こんにちははやピーです。
本日「夏空とコントレイル covered by 双葉湊音」公開させていただきました。
原作(夏空とコントレイル / ラテルネ feat. 初音ミク)はラテルネ様の楽曲です。神曲なので絶対に聴いてください!!!!!!なんでもしますから!!!!!!
さてそんななんの変哲のないカバー曲と思われるカバー曲ですが、実は若干の裏話的なものがあったりします。のでここで暴露していこうと思います。
宜しくお願いします。
そもそもなんでカバー曲を作ることになったのかについて説明させてください。
理由については2つあります。
それは6月某日、突然ボカロ好きの友人から話しかけられました(うろ覚えなので会話文はちょっと違うかもしれないごめんなさいね)。
友人「双葉湊音って夏の曲って合う?」
俺「ん?んーまあ考え方によって変わるけど...」
友人「あなたはどう思っているの?」
俺「ん、まあもともと夏の人だしね、合うと思うよ。」
友人「じゃあさ、『夏空とコントレイル』っていう曲(のカバー)どうよ」
マジでびっくりしました。だって原曲主義(カバーはチョットな...ていう人)と思われる友人が突然カバー曲を勧めてきたんですから、しかも双葉湊音の。
まあ僕はあらゆるところで双葉湊音の名を出しているので、友人は全員双葉湊音についてよく知っているんですね、怖すぎ
そんなわけで曲を聴いてみると
やばい、双葉湊音だ
MVといい、歌詞といい、これは双葉湊音であります(※個人の感想)
このとき私は教室にいたのですが、マジでやばすぎて机ぶったたきまくってましたね(?????
これは絶対にカバーしないと。
友人から頼まれた他、自分もめちゃくちゃ好きになったのでカバーする他ないです。
早速曲をループ再生で聴きまくってから、カバーの作成を開始しました。
https://twipla.jp/events/615006
今回のカバーの根幹ですね。
この企画は、「青春の記憶を追体験する」ことをコンセプトに、8/1から「双葉湊音と過ごした夏」をテーマに作った作品をリレー形式で毎日投稿するという企画です。
という企画があります。
見てみると多くの人は小説で投稿しようとしている感じが伝わってきました、というか元々は小説のみだったのですが、"ネット上で見れる作品"に変わったそうです。
ぐぬぬ、一番苦手な教科、国語、語彙力のなさ...
無理だ。
オリジナル曲?まともなの作れんが?ついでに(結局消え去ったが)ボカコレと被ってるところごくわずかだしなぁ....
ということで、今までちょくちょく作ってきたカバー曲で参加しようと考えたわけですが、それに見合った曲は(当時は)知らない。
とりあえず期末試験終わったら考える、とかいう"行けたら行く"レベルの考えでした。
そういうときに来たんですね、友人からの依頼が。
これはもう勝ちです。やるしかない。
ゴリゴリの調声でやってやるんだ!!!!この夏にぴったりな最高のカバー曲にしてやるんだ!!!!
そう気合いを込めました。
皆さん原曲聴きました?調声やばくないですか?
「VoiSona 初音ミク 2.0」感がありますよね(?????
概要欄を見てみると
◆Vo.Edit / びび (@bibian0115)
という文字......
調声を担当したのはびびさんです。Xを覗いてみると、なんと
「Help me, ERINNNNNN!! / 初音ミク × 鏡音リン × 鏡音レン × 巡音ルカ × MEIKO × KAITO」「blender/初音ミク&MEIKO」「リアライズ」他大量の超有名曲の調声を担当されている方でした!!!!やば!!!!!!
さらにこの曲、音程がクソ高いんですよね。
...これ、いけるか?
