「浜風句会」発足20周年の祝賀懇親会開催
２０２４年９月２１日、横浜市の中華レストラン・煌蘭で「浜風句会」発足20周年祝賀懇親会が行われました。
懇親会には、その前に行われた９月句会に参加された１４名が参加し、冒頭にこの間に亡くなられた３名の会員を忍んで黙祷が行われ、続いて国分三徳さんの乾杯の音頭で始まりました。
三徳さんが「浜風句会」発足のいきさつとその後のエピソードなどを語り、その後２０年前２００４年９月の句会の記録（清記用紙）が配られ、思い出話などが出され、それぞれ歓談しました。
写真は、最後に撮られた集合写真の一枚。
（田 友作 記）
小峰トミ子さんが「第25回NHK全国俳句大会」にて入選！
みなさま、うれしいお知らせです。
小峰トミ子さんが「第25回NHK全国俳句大会」（3月31日開催）にて、入選されました。
（応募作品総数：31,475句）
◆入選
そぞろ寒言葉の棘に気づくとき トミ子
庭の主なる枯蟷螂に出合ひけり トミ子
おめでとうございます！！
（大西惠さんの報告）
千葉県現代俳句協会 俳句大会で入選
去る3月17日、千葉県現代俳句協会「令和6年度俳句大会」が開催されました。
事前投句の部で、かわにし雄策さんの作品が優秀賞（5位に相当します）と秀逸を受賞しました。
また、当日一句句会では、國分三德さんの作品が今野龍二様の特選に選ばれ、講評もいただきました。
◆事前投句の部
優秀賞
影持たぬ兄が帰ってゆく夏野 かわにし雄策
秀逸
省略の利いた山から眠りけり かわにし雄策
◆当日一句句会 今野龍二さん特選
陽炎に深入りしすぎ大火傷 國分 三德
（2024.03.30 大西惠 記）
第40回神奈川現代俳句協会俳句大会で、浜風から3名が入選。
以下 大西惠さんのレポートです。
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2023年11月24日
第40回神奈川現代俳句協会俳句大会 結果
第40回神奈川現代俳句協会俳句大会が、かながわ県民センターで開催されました。
神奈川現代俳句協会の俳句大会では「事前投句の部」と「当日一句会の部」があります。
＊当日一句会は受付開始時刻に席題が出され、1時間以内に一句投句するものです。
今回の席題は「冬温し」「マイク」。
事前投句の部（全1298句）では、浜風句会から2人が入賞しました。
2位（15点） 鶴飛来空はすみずみまで多感 かわにし雄策
26位（9点） 夕焼けになったキリンとバイオリン 大西 惠
雄策さんの下記2句も高点でしたが、1人1賞となっているため、重複受賞につき賞を辞退されています。
（11点） 冬瓜を抱いて明日から世帯主
（8点） 大いなる無口琵琶湖に雪しんしん
当日一句会の部（全93句）では、三德さんが受賞しました。
2位（12点） 冬温し背中を搔いてくれる人 國分 三德
なお、山戸則江さんが、句会の前に行われた講演会の講演記録（テープ起こし）のお役をされました。
（大西 惠)
東京多摩地区現代俳句協会俳句大会、浜風句会4名入賞
10月29日、第41回東京多摩地区現代俳句協会俳句大会が、東京・武蔵野市の武蔵野スイングホールで開かれました。
入賞作品30句の内、なんと浜風句会会員の4句が入賞しました。
3位 全席が自由席です仏の座 桑田制三（青三）
14位 種袋振れば未来の音がする 國分三徳
22位 夏休み始まったらし路線バス 島田啓子
26位 心太地味な男と地味な味 小峰トミ子
また、浜風句会の例会に投句、ご参加いただきご指導を賜っています瓏玲俳句会代表今野龍二様が入賞されました。
15位 人生の付箋ばかりがいわし雲 今野龍二
さらに、大会選者24名の特選句に浜風句会会員の3句が入りました。
遠山陽子 選
踏青やされど戦車の轍かな 桑田制三（青三）
戸川 晟 選
全席が自由席です仏の座 桑田制三（青三）
佐々木克子 選
種袋振れば未来の音がする 國分三徳
また、瓏玲俳句会代表今野龍二様も選者特選句に入りました。
長谷川はるか 選
人生の付箋ばかりがいわし雲 今野龍二
（青三 記）
太田酔子さんが関西現代俳句大会で大会賞受賞
