舟入高校の異文化理解
舟入高校の国際コミュニケーションコースでは2年次に、外国語と地歴・公民の先生がタッグを組んで行うチームティーチングの授業があります。教科横断型で授業を行うカリキュラムを正式に組んでいる公立高校は、広島市内では本校が唯一であり、全国的に見ても珍しい形であります。この「英語総合Ⅱ:異文化理解」の授業では、生徒一人一人が日本以外の国を1つ決め、その国について法・経済・文化・環境・科学・戦争など様々なお題の下、1年間情報を集め、その国のエキスパートを目指して学習に取り組みます。社会の先生が日本をモデルにそれぞれのお題について授業を英語のスライドを使って、1時間行い、最後に先生から出される「問い」の答えを各自の国で探します。例えば「国において自然と文化には関連性があるのか?」という問いであれば、日英の文献や機械翻訳を用いながらその問いの答えとなる「自然」や「文化」の特徴を探していきます。そうしていくうちに、自然とその国のことを学べ、「あ、実はこの国こんな現状があるんだ!」と気づきが生まれます。この1年で学んだことは3年次の模擬国連につながっていきます。
活動の様子(写真・動画)
卒業生より
FICC22期生 出野 心菜
異文化理解の授業では3年次に模擬国連を行うことを目標に、自分の興味のある国を1つ決め調べ学習、英語でのレポート作成をしました。異なる文化を学ぶことは改めて日本文化を考えることでもあります。私たち日本人の持つ文化の素晴らしさを知り、また国際人として異文化をどのように受け入れ世界の人々と尊重紗し合うのが良いかを考えることの出来る授業だったと思います。