カバーを作る上で一番怖いのは「よく聴いている人に違和感を持たれる」ことなので、そもそもこれはカバーをしてもいいのか、どこまで調声できるかめちゃくちゃ不安になっていました。
でもこの曲しかないんです。
友人に頼まれたのも、Futaba Diaryも、この曲じゃなきゃだめなんです。
だから、今までの経験をフル活用して、また新たな知見も得つつ、本気のカバー曲を作ってやろうと思えました。
実は今回のカバーには、また違った"特別さ"がありました。
このカバーの構想を練っているときが、双葉湊音をお迎えしてからちょうど1年が経っていたころでした。
僕は双葉湊音をお迎えして、最初に「.」のカバーを作成したのですが、それはいいものではありませんでした。にしては再生回数多くて困惑しているのだが
まあ最初は誰だって初心者だよね~ということなのですが、私はもうカバーを作り始めてから1年経っています。
この1年で、カバー曲、オリジナル曲をいくつも作ってきました。
どれだけ成長できたのか。どれだけ学ぶことができたのか。今回はそれを証明する特別なカバーになるだろうと思っていました。
ここからは技術的な話になります。
まず原曲は調声がやばいです。
だからこそ、原曲の調声に合わせるべきか
それとも"人間らしく歌っている"を強調するような独自の調声にするか
これはめちゃくちゃ迷いました。
最初はなるべく原曲に合わせて調声していたのですが、原曲は初音ミク、VOCALOID。同じ"合成音声"とはいえど声質や歌い方などは全く違います。VOCALOIDの歌い方をそのまま取り込もうとすると、どうしても違和感として表れてしまいます。
また、カバーを作っていくうちに自分の中で自分なりの解釈(?)が生まれました。この気持ちを調声で表現したい...。そう思い、多少は原曲に似せつつも独自の調整も取り入れ、それをもって"双葉湊音カバー"にしようと考えました。
例をいくつか挙げると、
1番:Aメロは優しく歌うが、Bメロ、サビにかけて力強い歌い方に変わっていく。
これは主にピッチで調整しました。ピッチ変えるだけで力強さが変わるなんて知らなかった...。
2番:サビ以外はすべて優しく歌います。「終わりの時がもう近いんだ」のやさしさが個人的に好きです。そこからサビの力強さのギャップもめちゃくちゃいい...。
2番以降:ここからは別れの不安を表現するためにわざと音程を不安定にしている箇所があります。「思"い出"に成り代"わ"って"行くんだ"」「君と"見た"夏を...」「だから『さ"よなら』は"言わないと決めた」ここらへんは普通のビブラートと思わせておきながら、実は別れの悲しさや不安を表現しているんですね。まあわかりづらいけど
ラスサビ:先ほどの不安定はここで一番表現しています。まずは「重ねた」。"さ"を最初が跳ね上がるような表現を大胆に入れました。泣きたくなる、別れるのが嫌、そんなある種のわがままのようなものがあるのではないかと思い私はめちゃくちゃ気に入っています。同じような表現を大量に取り入れています。
「蒼い日々を胸に」の"を"はピッチを若干上げています。感情を込めたあまり音程が上のほうになったものを表しています。不安定を示す表現はだいたいこの技法とビブラートを用いてやっています。
ここらへんはもう3文字のうち1字は不安定を示しているっていうぐらい大量に詰め込んだので省略します。
「未来へ向かおう」の"おう"、ほんとにごめんなさい、ここだけ「お↑う→」のところを音程を完全に外して「お↑う↓↑↓」と表現してしまっています。これはもう感情の高ぶりを表しています。原曲の音程に従うべきなのでしょうが、これだけはどうしてもやりかったのです、本当にすみません。
こんな感じでピッチ調整をメインとした調声で独自の調声を採用しました。ちなみに私がカバーを作る上でここまで丁寧に考えて丁寧に調声したことはありません。めっちゃ大変だったのですが、やはり完成品はそれなりにいいものになりますね。
あと調声前は音程的にちょっと歌い方苦しいな...?というところが多くありましたが、それもだいぶ改善しました。劇的ビフォーアフターですよ、まあ今でもちょっと残ってますけど
カバーでよくあるのは、原曲と音程が違うところです。私も過去やらかしました
今回はそんな事件(?)を防ぐために、某友人にしっかりチェックしてもらいました。本当にありがとうございます。まあ友人が見落としていたところがあったんだけど
とはいえ調声をした影響で、どの音程なのか正確にわからないという曲もあるんですね。今回はある程度特定できたのでよかったです、これで間違いがあったら最悪ですけど...
