラクティスにも関心があります。こちらは教育活動やアウトリーチ活動とも連動させた研究ができればと考えています。
Research interests:
1) 17th century & early modern philosophy (especially, Leibniz's philosophy of mathematics)
2) philosophy of mathematics, philosophy of geometry, diagrammatic reasoning
3) philosophy of animation
4) philosophy of sports
5) philosophical practice
経歴
1977年2月26日生まれ
2008年3月 神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了
2008年4月 神戸大学大学院人文学研究科学術研究員
2008年10月 神戸大学大学院人文学研究科学術推進研究員
2010年11月-2012年10月 神戸大学大学院人文学研究科助教
2012年11月-2019年3月 神戸大学大学院人文学研究科研究員
2019年4月-2021年7月 大阪経済大学経営学部専任講師
2021年7月-現在に至る 大阪経済大学経営学部准教授
学会などの委員歴
2010年12月-2013年11月 関西哲学会 事務局幹事
2011年11月-2021年3月 日本ライプニッツ協会 幹事
2016年6月-2022年5月 応用哲学会 理事
2018年9月-2019年12月 『フィルカル』編集委員
2019年7月-現在 日本哲学会 編集委員
2019年10月-2021年9月 応用哲学会 副事務局長
2020年1月-現在 『フィルカル』副編集長
2021年4月-現在 日本ライプニッツ協会 理事・編集委員
2022年10月-現在 関西哲学会 委員・編集委員
2023年4月-現在 応用哲学会 編集委員
2023年4月-現在 日本ライプニッツ協会 会長
学術貢献など
2020年11月-2021年10月 科学研究費委員会専門委員
研究業績
I 博士学位論文
稲岡大志、「ライプニッツの幾何学的記号法に関する研究――幾何学の哲学としての幾何学的記号法」、課程博士学位論文(学術)、神戸大学大学院文化学研究科、2008年3月提出.
II 編・著書
Tsuyoshi Matsuda, Hiroyuki Inaoka (eds.), Proceedings of 1st International Conference: Applied Ethics and Applied Philosophy in East Asia, Kobe University, 2010.
酒井潔+長綱啓典+佐々木能章編、『ライプニッツ読本』、法政大学出版局、2012年、「数学の哲学としてのライプニッツ哲学──幾何学・記号・想像力」(113-23頁)を担当.
小山虎編、『信頼を考える:リヴァイアサンから人工知能まで』、勁草書房、2018年、第1章「ホッブズにおける信頼と「ホッブズ問題」」を担当(3-23頁).
稲岡大志、『ライプニッツの数理哲学――空間・幾何学・実体をめぐって』、昭和堂、2019年.
稲岡大志、森功次、長門裕介、朱喜哲編著、『世界最先端の研究が教える すごい哲学』、総合法令出版、2022年.
松田毅+藤木篤+新川拓哉編、『応用哲学』、昭和堂、2023年. 第11章「アニメーション・声優――フィクションを哲学する」を担当(161-174頁).
III 論文
稲岡大志、「ライプニッツにおける幾何学の基礎」、『愛知』、神戸大学哲学懇話会、17号、54-62頁、2005年. (査読あり)
稲岡大志、「ライプニッツにおける神の存在証明と永遠真理の基礎」、『愛知』、神戸大学哲学懇話会、18号、79-90頁、2006年. (査読あり)
Shunsuke Yatabe, Hiroyuki Inaoka, "On Evans's vague object from set theoretic viewpoint", Journal of Philosophical Logic, vol.35, no.4, pp.423-434, 2006. (査読あり)
稲岡大志、「ライプニッツのユークリッド批判」、『哲学の探求』、哲学若手研究者フォーラム、34号、55-68頁、2007年.(査読なし)
稲岡大志、「特待生問題とはいかなる問題なのか――スポーツ倫理学の観点から」、『21世紀倫理創成研究』、2号、99-114頁、2009年.(査読あり)
稲岡大志、「幾何学における記号と抽象――ライプニッツの「幾何学の哲学」の可能性――」、『哲學』、61号、日本哲学会、165-79頁、2010年. (査読あり)
稲岡大志、「点と最小者――ライプニッツの中期幾何学研究について」、『アルケー』、18号、関西哲学会、77-88頁、2010年. (査読あり)
稲岡大志、「図形推論と数学の哲学――最近の研究から」、『科学哲学』、47巻1号、日本科学哲学会、67-82頁、2014年.(査読あり)
稲岡大志、「実体の位置と空間の構成――ライプニッツ空間論の展開の解明に向けて」、『ライプニッツ研究』、3号、日本ライプニッツ協会、111-28頁、2014年.(査読あり)
稲岡大志、「最初の幾何学者はいかにして恣意性の鉛筆を折ることができたか?」、『フッサール研究』、12号、フッサール研究会、159-71頁、2015年. (招待論文)
稲岡大志、「モナドロジー前史――中期ライプニッツ哲学における点とモナドをめぐって」、『アルケー』、23号、関西哲学会、1-13頁、2015年. (招待論文)
稲岡大志、「堀江由衣をめぐる試論――音声・キャラクター・同一性――」、『フィルカル』、vol.1, no.2. ミュー出版、112-40頁、2016年.
