名古屋大学(減災連携研究センター・地震火山研究センター・大学院人文学研究科)と兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科を中核として複数の研究機関・自治体の有志が集い、歴史上の地震や風水害に関する古文書を解読しています。過去の災害による被害の様相と復興の過程を明らかにする調査研究のみならず、歴史資料解読の人材育成の場としても機能しています。活動の成果を史料の翻刻集として発行するほか、各地の防災関係・歴史関係のイベントにおいてかわら版を用いたワークショップにより過去の災害を伝える活動も行っています。
なお当研究会は、2023年3月まで活動していた名古屋大学減災連携研究センター古文書勉強会が、すでに参加メンバーが名古屋大学のみにとどまらず多機関にわたっていたことを鑑み、名称変更のうえあらためて多機関協同による研究会として発展的に再発足したものです。
全国市有物件災害共済会防災専門図書館蔵 かわら版 390-12「大都会不尽」
「大都会不尽(おおつえぶし)」は、1855年の安政江戸地震のあとに発行された鯰絵と呼ばれるかわら版のひとつです。当時の流行歌であった大津絵節を、地震後の世相を風刺する替え歌にしています。図では、大津絵によく描かれる閻魔・鯰・地蔵が酒を飲み、それぞれ泣き、怒り、笑っています。これは歌舞伎の「三人上戸」の趣向を用いており、立場が異なれば泣く者・腹を立てる者・笑う者、三者三様の感情が生まれることを表しています。
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令和 7 年 9 月 28 日、芸術文化観光専門職大学(兵庫県豊岡市)で開催された歴史地震研究会第42回大会(豊岡大会)において、研究会メンバーの三村さんが「かわら版史料『諸国大地震大津波末代噺』を用いた防災教育の実践」と題して研究発表を行いました。
令和 7 年 9 月 14 日、kokoka 京都市国際交流会館(京都市左京区)で開催された歴史フェス 2025 においてブース展示を行い、減災古文書研究会の活動を紹介しました。
令和 7 年 9 月 6, 7 日、朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター(新潟市中央区)で開催された防災推進国民大会2025 in 新潟(ぼうさいこくたい2025)においてブース展示を行い、減災古文書研究会の活動を紹介しました。
令和 7 年 8 月 30 日、神戸学院大学ポートアイランド第 1 キャンパス(神戸市中央区)で開催された第 22 回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラムにて、大学間連携の取り組みの紹介として減災古文書研究会のパネル展示を行いました。
令和 7 年 8 月 23 日に開催された「第 6 回 関西歴史災害研究懇談会」にて、研究会の活動紹介を行いました。(兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科 地震災害研究室のページへリンクしています)
令和 7 年 7 月 26 日(土)名古屋大学東山キャンパスの減災館にて開催された「夏休みスペシャル減災教室」へ「すごろくで遊んで学ぶ! 安政の南海トラフ地震」を出展しました。多数のご来場、ありがとうございました。
減災古文書研究会メンバーの柳井七海氏・北村昌卓氏らの論文が、歴史地震研究会が発行する査読付き論文誌『歴史地震』第40巻に掲載されました。
令和 7 年 9 月 6, 7 日 朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターにて開催される防災推進国民大会2025 in 新潟(ぼうさいこくたい 2025)へブースを出展します。詳細はこちらをご覧ください。
令和 7 年 9 月 14 日(日)kotoka 京都市国際交流会館(京都市左京区)にて開催される歴史フェス 2025 へブースを出展します。詳細はこちらをご覧ください。
令和 7 年 8 月 30 日(土)神戸学院大学ポートアイランド第 1 キャンパス(神戸市中央区)にて開催される第 22 回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラムへブースを出展し、かわら版すごろくワークショップを行います。詳細はこちらをご覧ください。
令和 7 年 6 月 7 日、名古屋大学減災館(名古屋市千種区)にて開催された第 26 回中部「歴史地震」研究懇談会にて、研究会のメンバー 4 名が研究発表を行いました。
総務省近畿総合通信局の関西官学連携推進ポータルにおいて、兵庫県立大学の取組のひとつとして減災古文書研究会の活動が紹介されました。詳細はこちらをご覧ください。
令和 7 年 3 月 18-20 日、穂の国とよはし芸術劇場 PLAT(愛知県豊橋市)にて開催された技科大×高専カンファレンス in 豊橋にて、減災古文書研究会の活動紹介を行い、かわら版すごろくワークショップを出展しました。
令和 7 年 8 月 23 日(土)兵庫県立大学神戸防災キャンパスにて第 6 回 関西歴史災害研究懇談会が開催されます。詳細はちらしをご覧ください。申込フォームはこちらです(8 月 8 日まで受付)。
2024年11月10日(日)に小田南生涯学習プラザ(兵庫県尼崎市)で開催された第7回あまおだ減災フェスにて一般向けのワークショップ「すごろくで遊んで学ぶ! 安政の南海トラフ地震」を実施しました。多数のご来場、ありがとうございました。
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公益社団法人全国市有物件災害共済会防災専門図書館が、クラウドファンディング「防災を身近に感じられる配布グッズを作成したい!」を実施されています。当研究会が解読しているかわら版資料を用いたグッズも制作されます。ぜひご協力ください。詳細はクラウドファンディングのページとちらしをご覧ください。
当研究会が発行してきた資料「防災専門図書館所蔵 災害かわら版翻刻集1 安政東海・南海地震編」「西尾市教育委員会所蔵 田中長嶺『尾濃震災図録』翻刻」「『鳥羽御城石垣御修復一件』翻刻」の PDF 版の公開を始めました。詳細はこちらをご覧ください。
『鳥羽御城石垣御修復一件』翻刻を発行しました。安政元年 (1854) の安政東海地震による鳥羽城の被害と修復について鳥羽藩と幕府との間で取り交わされた文書をまとめたもので、近世の城郭における地震・津波被害の様相と復旧の過程をたどることができる貴重な史料となっています。
2023年12月17日(日)ワタマチテラス(奈良県大和郡山市)でのサイエンスカフェにて「古文書から知る江戸時代の地震」と題して話題提供とワークショップ(災害かわら版すごろく)を行いました。多数のご参加、ありがとうございました。
横浜国立大学で開催されたぼうさいこくたい2023へ「かわら版すごろく」を出展しました(2023年9月18日10:30~12:00)。ご来場くださいました方々、スタッフのみなさま、ありがとうございました。
名古屋大学減災館で行われた夏休みスペシャル減災教室 (2023年8月19日13:00~16:00) へ「かわら版すごろく」を出展しました。ご参加くださいましたみなさま、ありがとうございました。
2023/09/06 追記:こちらに紹介記事が掲載されました。
減災古文書研究会のウェブサイトを開設しました。
防災専門図書館所蔵 災害かわら版翻刻集1 安政東海・南海地震編 (2022)
西尾市教育委員会所蔵 田中長嶺『尾濃震災図録』翻刻 (2023)
『鳥羽御城石垣御修復一件』翻刻 (2024)
当研究会の活動にご興味をお持ちの方、またはお問い合わせの場合は、電子メールにてご連絡ください。
減災古文書研究会 gensai-komonjo★gensai.nagoya-u.ac.jp
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