2024年4月に古市の准教授就任にともない、新しい研究室を発足しました。人々の健康増進を大きな目標として、特に骨格筋の「適応と再生」に焦点を当てて独創的な研究を進めたいと思っています。古市の前所属の運動分子生物学研究室には現在も実験環境を使用させていただきながら、少しずつラボを立ち上げていきます。
研究環境の整備はこれからですが、大学院生や研究員、そして共同研究を募集しています。どうぞお気軽にご連絡ください。
大学院入試説明会で使用している研究室紹介のリーフレットが完成しました!
研究室のテーマは「筋再生の謎を解き、健康科学の未来を切り拓く。」です。骨格筋は傷ついても自身で修復できる再生能力に富んだ臓器ですが、その再生システムが破綻すると筋萎縮につながります。また最近は、損傷せずとも筋トレのような収縮刺激によっても筋幹細胞による筋形成プログラムが開始し、それが筋肥大につながることが分かってきました。私たちは筋再生の機序を分子レベルで明らかにすることによって、骨格筋を健康に保つこと(創薬や運動処方)につなげたいと思っています。
興味がある方はどうぞ遠慮なくご連絡ください。
もともと野球が好きな古市は、2019年にUC San Diegoに短期留学しました。サンディエゴ・パドレスのファンになったのはそのときからです。
パドレスが好きな方がラボに来てくれたら嬉しいですが、ドジャースのファンでもラボに入れます。実際に、LAのキャップを被りながら研究室見学に来た先輩も今では楽しく研究しています。
研究室に寄せられる質問にお答えします。
Q1 これまでは全く異なる分野にいました。それでも研究室に入れるでしょうか?
A1 やる気さえあれば、これまでの専門分野は問題ありません。研究室メンバーの経歴も多岐にわたります。古市自身も、元々はヒトを対象とした運動生理学を学び、大学院で動物や細胞の実験に取り組み始めました。これまでの専門性が、新しい分野での強みとなることもあります。研究室に興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
Q2 テーマはどのように決めるのですか?
A2 研究室で進行中のテーマの中から選んでいただきます。ただし、学生の希望をできる限り反映させ、相談しながら決定しています。どのテーマも、古市が情熱を持って推進しているプロジェクトであり、外部から研究費を獲得しているものなので、実現可能性と創造性は客観的に担保されていると考えています。また、公開していないプロジェクトもございますので、興味のある方はぜひ研究室見学にお越しください。
Q3 英語は必要ですか?
A3 研究を進めるためには必ず必要です。先行研究を調べるには国際誌を読みますし、実験試薬の使用方法(プロトコール)は英語で書かれているものもあります。セミナーや学会では海外の研究者とディスカッションする場面ももちろんあります。英語のトレーニングはぜひ続けていきましょう。
Q4 研究室のイベントはありますか?
A4 まだ具体的には決まっていませんが、歓迎会や送別会は実施しています。今年の夏、古市がバーベキューをしたいと言っていましたが、残念ながら実現しませんでした(機会があればぜひ!)。これからも楽しいイベントを企画していこうと思っています。
Q5 研究室メンバーに猫がいるのですか?
A5 いません。実験動物の管理上、ペットや野生の動物(虫を含む)を研究室に連れ込むことはお断りしています。