また前述した一番最後の音程の違いについては、ちょっと、許してください!!!!!()
実は原曲にはハモリがないんですね。
私も最初は原曲寄りで作っていったので、ハモリがなかったのですが、つい投稿前日に、夏空とコントレイルの人間歌唱coverを見てしまったんです。いやもともとcoverは調べて見てたんですけど、音程が高いしでけっこう微妙なのが多かったんです。が、なんと最近投稿されたcoverがあり、それを見てみると「ハモリ超きれぇ~」っとなってしまったわけです。
でも原曲にはハモリがないんですね。
やはりVOCALOIDを使っているからわざとないのだろうと思いました。
そんなわけでハモリを入れました(突貫工事
ただ私はハモリなしコントレイルに慣れていたので、ハモリはあくまで超サブとして音量を極限まで小さくしておきました。個人的にはこれが好みですこれハモリって感覚で入れてるせいで間違いある可能性大きいけどそれをごまかすために小さくしているとか絶対に言えねぇ....いやハモリの入れ方わかるよ?3度下とかなんとなくわかるよ?(※わからない)でも面倒j
今回のカバーは映像も過去一丁寧に作りました。
まず基本方針として原曲に似せつつも、オリジナルの部分も入れていくとしました。
双葉湊音が立っている、サビとAメロで使われているシーンです。
最初は原曲に似せようと、Blenderという3DCGソフトで空、雲、山、草を作ってやろうと思っていました。MMDモデルはmmd toolsというMMDモデルをBlenderに読み込ませるツールを使います。
たださすがに初心者がこれで作ってもくそみてぇな映像しか作れないと感じたので、ぱくたそさんから画像をお借りし、色の調整だけして入れました。
最終的には草だけBlenderで生やし、画像とモデルをBlenderにぶち込んで撮影を行いました。ほんとはカメラアニメーションとかもやってみたかったんですけどね、さすがに無理でした。
ちなみにできれば山と入道雲の画像にしたかったのですが、いい感じのやつがないのと、双葉湊音って海っぽいよねっていう謎の偏見によって海の画像になりました。Blender、極めたい。
※画像には双葉湊音公式MMDモデルを使用しています。
2番のAメロは小さいころを思い出すような歌詞が続きます。
あっこみなとじゃん!!!
というわけでこみなとを映像にぶち込みました。
双葉湊音公式MMDを作られたMMDモデリングスペシャリストのQuappa-Elさんという方がいらっしゃるのですが、その方がなんとこみなとの非公式MMDモデルを作られていたんですね。どこかで活用したいと思っていたのでめちゃくちゃちょうどよかったです、ありがとうございます。
実際に声としてこみなとは使われていませんが、幼いころを表現するにはバッチリでした。
原曲で歌詞のアニメーションとかやっているので見様見真似でやってみました。
まあ編集ソフトがYMM4ってこともあるんでしょうけど、まあやりづらかったです。というか今までやったことがなかったので、本当にこれでいいのかってすごく不安でした。
変な初心者感が出るのが怖かったのですが、実際はどうなんでしょう。私はすごく満足してます。ただこれをオリジナルのMVでやれっていうのはちょっと...。お手本がやはりほしい...ですね。
今年の春ぐらいに覚えた「ライトリーク」を活用しました。光がぶわあぁぁぁwwwwってなるやつですね。ちなみに前作「でいどりーむ covered by 双葉湊音」でも活用しています。
画面の端のほう、ぼかしがかかっているのをおわかりでしょうか。原曲MVで使われていたので取り込みました。これがあるかないかでずいぶん印象が変わります。
2番のAメロ、動画撮影風に仕上げました。「あちこちデートさん / 駄菓子O型 feat.めろう」のMVを参考にしました。
2番終わりから、夏の思い出みたいな画像が大量に流れてくるシーンがあります。こちらは「踊り子/Coverd by 朝日南アカネ&町田ちま&戌亥とこ」から着想を得ました。
ラスサビ前、「重ねた」の長い「か~~」で映像を振り返るような演出を追加しました。1回やってみたかったんです。すごくお気に入りです。
最初と最後、下から上に何かが上がっていく(?)エフェクトがあると思いますが、これは花弁が落ちていく素材を180度回転しぼかしをかけたものになります。なんかこう、わからないけど、なんかよくある感じしません?(は
※下の画像はタイムラインがごちゃごちゃしてますけどあんま気にしないでください()
さていかがだったでしょうか。
あんまり長々と書く予定はなかったのですが、思ったより書ける内容が多かったようです。それだけこのカバーにどれだけ力を入れてきたかがおわかりでしょう。
さて、私の夏はこれで終わりです!!!!なぜならこれから先のオリジナル曲カバー曲の構想を練っていないからです!!!
夏休みもあと2週間ぐらい、で私もまだまだやることが大量にありますので、まあ夏にこれ以上動画は出さないと思われます、まあ知らんけど。
とにかく!
今回はこんな記事を最後まで読んで下さり本当にありがとうございます。
今後もカバー曲は出していきたいと思っているので、もしよろしければ今後も見守ってくださると嬉しいです。
以上、はやピーでした。
※この記事自体突貫工事で書いたので誤字脱字や間違いなどがある場合がございます、ごめんなさい。