RaspberryPiで始める
必要なもの
パソコン
Windows PC x 1(※1 ※2)
ハードウェア
G.C. H/W gamepad emulator (GC-GP) x 1
Raspberry Pi x 1(3 / 3B+ / ZeroW での動作実績があります)
40-pin ピンヘッダ (20x2, 2.54mmピッチ.はんだ付けが必要です)
USBケーブル(microB) x 2
ソフトウェア
Windows 上で動く好きなゲーム(ゲームパッドで動くもの.※3)
特にこだわりがなければ,ブラウザ向けサンプルゲームなどをお使いください
※1 : USBの口が2つあるPCがお勧めです
※2 : Macでもプログラミングはできますが,Macの仕様上ゲームパッド入力を直接認識できません.ゲームパッド入力をキーボード入力に変換するソフトウェア(関連ソフトウェア4)を用いるか、別のゲームコンソールを用意してください.
※3 : ゲームの中にはUSB HID互換ゲームパッドからの入力を受け付けないものもあります.そのような場合には,関連ソフトウェア2/3/4を用いることで対応できる場合があります.
事前準備
Raspberry Pi のセットアップ
OS(Raspbian)のインストール (※4)
G.C. H/W gamepad emulator の組付け
ネットワークへの接続
Node-RED の設定
汎用 Serial Port 設定(※5)
httpに対する基本的な知識
※4 : RasPi に使用する microSDとの相性問題のため「OSのインストールに失敗する」「インストールできたが安定して動作しない」といった問題が良く起こります.まずは RasPi 単体で確実に動作するか?を十分ご確認ください.
※5 : RasPi - G.C. H/W gamepad emulator は,RasPi GPIO 上のUART(GPIO 14/15)を通じて通信を行います.公式サイトや有志の例を参考に設定を行ってください.
接続方法(RasPi ZeroW の例)
使い方
機材を上図のように接続します.ゲームコンソールとしてはプログラミングを行うPCでもよいですし,別のゲームコンソールを用意してもよいです.
G.C.基板上の Reset switch を押します.初期化が正常になされるとされると G.C.基板上の LED-CMD が点滅します(3度).
RasPi上で稼働している Node-RED にブラウザでアクセスします.通常は http://<RasPiのIPアドレス>:1880/ のようなアドレスになります.またRasPi をネットワーク経由ではなく直接扱っている場合は,http:/127.0.0.1:1880/ となります.
Node-RED の右上メニューから「パレットの管理」→「ノードの追加」で下記2つのモジュールを新規導入してください
フローを構築します.Node-RED の右上メニューから「読み込み」→「クリップボード」からサンプルフローの内容をインポートしてください.
Node-RED 内の Inject ノードをクリックしたり,ブラウザから http://<RasPiのIPアドレス>:1880/fire のアドレスにアクセスしてみましょう.
ゲームを制御することができましたか?
※手順6時点での表示
より進んだ使い方にチャレンジしたくなったら Developers site へGO
関連ソフトウェア(外部リンク)
GameControllerizer を使っての開発を進める際に便利なソフトウェアの紹介です.
1. HTML5 Gamepad Tester (Win/Mac/Linux)
G.C. H/W gamepad emulator や一般的なゲームパッドの入力を確認するのに適しています.Gamepad API の仕様のため十字キーが認識されなかったり,ブラウザより挙動が異なる場合があります.
2. Xbox 360 Controller Emulator (Win)
G.C. H/W gamepad emulator が採用するDirectInput入力方式を,XInput入力方式に変換することができます(XInput入力方式のみをサポートしている市販ゲームなどを操作対象にする場合に適しています)
3. JoyToKey (Win)
G.C. H/W gamepad emulator が採用するDirectInput入力方式を,キーボード入力やマウス入力に変換することができます(キーボードやマウスのみをサポートしている市販ゲームなどを操作対象にする場合に適しています).
4. Enjoyable (Mac)
3と同様の働きをするMac用ソフトウェアです.