プライマリ・ケアにおける気候非常事態宣言(浜松宣言)
~ 地球まるごと健康を目指す これからのプライマリ・ケア ~

気候変動は、私たちの健康を脅かす最大の課題です。

猛暑や干ばつ、豪雨などの異常気象をもたらし、人々の健康や生活の質に深刻な影響を及ぼしています。

私たち日本プライマリ・ケア連合学会は、ここに広く気候非常事態を宣言し、地球環境と人々の健康を守る「プラネタリーヘルス」に基づく、より持続可能なプライマリ・ケアを目指します。

2024年6月9日 日本プライマリ・ケア連合学会 

私たちの 4 つの取り組み

1)プラネタリーヘルスの理解を深め、医療者および市民へ周知します

プラネタリーヘルスとは、人類の健康と地球環境の持続可能性を両立させるための学際的な概念です。
気候変動対策に留まらず広い視点で環境保全を推し進めるために、医療者や市民へプラネタリーヘルスを周知し理解を促します。


2)日本のカーボンニュートラル実現に貢献するため、温室効果ガス排出削減に取り組みます

ヘルスケア領域の省エネ・省資源、再生可能エネルギー利用など、温室効果ガス排出削減に取り組みます。
また、地域住民が連帯して、他の産業や家庭から排出される温室効果ガスの効果的な削減に働きかけます。



3)気候変動の影響に適応したプライマリ・ヘルス・ケアの整備に取り組みます

暑熱対策、感染症対策など、気候変動の影響による健康被害を防ぐ体制を強化します。



4)プラネタリーヘルスに関する医学教育および研究、関係組織との連携を推進します

「気候変動と医療」に関する医療従事者の知識向上と研究を支援します。また、気候変動に強く持続可能な医療保健システムの構築を目指して、関係組織との連携を強化します。


4つの取り組みは、1)の「プラネタリーヘルスの理解」を土台として、2)~ 4)を位置づけています 

 PDF版は、こちらからご覧になれます。  
   【 浜松宣言 pdf版 】 

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