本作「植村直己 遥かわが家」で勝率を上げるためのヒントを紹介します。まだゲームをプレイしていない人、自分で戦略を考えたい人などは閲覧しないことをおすすめします。
山札は25枚あり、最後の1枚を取れば勝ちなので、自分の手番で山札をなくすことを目指します
手番で冒険カードをたくさん引くほど山札は減りますが、ただ減らすだけでは、他のプレイヤーが最後の1枚を手にしてしまうかもしれません。重要なのはあくまで自分の手番で山札が尽きることであり、たくさん引けばいいというわけではありません。
一方で、冒険カードを引くことで手に入る「活力」は技能カードの使用に不可欠です。技能カードはいずれも強力な効果を発揮するため、序盤で活力をなるべく増やしておきたいと考えると、冒険カードをたくさん引こうとする動機が生じます。
特に意図した狙いがなければ、最初の手番では得られる活力が1以上でビバークすると決め、まずアクシデントを起こさないことを重視しましょう。
山札が半分枚程度になったら、それまでに出ているカードの内訳と所持活力を踏まえ、次の自分の手番で山札が何枚くらいだと一気に山札を引いて突破できそうか考えます。状況によっては、1枚だけ引いて活力0でもビバークという選択ができるようになりましょう。
「クレバス⚡️5」がすでに出現したかどうかは記憶しておきましょう
「北極⚡️3」が出現した枚数(最大4枚)も基本的には記憶しましょう。(何もなしに覚えづらい場合は、出現するたびに自分の四肢を順番に叩くといった身体サインをつくって記憶を補助するといった方法も)
その他のカードの出現枚数は覚えきれないと思いますが、「高山⚡️2」と「山地⚡️0」でどっちが多く出ているかくらいの傾向がわかると、ところどころで判断しやすくなるでしょう。
また出現カードのすべてを記憶しても、他プレイヤーがスキルによって捨て札の一部を山札に戻した場合、確率予測できない部分が生じます。おおまかな傾向を捉えましょう。
山札が半分程度になる13枚あたりから、「もう一度自分に手番が回ってくる可能性があるか」、あるなら「次の手番で何枚残っていそうか」をよく考える必要があります。
山札が6-7枚あっても「クレバス⚡️5」「北極⚡️3」が出きった状況ならば、「やりつくす」でリスク限界値を引き上げて、一気に山札を引き切れる場合があります。
逆に、自分の次の手番までに他プレイヤーが勝利する可能性があるなら、1枚だけ引いたら「現地調達」で山札を増やしておくことも有効です。「現地調達」を実行するプレイヤーは「クレバス⚡️5」「北極⚡️3」などを戻す誘惑にかられますが、周囲のプレイヤーもそれを警戒するので「山地⚡️0」 などを織り交ぜて、自分の手番で一気に山札を引く方法も考えられます。
上記のような選択肢を踏まえ、山札の前半に「クレバス⚡️5」「北極⚡️3」がたくさん出たか、まだ山札に多く残っているのかを考慮し、山札13枚以下では「1枚引いてビバーク」など慎重な進め方も重要です。
カードの内訳表
カード1枚あたりのリスクの期待値は1.64ですので、手番で引けるカードは平均して3枚(リスク4.92)あたりが限界近くなります。
また「クレバス」が出た場合をのぞけば、カード2枚で確実に活力1が得られます。一度に活力2を得るには4枚程度引く必要があり、リスクは高めです。
自分がトラックを引いたときは、スキルを使ってでも4枚近いカードを引いておくと、次のプレイヤーに大きなリスクを負わせることができます。
準備がすべて
トラックで強制ドローを受けている際などに頼れるスキル。カード2枚を引ければ高確率で費やした活力1を取り戻すことができるでしょう。
第二のわが家
北極の残りが多いと予測される場合、またはたくさん引きたいのに北極が出てしまった場合に有効。活力1でリスクを2削ると考えればとても強力なスキルです。
現地調達
捨て札を山に復活させるカード。自分が2枚選ぶため、山札の内訳情報という面でも優位になる場合があります。終盤などで有効に使いましょう。
独りを楽しむ
主にビバーク直前に使用して、活力を一気に増やします。中盤に活力を多数保持できたら終盤まで保持できるよう慎重なプレイを心がけましょう。
決意して進め
カードのリスクを無視して1枚分突き進むことができます。終盤にクレバスや北極が残っている場合は「準備がすべて」と組み合わせるとなお心強いでしょう。
やりつくす
最終盤のフィニッシャー。うまく使えばクレバスすら乗り越えられます。中盤から使う手もありますが山札を減らしすぎて漁夫の利を取られないようにしましょう。