漁業経済学研究室
本研究室の大学院修士課程を受験希望の皆様へ。学部講義資料と参考図書をアップしています。
漁業経済学研究室
九州大学大学院農学研究院 漁業経済学研究室のwebサイトへようこそ!
【研究室概要】
漁業経済学分野は、漁業資源の有限性と不確実性、及び漁業関係者らによる多様な利害関係から生じる漁業特有の諸問題について、資源経済論の観点から教育研究を行っています。
【研究テーマと詳細】
具体的には、漁業資源の再生産量と漁獲努力量の関係から漁業者の収益向上を目指す研究を行っています。収益を向上させるためには、漁業資源の枯渇による供給量の変化、消費者選好の変化、漁場環境や養殖飼育の独自性による水産物の付加価値化などの問題に取り組む必要があります。また、自由な漁業が認められている公海においては、国内外の政府や漁業関係団体との利害関係から生じる外部性の問題や割当制度なども考慮して問題に取り組む必要があります。当分野は、以上の問題を資源経済論と計量経済学的手法を用いて究明しています。
【現在取り組んでいる研究課題】
1)新技術の導入が及ぼす効果に関する研究
・遺伝子編集技術を用いた水産物の社会的受容性評価
・昆虫粉末配合飼料の適用可能性について など
2)漁業資源の管理に関する研究
・一次生産要求量を用いた漁業の環境影響評価
3)漁業経営の改善に資する研究
・複合養殖経営の資源配分の最適化
・水産物の付加価値の評価 など
【研究キーワード】
漁業資源管理、持続可能な漁業、外部性と多様な利害関係、水産物需給問題
写真:遠野の河童の木像
【自己紹介】
氏 名:髙橋義文
出身地:山形県最上郡
専 門:漁業経済学、環境経済学
職 歴:農林水産省農林水産研究所 研究員
北星学園大学経済学部 准教授
Vrije University Amsterdam 在外研究員(2009.8-2010.9)
水産総合研究センター中央水産研究所 主任研究員
九州大学農学部 准教授(今年で10年目)
業 績:こちら
所在地:〒819-0375
恩師の出村克彦先生とナイアガラの滝にて
(2005年8月)