稲岡大志、「ライプニッツ的空間はいかにして構成されるか?――クラーク宛第5書簡104節における「抽象的空間」をめぐって」、『日本カント研究』、第18号、日本カント協会、90-104頁、2017年.(招待論文)
稲岡大志、「岡田麿里と声優の音声の「自然さ」」、『ユリイカ』2018年3月臨時増刊号(総特集:岡田麿里)、青土社、2018年、134-44頁.
稲岡大志、「オリンピックは道徳実験室でありうるか?――「生き方の哲学」としてのオリンピズムの可能性――」、『倫理学研究』、第50号、関西倫理学会、32-46頁、2020年. (招待論文)
稲岡大志、「推論の媒体と証明手続きの視覚化としての図形-『算術的求積』命題6の証明の分析-」、『ライプニッツ研究』第6号、日本ライプニッツ協会、1-22頁、2021年.(査読あり)
稲岡大志、「モナドとしての哲学史研究」、『フィルカル』、vol.6, no.1, 188-208頁、2021年.(査読なし)
稲岡大志、「同時・瞬間・現実――ライプニッツの時間構成論」、『愛知』、32号、神戸大学哲学懇話会、2022年、44-58頁. (依頼論文)
稲岡大志、「一七世紀ヨーロッパの数学者の図形活用法――サイクロイドを事例として」、『現代思想』2023年7月号、青土社、211-24頁.
IV 国際会議論文、総説・解説記事など
Shunsuke Yatabe, Hiroyuki Inaoka, "Vagueness and Extensionality", Proceedings of 2nd International Conference on Fuzzy Systems and Knowledge Discovery, Lecture Notes in Computer Science, Springer-Verlag, Volume 3613, pp.263-266, 2005. (査読あり)
稲岡大志、「推論の合理性について――合理的リスク判断のために――」、倫理創成研究会ニューズレター、神戸大学大学院文化学研究科、5号、2007年、51-2頁.
Hiroyuki Inaoka, “A Sports Ethical Analysis of the Problem of Baseball Scholarship Student in Japan”, Proceedings of 1st International Conference: Applied Ethics and Applied Philosophy in East Asia, Kobe University, pp.66-75, 2011. (査読あり)
Hiroyuki Inaoka, "Leibniz's Conception of Diagram and Intuitive Knowledge in Mathematical Reasoning", Natur und Subjekt: Akten des IX. Internationalen Leibniz-Kongresses, ed. H. Breger, J. Herbst and S. Erdner, Hannover: Hartmann, pp. 504-12, 2011. (査読あり)
稲岡大志、「ライプニッツ数理哲学研究の現在」、『ライプニッツ研究』、2号、日本ライプニッツ協会編、2012年、157-60頁.
Hiroyuki Inaoka, "What Constitutes Space?: The Development of Leibniz’s Theory of Constituting Space", "Fur unser Gluck oder das Gluck anderer". Vortrage des X. Internationalen Leibniz-Kongresses, Band III, Georg Olms, 2016, pp.427-39. (査読あり)
稲岡大志、「これからのスポーツ哲学・倫理学」、『21世紀倫理創成研究』、10号、神戸大学大学院人文学研究科倫理創成プロジェクト、2017年、114-6頁.
