概要:
この研究会は、20世紀のドイツを中心に様々に展開された哲学に関する研究・普及を目的としています。
20世紀ドイツの哲学という領域には幾人ものビッグネームがいますが、その影に隠れてしまいがちな哲学者たちの議論も数多くあります。また、20世紀のドイツでは、数多くの古典的な著作をより積極的に読み直しながら様々な哲学が紡がれていました。フランスやアメリカに限らず、様々な地域の哲学との交流も盛んに行われました。このように、哲学者たちの間の対話はもちろんのこと、歴史上の哲学および様々な地域の哲学との対話が絡み合いながら、複雑なコンステレーションを描いていきました。20世紀ドイツの哲学とはこのようなコンステレーションにほかなりません。
20世紀が終わりを迎えて四半世紀が経った現在、その哲学の現在を"よりよく"、あるいは絶えず"別の仕方で"捉え直していくためにも、20世紀ドイツの哲学という歪なコンステレーションを過ぎ去りきらない歴史として究明していくことは、喫緊の課題であるでしょう。
本研究会は、以上のような課題を共有しつつも、みなさんが自由かつ真剣に、安心して参加できる風通しのよいプラットホームでありたいと思います。
*ジャーナルや細かな制度面を含め、しばらくは手探りで研究会を立ち上げていくことになるため、その点をご理解・ご配慮いただけますようお願い申し上げます。2025年度末までにジャーナルを含め細かな制度面を整える予定です。
*本研究会の趣旨説明で用いた資料もご覧いただけます(準備中)。
開催方法:
三ヶ月に一度、オンライン例会を開催します(参加方法はこちら!)
20世紀ドイツの哲学に関する研究発表を募集します(応募条件・応募方法は準備中)
いわゆる研究発表だけでなく、未訳の論文を自分で翻訳し紹介する発表も歓迎します(詳細は準備中)。
ジャーナル:
年に一度、オンライン・ジャーナルを刊行します(詳細については準備中)。
本研究会のジャーナル『Konstellation:20世紀ドイツ哲学史研究』創刊号は今年度内に公刊予定です。
お知らせ:
第1回例会における研究発表募集を開始しました!(2025年8月15日)
「研究発表要綱」および「論文投稿要綱」を公開しました!(2025年8月15日)
第1回特別企画を開催しました!(2025年7月13日)
表紙写真:下山千遥さん提供