太田酔子さんが、関西現代俳句大会で「大会賞」と「秀逸賞」を受賞され、その報告が届きましたので掲載します。
なお、受賞された句は、かつて浜風で２０点と11点という高得点を獲得した二句です。
第十回関西現代俳句大会表彰式を終えて
太田酔子
2023年3月11日に「入賞の通知及び表彰式のご案内」が届いて仰天しました。
大会賞 静寂が聞こえる母の初電話
秀逸賞 父と子の目線の角度いわし雲
九句出したうちの二句が賞を得ていました。いずれもかつて浜風句会に投句したものです。
それから一ヶ月あまり後の4月22日、風の強い花冷えの一日、その表彰式に臨みました。会場はホテルアウィーナ大阪、最寄駅は近畿日本鉄道大阪上本町。大阪上本町はいわゆる「なにわ」の中心地で、大阪の人が「みなみ」と呼んでいる界隈です。
表彰式は関西現代俳句協会の総会に続いて行われ、引き続いて懇親会が待っていました。総会は淡淡と、藹藹と進み、その雰囲気のまま表彰式に移りました。応募者141名、応募句数864句、大会賞１句、秀逸賞６句、入選句15句、選者特選句20句（選者は20名、重複する句も含む）という規模の俳句大会でした。会長久保純夫氏の挨拶があり、次々と受賞者が呼ばれ、会長から賞状と僅少の賞金が手渡され、「以下同文」で流れて終わりました。
大会賞にだけは副賞がありました。久保純夫会長自筆の色紙と現代俳句協会編集・発行の『昭和俳句作品年表 戦前・戦中篇』及び『同 戦後篇』でした。ちなみに会長の久保氏は加藤光樹氏と面識があり『白』をご存知でした。
選者の選評がなかったのは残念でした。ところが大会賞受賞者の受賞の言葉は求められました。私の語ったことはおよそ次のようなことです。所属している俳句誌『白』は、「俳句は抒情詩である」にはじまって「更なる目標として象徴性のある俳句を目指す」という主張を掲げていること、この主張を常に意識して句作に取り組んできたこと、今回の受賞作は抒情詩である点は満たしているかもしれないが象徴性の高みにまでは行っていないこと、しかし、多くの選者の共感をいただいたことはこれからの俳句との向き合い方にある示唆を与えてくれたことなどです。
今回大会賞を得た俳句は実に12点をもらっていました。次点が7点でしたから文句なしの得点だったわけです。「分かる気がする、は俳句の鑑賞の大事なポイントだ」とはある俳人の言葉です。象徴性は時として素晴らしくもおそろしい「季語」が満たしてくれることもありそうです。
象徴的でいて尚且つ読む人に共感される俳句を目指して、これからもこつこつと続けていきたいと思っています。
合同句集刊行 祝賀会の写真集ができました
B-5判7頁の写真集です。合同句集に掲載された浜風句会の会員の皆様には、全員に写真集をお送りします。
白俳句会・合同句集刊行 祝賀会開く
上記集合写真は出席者からホームページ公開のご了解を得ての掲載で、これ以外に祝賀会の各テーブルでの出席者のスナップ写真が沢山ありますが、ネット上での公開は了解を得ていませんので、掲載を差し控えます。
必要な方は写真データをお送りしますので、友作までご連絡ねがいます(但し 浜風句会、三木句会会員に限ります）。
連絡先
Mail tt2201@gmail.com Tel 090-6707-7720 Fax 0467-77-5639
雪雫さんが句集「待宵」を発行しました
この句集は、福島雪雫さんが、二〇一八年（平成三十年）から二〇二二年（令和四年）に神奈川県横浜市で行われている「浜風句会」に投句した全一九四句全てを年月順に掲載したもので、A5判52頁の友作の手作りによるものです。
2022年版「浜風」句集ができました
2022年版の「浜風」句集が完成しました
A-4 25頁で、2022年に浜風句会に投句された会員の全作品1,007句を作者別月別にまとめたものです。１月の句会で各人にお渡ししますので、なるべく１月２１日の句会にご出席ねがいます。
遠方の方は郵送いたします。
神奈川現代俳句協会俳句大会賞に浜風の二名が入賞
11月23日（水・祝）、創立40周年記念「神奈川現代俳句協会俳句大会賞」が開催され、浜風句会から2名の入賞者が出ました。
浜風からの入賞者