稲岡大志、「哲学史の授業をより魅力的にするためにはどうすればよいか?」、『東北哲学会年報』、33号、東北哲学会、2017年、142-4頁.
稲岡大志・町田一・長綱啓典・根無一行・根無一信、「ライプニッツ:受容と実践――根無一信『ライプニッツの創世記』合評会から」、『帝京大学 学修・研究支援センター論集』、10号、2019年、pp.115-27.
稲岡大志、「「ポピュラー哲学」で哲学するためのブックガイド」、『フィルカル』、vol.4, no.1, ミュー出版、2019年、18-46頁.
稲岡大志、「「一回きり」と「やり直し」との間で」、『フィルカル』、5(3)、2020年、pp.58-68.
稲岡大志、「名言集で哲学はできるか?」、『BANDIT』、2号、2022年、pp.78-93.
稲岡大志、「哲学の居場所を探るために」、『フィルカル』、7(3)、2022年、156-68頁.
Hiroyuki Inaoka, “Calculating the Infinity without Continuity: Proofs and Diagrams in De Quadratura Arithmetica”, Vorträge des XI. Internationalen Leibniz-Kongresses, Band 2, 2023, pp.188-201.
稲岡大志、「大学受験数学からの哲学入門」、『てつがく広場』、1号、2024年、22-29頁.
V その他書いたものなど
稲岡大志、「対話「哲学と自己啓発の対話」(文責:玉田龍太朗)」のまえがき、『フィルカル』、vol.4, no.2, ミュー出版、2019年、200−1頁.
稲岡大志、「対話「哲学と自己啓発の対話」(文責:玉田龍太朗)」のまえがき、『フィルカル』、vol.4, no.3, ミュー出版、2019年、130−1頁.
「『超訳 ニーチェの言葉』ベストセラーの仕掛け人に聞く―藤田浩芳さん(ディスカヴァー・トゥエンティワン)インタビュー」のまえがきとインタビューアを務める.『フィルカル』、vol.4, no.3, 2019年、106-28頁.
稲岡大志、対話「哲学と自己啓発の対話」(文責:玉田龍太朗)」のまえがき。『フィルカル』、5(1)、2020年、pp.202-4.
稲岡大志、対話「哲学と自己啓発の対話」(文責:玉田龍太朗)」のまえがき。『フィルカル』、5(2)、2020年、pp.206-8.
稲岡大志、対話「哲学と自己啓発の対話」(文責:玉田龍太郎)」のまえがき、『フィルカル』、5(3)、2020年、pp.218-20.
稲岡大志、対話「哲学と自己啓発の対話」(文責:玉田龍太郎)」のまえがき、『フィルカル』、6(1)、2021年、pp.212-4.
稲岡大志、対話「哲学と自己啓発の対話」(文責:玉田龍太郎)」のまえがき、『フィルカル』、6(2)、2021年、pp.264-6.
稲岡大志、対話「哲学と自己啓発の対話(文責:玉田龍太郎)」のまえがき、『フィルカル』、6(3)、2022年、pp.264-6.
稲岡大志、対話「哲学と自己啓発の対話(文責:玉田龍太郎)」のまえがき、『フィルカル』、7(1)、2022年、pp.208-9.
稲岡大志、対話「哲学と自己啓発の対話(文責:玉田龍太郎)」のまえがき、『フィルカル』、7(2)、2022年、pp.314-6.
稲岡大志、書評:『こころを旅する数学』(ダヴィッド・ベシス著、野村真依子訳)、週刊読書人、2023年5月26日.
稲岡大志、「思想でビジネスはできるだろうか?」、じんぶん堂、2024年2月7日.
