令和6年10月6日(日)三重県鳥羽市にて歴史災害の現地巡検を実施しました。これは、名古屋大学減災連携研究センターの「若手技術者のための地震防災セミナー (ESPER)」10月例会「CHUKYO災害・歴史めぐり4) 2度の地震津波を経験した 志摩国鳥羽城を巡る」に、減災古文書研究会として参加したものです。
三重県の南東部、志摩半島に位置する鳥羽は、江戸時代には宝永地震(1707年)と安政東海地震(1854年)による津波により、2度にわたり大きな被害を受けました。特に安政東海地震による鳥羽城の被害と修復については、『鳥羽御城石垣御修復一件』(当研究会による翻刻資料をダウンロードできます)に詳細に記録されています。今回の現地巡検では、鳥羽湾の遊覧船から周辺の地形を把握し、鳥羽城本丸跡、鳥羽市歴史文化センター、市街地の津波到達地点などを見学しました。
鳥羽城大手門跡付近にて
城山公園鳥羽城跡にて