22位 「ゲルニカ」を眺める為の椅子二つ 金子うさぎ
27位 炎天下鉄の匂いの男来る 岩城 順子
なお、山戸則江さんが現代俳句協会を代表して、当日の模様をレポートしました。
去る11月5日（土）、第40回東京多摩地区現代俳句協会俳句大会が開催され、浜風句会から3人の入賞者が出ました。
東京多摩地区現代俳句協会は大会賞（1位）が1名、以下入賞者が29名となっています。
浜風からの入賞者
11位 木槿垣ひと日をたたむ夕べかな 小峰トミ子
21位 地下鉄でちょいと江戸まで神の留守 原田 洋子
28位 鬼胡桃なにか隠していませんか 桑田 制三（青三）
田友作の句が岐阜大垣16万市民投句で入選
”奥の細道むすびの地「大垣」十六万市民投句”というのがあって、そこに投句したところ、一般の部でなんと友作の句が入選。
終電の窓の彼方の稲光 田 友作
この句は、１０月の浜風句会で1点のみでしたが、自分自身気にいっていたので、知人の紹介で投句したものですが、まあ浜風句会のセンスからするとつまらない句ですかね。
小峰トミ子さんの二句が「夢二忌俳句大会」にて表彰
小峰トミ子さんが、9月1日に群馬県伊香保にて開催された「第25回 夢二俳句大会」にて、お二人の選者から「秀逸」句として選ばれ、表彰されました。
◆高野ムツオ選
秀逸 縁側に七夕紙と筆箱と トミ子
◆上田日差子選
秀逸 西瓜割り夕日の崩れさうな音 トミ子
群馬県はトミ子さんの故郷。喜びもひとしおだったのではないでしょうか。
おめでとうございます。
※「夢二忌俳句大会」は、大正ロマンを代表する詩人・画家の竹久夢二の残した俳句を顕彰するために始まりました。（夢二忌俳句大会実行委員会主催）
（大西惠 記）
金子うさぎさんが入選
金子うさぎさんが、【金沢八景権現山公園「俳句に親しむ」】という催しに作品を応募され、見事、入選されました。おめでとうございます！！
梅雨の入り供待ち部屋の静寂 金子うさぎ
※金沢八景権現山公園」は、京浜急行「金沢八景」駅前の風致公園で、今年4月にオープンしたばかり。その記念として俳句コンテストが行われました。
※この浜風句会のホームページの「会員の広場」に、うさぎさんが権現山公園内の写真と俳句を投稿されています。あらためてご覧ください。
小峰トミ子さんの句がNHK全国俳句大会で入選！
木枯の哭くだけ哭いて海に散る 小峰トミ子
この句が第23回NHK全国俳句大会で入選となりました。応募作品36,730句の中の入選ですから素晴らしいですね。
作者のトミ子さんは、「この句は、自分の作品の中で一番好きな句なので応募したのだが、昨年１１月の浜風句会では3点しか入らなかった、選を入れてくれた方にご報告とお礼を言いたい」と仰っておりました。
写真は入選報告と入選証です。
展示会「有馬英子・俳句と書の世界」開催のお知らせ
４月１６日（土）～２３日（土）まで
浜風句会会員の有馬英子さんは、昨年（２０２１年）１１月にお亡くなりになりましたが、
この度「有馬英子句集刊行会」主催で「有馬英子・俳句と書の世界」をテーマとした展示会が
開かれす。詳細は下記の通りです。
会期：２０２２年４月１６日（土）～２３日（土） １１時～１７時 （１８日（月）は休館）
会場：工藝サロン梓（藤沢市本鵠沼５－１０－３ 電話 ０４６６－２５－７７７０）
http://www.azusa-kougei.com/
交通：ＪＲ藤沢駅北口よりバス
①高山車庫行で神明町下車 ②辻堂団地行か鵠沼車庫行で鵠沼小学校下車
下記地図を参照下さい。
國分三德さんが、千葉県現代俳句協会賞受賞！
みなさま、うれしいお知らせです。
國分三德さんが、3月20日の千葉県現代俳句協会 令和四年度俳句大会で下記の賞を受賞されました。
◆千葉県現代俳句協会賞
案山子の言葉判る村長当選す 三德
◆秀逸
満月を貰い途方に暮れている 三德
おめでとうございます！！
◆ 2021年浜風句集ができました。
昨年は、浜風句会に作品を寄せられた方は２８名で、年間トータル1102句が投句されました。
この程、その全作品と作者別月別に収録した 「２０２１年浜風句集」が完成しました。近日中に会員の皆様のご自宅に郵送いたします。