VI 翻訳
クリスティン・シュレーダー=フレチェット、『環境リスクと合理的意思決定――市民参加の哲学――』(Shrader-Frechette,K.S.1991.Risk and Rationality Philosophical Foundations For Populist Reforms. University of California Press.)、松田毅監訳、村上毅・茶谷直人・井上英昌・成瀬尚志・稲岡大志・志村幸紀訳、昭和堂、2007年.(第3章と第4章を担当)
ベルンハルト・イルガング、『解釈学的倫理学 科学技術社会を生きるために』(Bernhard Irrgang, Hermeneutische Ethik. Pragmatisch-ethische Orientierung in technologischen Gesellschaften, Wissenschaftliche Buchgesellschaft, 2007.)、松田毅監訳、稲岡大志・信田尚久・早坂真一・八幡さくら訳、昭和堂、2014年.(第1章を担当)
ヘルベルト・ブレーガー、「ライプニッツ哲学における全体と部分」、『部分と全体の哲学 歴史と現在』、松田毅編著、春秋社、2014年、77-97頁.
リチャード T.W. アーサー、池田真治+稲岡大志+阿部皓介訳、「現代科学の観点から見たライプニッツ」、『ライプニッツ研究』、日本ライプニッツ協会、4号、2016年、71-97頁.
『ライプニッツ著作集 第II期 第3巻 技術・医学・社会システム』、工作舎、2018年6月.(『時計論』『計算機の発明』『ゲーム覚え書き』の翻訳と注解と解説を担当)
ヴィンチェンツォ・デ・リージ、稲岡大志訳「位置解析、すなわち数学の基礎と空間の幾何学」、『ライプニッツ研究』、日本ライプニッツ協会、5号、2018年、1-26頁.
マシュー・スチュワート著、稲岡大志訳、『マネジメント神話ーー現代ビジネス哲学の真実に迫る』、明石書店、2024年.
VII 学会発表など
【招待講演】
稲岡大志、「推論・構成・可視化――数学の哲学の観点から見た〈図形〉と〈記号〉――」、図的推論ワークショップ、慶應義塾大学、2010年2月24日.
稲岡大志、「最初の幾何学者はいかにして恣意性の鉛筆を折ることができたか?」、フッサール研究会特別企画 鈴木俊洋『数学の現象学』合評会において提題者として発表、東海大学、2014年8月8日.
稲岡大志、「モナドロジー前史――中期ライプニッツ哲学における点とモナドをめぐって」、関西哲学会 第67回大会 課題研究発表(シンポジウム)「モナドロジー300年」において提題者として発表、関西学院大学、2014年10月26日.
成瀬尚志、笠木雅史、稲岡大志、「哲学教育における組織的な情報共有の重要性 哲学教育研究会の設立」、男女共同参画・若手研究者支援ワークショップ「哲学と導入教育――哲学教育の質的向上を目指して」、日本哲学会第75回大会、京都大学、2016年5月15日.(提題者のスライドはこちらをご覧ください)
稲岡大志、「哲学史の授業をより魅力的にするためにはどうすればよいか?」、東北哲学会第66回大会 日本哲学会・男女共同参画・若手研究者支援ワーキングループ共催ワークショップ「哲学を教えること」、東北大学、2016年10月23日.
稲岡大志、「ライプニッツ的空間はなぜライプニッツ的なのか?」、日本カント協会第41回学会 共同討議2「空間論から見たライプニッツとカント(ライプニッツ没後300年)」、福島大学、2016年11月12日.
稲岡大志、「哲学者の求めたるところを求めず、哲学者の跡を求めよ――哲学史研究はいかにして哲学的意義を持つか?」、第14回一橋哲学・社会思想セミナー、一橋大学、2018年6月23日.
稲岡大志、「2010年代の「哲学ブーム」から考えるビジネスと哲学のコラボレーションの可能性」、経営・ビジネス法研究会、大阪経済大学経営ビジネス法情報センター、2019年3月9日.
稲岡大志、「オリンピックは道徳実験室であり得るか?:「生き方の哲学」としてのオリンピズムの可能性 」、関西倫理学会2019年度大会シンポジウム「スポーツと倫理」、同志社大学、2019年11月10日.
稲岡大志、「涼宮ハルヒの数理哲学」、中村大介『数理と哲学ーカヴァイエスとエピステモロジーの系譜』合評会、オンライン開催、2021年4月17日.
稲岡大志、「eスポーツにおける選手とファンの関係についてのスポーツ倫理学的考察」、第3回eスポーツ倫理学研究会ワークショップ、オンライン開催、2021年8月28日.
稲岡大志、「現実的時間の存在論」、松田毅『虹と夢の存在論:身体・現実・時間を生きる』合評会、オンライン開催、2021年9月24日.
【研究発表】
稲岡大志、「Evansの曖昧な対象について」、論理・情報・設計に関する第1回神戸シンポジウム、神戸大学、2005年3月8日.
Shunsuke Yatabe, Hiroyuki Inaoka, "Vagueness and Extensionality", 2nd International Conference on Fuzzy Systems and Knowledge Discovery, Changsha, China, August 28.2005.
矢田部俊介、稲岡大志、「Evans の vague objectについて」、日本科学基礎論学会2005年度秋の研究例会、慶應義塾大学、2005年10月22日.
稲岡大志、「ライプニッツにおける数学的概念の定義について」、日本科学哲学会第38回大会、東京大学、2005年12月4日.
矢田部俊介、稲岡大志、「On Evans Vague object」、2005年度 MLG 数理論理学研究集会第39回、2005年12月7日.
矢田部俊介、稲岡大志、「Evansのvague objectについて」、日本数学会、中央大学、2006年3月27日.
稲岡大志、「ライプニッツによるユークリッド幾何学批判とその哲学的意義」、2006年度哲学若手研究者フォーラム、国際オリンピック記念青少年総合センター、2006年7月23日.
稲岡大志、「推論の合理性について――合理的リスク判断のために――」、第13回倫理創成研究会、神戸大学、2006年12月15日.
稲岡大志、「ライプニッツの幾何学的記号法の数学的意義」、第1回ライプニッツ研究会、慶應義塾大学、2007年3月27日.
稲岡大志、「無限小解析から幾何学的記号法へ――ライプニッツの「幾何学の哲学」に向けて――」、第2回ライプニッツ研究会、学習院大学、2008年3月13日.
稲岡大志、「特待生問題とはいかなる問題なのか――スポーツ倫理学の観点から」、第3回応用哲学研究会、神戸大学、2008年9月12日.
稲岡大志、「図形と推論――ライプニッツ的記号観の行く末」、シンポジウム「ライプニッツと現代」において提題者として発表、第3回ライプニッツ研究会、神戸大学、2009年3月22日.
稲岡大志、「二つの形式化から見る幾何学の構成と証明」、第1回数学の哲学研究集会、京都大学、2009年5月16日.
稲岡大志、「実体・点・モナド――中期ライプニッツ哲学における幾何学研究の意義――」、関西哲学会第62回大会、金沢大学、2009年10月17日.
稲岡大志、「なぜ『完全な円』は存在しないのか――ライプニッツにおける図形と想像力の問題――」、日本ライプニッツ協会第1回創立記念大会、学習院大学、2009年11月14日.
稲岡大志、「ユークリッド幾何学の形式化は数学の哲学に対していかなる含意を持つのか」、日本科学哲学会第42回大会、高千穂大学、2009年11月21日.
Hiroyuki Inaoka, “A Sports Ethical Analysis of the Problem of Baseball Scholarship Student in Japan”, 1st International Conference: Applied Ethics and Applied Philosophy in East Asia, Kobe University, 26 July 2010.
Hiroyuki Inaoka, "Leibniz's Conception of Diagram and Intuitive Knowledge in Mathematical Reasoning", IX. Internationaler Leibniz-Kongress, 27 September 2011, Leibniz Universitat Hannover.
稲岡大志、「ライプニッツと直線の分析」、日本ライプニッツ協会第3回大会、神戸大学、2011年11月12日.
稲岡大志、「実体の位置と空間の構成―ライプニッツ空間論の展開の理解に向けて―」、日本ライプニッツ協会第5回大会、慶應義塾大学、2013年11月17日.
稲岡大志、"reductio diagrammatica ad absurdum"、数学の哲学と哲学史をめぐる長崎セミナー、長崎外国語大学、2014年3月21日.
稲岡大志、「モナドロジーは放棄されるべき形而上学か?――後期ライプニッツ哲学におけるモナドと合成実体の問題」、日本ライプニッツ協会春季シンポジウム「『モナドロジー』300年」、学習院大学、2015年3月27日.
稲岡大志、「哲学史教育がすべきこと・すべきでないこととできること・できないこと」、応用哲学会第7回年次研究大会ワークショップ「受講する価値のある哲学の授業とはどのようなものか? ――哲学教育の意義を考える」、東北大学、2015年4月26日.
稲岡大志、「自然な図形と不自然な図形:幾何図形の二つの「意味」」、日本科学哲学会第48回年次大会、首都大学東京、2015年11月22日.
Hiroyuki Inaoka,"What Constitutes Space?: The Development of Leibniz’s Theory of Constituting Space", X. Internationalen Leibniz-Kongresses, 19 July 2016, Leibniz Universitat Hannover.
稲岡大志、「思想史における信頼I 17世紀篇」、「信頼研究の学際化」第6回ワークショップ、熊本県、2016年8月30日.
稲岡大志、「「新しくて便利なもの」:ライプニッツ数学研究における図形の推論上の機能について」、第3回日本ライプニッツ協会春季大会シンポジウム「ライプニッツ数理哲学の最前線」、神戸大学、2017年3月25日.
稲岡大志、「なぜ声優が哲学の問題となるのか?:キャラクターの音声描写の哲学としての声優の哲学」、応用哲学会第9回年次研究大会、福山平成大学、2017年4月22日.
稲岡大志、「「デカルトについてレポートを書く」とはどういうことか?」、応用哲学会第9回年次研究大会ワークショップ「哲学の授業におけるレポート課題について考える」、福山平成大学、2017年4月23日.
Hiroyuki Inaoka, "Mathematics as Make-Believe: Infinity diagram in Leibniz's mathematical study", Kyoto Philosophical Logic Workshop III, 芝蘭会館別館, 8 September 2017.
Hiroyuki Inaoka, "Leibniz's Mystery of "Abstract Space" ", Philosophy of Mathematics Workshop: From Leibniz to Modern Age, Kobe University Tokyo Office, 2017.11.20.
稲岡大志、「哲学者は「ポピュラー哲学」から何を学び、何を期待することができるか?」、応用哲学会第10回年次研究大会、名古屋大学、2018年4月8日.
稲岡大志、「哲学教育の目的としての汎用的スキルの養成とその習得方法としての暗記」、応用哲学会第10回年次研究大会ワークショップ「型と暗記」、名古屋大学、2018年4月8日.
稲岡大志、「色彩と逆光:数理哲学者としてのライプニッツ・オルタナティヴ」、日本哲学会第77回公募ワークショップ「哲学史研究の哲学 ケーススタディ編:ライプニッツの場合」、神戸大学、2018年5月20日.
稲岡大志、「厳密であるとはどういうことか?:『算術的求積』をめぐる論争」、日本ライプニッツ協会第10回大会、石川四高記念文化会館、2018年11月10日.
Hiroyuki Inaoka, “Taming of the Space: Leibniz and Riemann”, International Workshop on the variety and unity of modern Germany philosophy from Leibniz, Kant and Schelling with Professor Martin Schonfeld, Kobe University, 5 May, 2019.
稲岡大志、「どのように教えれば哲学を教えたことになるのか: 「哲学的」という神話の死と再生」、応用哲学会第11回年次大会ワークショップ「:「哲学的」という神話:哲学教育とは何をすることなのか」、京都大学、2019年4月21日.
稲岡大志、「名言集で哲学はできるか?」、応用哲学会第12回年次研究大会、信州大学、2020年4月25日.
稲岡大志、「1680年代のライプニッツによるユークリッド『原論』研究について」、日本ライプニッツ協会第12回大会、オンライン開催、2020年11月15日.
稲岡大志、「哲学の入門書を読む」、応用哲学会第13回年次研究大会、オンライン開催、2021年5月23日.
玉田龍太朗, 稲岡大志, 宮浦胡実、「人権教育の視点からコロナ禍を考える」、第72回日本倫理学会大会ワークショップ、オンライン開催、2021年10月1日.
稲岡大志、「「他の方法ではできない(non aliter fieri potest)」ーー『算術的求積』命題8から命題11までの検討」、第7回日本ライプニッツ協会春季大会、オンライン開催、2022年3月26日.
稲岡大志、「20分でわかるポピュラー哲学の「現在」」、応用哲学会第14回年次研究大会ワークショップ「哲学を届ける―3つの試みの差異と共通性」、オンライン開催、2022年5月29日.(査読あり)
玉田龍太朗, 冲永隆子, 稲岡大志, 「人権教育の視点からSOGIを考える」, 第73回日本倫理学会大会ワークショップ、オンライン開催、2022年9月30日.
稲岡大志、「初期近代の数学者における図形活用法――サイクロイドを事例として」、日本ライプニッツ協会第8回春季大会、大阪経済大学、2023年3月11日.
稲岡大志、神原裕、 大⻄真子、 仲村莉音、「哲学対話の「ルール」を問い直す」、応用哲学会第15回年次研究大会ワークショップ、金沢大学、2023年4月23日.
Hiroyuki Inaoka, “Ishiguro on Leibniz: The Context Principle and the Infinitesimal in Leibniz’s Philosophy”, XI. Internationaler Leibniz-Kongress, Leibniz Universität Hannover, 1. 8. 2023.
Hiroyuki Inaoka, “Calculating the Infinity without Continuity: Proofs and Diagrams in De Quadratura Arithmetica”, XI. Internationaler Leibniz-Kongress, Leibniz Universität Hannover, 2. 8. 2023.
玉田龍太朗、髙橋洋介、加須屋明子、冲永隆子、冲永宜司、稲岡大志、「トランスヒューマニズムと芸術──21 世紀における「人間」の変容をめぐって」、第74回日本倫理学会ワークショップ、オンライン開催、2023年9月29日.
Hiroyuki Inaoka, "Dualism and Monism on Voice of Animation Character", Taiwan Philosophical Association Annual Conference, National Sun Yat-sen University, December 9. 2023.
稲岡大志、「文脈原理と混雑した観念――ライプニッツの無限小に関する石黒説を再考する――」、日本ライプニッツ協会第9回春季大会、しいのき迎賓館、2024年3月9日.
稲岡大志、「あなたの知らないライプニッツ研究の世界」、日本ライプニッツ協会第9回春季大会シンポジウム「英・米・独・仏ほか諸国におけるライプニッツ研究の現在」、しいのき迎賓館、2024年3月10日.
【その他】
認知脳GCOEテーマ別創成塾第6回「ロボット工学と倫理」において、Paul W. L. Lai氏 (Associate Professor, Nagoya University) による講演 "Why We Need A Third Approach To Teaching Logic, And How It Could Be Implemented." のコメンテーターを務める. 大阪大学吹田キャンパス、2013年6月28日.
「リチャード・アーサー教授東京講演会」において、Richard Arthur氏(Professor, McMaster University)による講演 "Leibniz from the Perspective of Modern Science" のコメンテーターを務める. 東京大学本郷キャンパス、2016年2月12日.
日本哲学会第76回大会の公募ワークショップ「信頼関係はいかにして構築されるか?経営学、医療、政治学を中心とした学際的探究の試み」においてオーガナイザーとして登壇.一橋大学国立キャンパス、2017年5月21日.
Vincenzo De Risi 博士特別講演会 ”Mathematizing Space:The metaphysics of space and its relation with geometry in the Early Modern Age” のオーガナイザーと通訳を務める. 神戸大学文学部、2017年17日.
日本ライプニッツ協会第9回大会において、Vincenzo De Risi博士特別講演 ” Leibniz's Analysis Situs and the Localization of Monads” の司会と通訳を務める. 学習院大学、2017年11月18日.
ワークショップ Philosophy of Mathematics Workshop: From Leibniz to Modern Ageのオーガナイザーを務める. Kobe University Tokyo Office, 2017.11.20.
『ライプニッツの創世記――自発と依存の形而上学』(根無一信著、慶應義塾大学出版会、2017年)合評会のオーガナイザーと司会を務める。学習院大学、2018年6月2日。
公開ワークショップ「ネタバレの美学」のコメンテーターとディスカッションのモデレーターを務める。大妻女子大学、2018年11月23日。
トークイベント「哲学者と編集者で考える、<売れる哲学書>のつくり方」に登壇。東京堂ホール、2019年3月10日。
第1回初期近代哲学ワークショップのオーガナイザーを務める。神戸大学東京オフィス、2019年3月11日。
応用哲学会第11回年次大会での大会シンポジウム「徹底解剖ポピュラー哲学!」のオーガナイザーと司会を務めた(パネリストは、小川仁志さん、原田まりるさん、森岡正博さん)。京都大学、2019年4月20日。
ビジネスパーソン向けの哲学入門イベント「ビジネスで哲学をするには? ~仕事に哲学が必要と言われるけれど~ 」で「マイケル・ポーターと賢者の石」という講演を行い、最近の「ビジネス哲学書」のトレンドを紹介した。渋谷QWS、2020年1月11日。
「不信学の創成」第3回ワークショップ「芸術行政と不信を考える」のオーガナイザーを務める。提題者は、明戸隆浩氏、太田信吾氏、吉田早悠里氏。2020年12月19日、オンライン開催。
「不信学の創成」第4回ワークショップ「食と不信を考える」のオーガナイザーを務める。提題者は、髙畑能久氏、石川伸一氏、板井広明氏。2021年3月14日、オンライン開催。
「不信学の創成」第5回ワークショップ「メディアと不信を考える」のオーガナイザーを務める。提題者は、小野純一氏、桑原卓志氏。2021年10月24日、オンライン開催。
『アナーキー経営学』(NHK出版) 『マネジメント神話』(明石書店)W刊行記念 高橋勅徳×稲岡大志×朱喜哲トークイベント、2024年3月28日、紀伊國屋書店新宿店。
UTCPとフィルカルの共催「企業が哲学と出会うとき:日本における企業内哲学の実際」のオーガナイザーを務めた。2024年6月30日、東京大学駒場キャンパス。
哲学してみない?! 「てつがく広場」創刊号発行記念講演会、2024年8月31日・9月1日、紀伊國屋書店新宿本店.
VIII 競争的外部資金獲得歴
【研究代表者】
2010年度-11年度 日本学術振興会 科学研究費補助金・若手研究(B)「ライプニッツの数理哲学における想像力概念と数学的認識のメカニズムの解明」(研究課題番号:22720009)
2012年度-14年度 日本学術振興会 科学研究費補助金・若手研究(B)「数学的実践に着目したライプニッツ数理哲学の全体像の解明」(研究課題番号:24720013)
2015年度-18年度 日本学術振興会 科学研究費補助金・基盤研究(C)「中期以降のライプニッツ数理哲学の展開の体系的解明」(研究課題番号:15K02002)
2018年度 日本学術振興会 科学研究費補助金・研究成果公開促進費(学術図書)『ライプニッツの数理哲学』
2019年度ー2022年度 日本学術振興会 科学研究費補助金・基盤研究(C)「図形推論の観点からのライプニッツ数理哲学の総合的解釈」(研究課題番号:19K00032 )
2019年8月-2021年7月 サントリー文化財団研究助成「学問の未来を拓く」:「不信学の創成ー「健全な不信」の実現を目指してー」
2023年度−27年度 日本学術振興会 科学研究費補助金・基盤研究(C)「ライプニッツを中心とした解析学の成立に関する数理哲学的研究:図形の用法に着目して」(研究課題番号:23K00023)
【研究分担者】
2015年8月-2017年7月 サントリー文化財団:人文科学、社会科学に関する学際的グループ研究助成「信頼研究の学際化を目指したプラットフォームの構築-応用哲学的アプローチによる異分野間の方法論の総合-」
IX 受賞歴
2014年11月 日本ライプニッツ協会 研究奨励賞 受賞(論文「実体の位置と空間の構成――ライプニッツ空間論の展開の解明に向けて」に対して)