舟入高校の第二外国語
日本の公教育において学ばれる外国語は英語です。英語はグローバル社会における公用語であり、今は世界の様々な場面で多くの人が学び、使われる言語となっています。その一方で、英語だけを外国語として学ぶことは、英語圏すなわち主に欧米圏の社会文化だけを「日本の外の文化」であると思ってしまうようになり、他の民族・文化から学ぶ機会の希薄化につながることがあります。それは、自分の見方・考え方を知らないうちに狭めてしまうということでもあります。舟入高校では、EUの「ヨーロッパ言語年2001」における新教育方針「1+2」政策に倣って、母語の他に+2つの言語を学ぶための教育カリキュラムを策定しています。国際コースであれば、1年生から3年生まで必修で「韓国語」「中国語」「フランス語」をネイティブ講師のもと学び、資格試験や第二外国語のスピーチコンテストにも挑戦します。過去の先輩方は、カリキュラム外ではありますが、自分で興味をもち「タイ語」や「アラビア語」などに挑戦したり、それをきっかけに海外の大学や国内の大学の様々な言語選考に進学したりしています。言語を通して欧米文化のみならず世界の様々な場所に目を向け、学び、それを通して、自分の世界を広げる、これが舟入高校での第二外国語を学ぶ意義です。舟入高校は多様な「言語」や「文化」を通して「自己の世界」を広げたい、そんな生徒たちを待っています。韓国・朝鮮語、中国語、フランス語の3言語から1言語を選択して3年間学習する。
舟入高校の第二外国語の先生方からのメッセージ
・韓国語
・中国語
・フランス語
coming soon.
卒業生より
FICC22期生 石原 里菜(韓国語選択)
国際コースの韓国語の授業では、ハングル文字を覚えてからテキストを使って文法を勉強していきます。また私が韓国語を教わったリョム先生は、語学以外にも韓国の文化をたくさん教えてくれました。朝鮮学校を訪問したり、韓国料理を作ったりと様々な形で韓国文化に触れることができました。私は韓国語の授業を受けたことでより韓国に興味を持ち、趣味だった韓国語の学習を本格的に大学で勉強することを決めました。またこれから良好な日韓関係に向けて貢献したいと思うようになりました。他の高校では中々ない第二外国語の授業を経験することは、国際コースに入学するみなさんの国際的な視野を広げるきっかけの一つになると思います。
FICC22期生 早間 明(フランス語選択)
私がフランス語を選択した理由をお話します。まず、フランス語は英語との共通点が多いことです。英語はフランス語などのラテン系の言語から借用語が多いので、比較的親しみやすいです。また他のラテン系言語を学ぶ際にも助けとなります。そしてフランス語は世界中で話されている言語でもあります。多くの国で公用語に指定されていたり、国連における公用語の一つでもあります。
また、舟入高校のフランスの姉妹校であるバルトルディ高校の生徒たちと交流でフランス語での会話ができます。新しく習った言語を使う機会は凄く新鮮で楽しかったです。私は3年生に進級後にフランス語検定の4・5級を取得しましたが、対策をすればさらに高い級を取得できると思います。
FICC21期生 廣川 夏泉(中国語選択)
大家好!(みなさんこんにちは!)
私が中国語を選択した理由は、中国語/フランス語/韓国語の中で、中国語の話者人口が一番多いからです。日本語の「おもてなし」や「お疲れさま」といったように、母語話者でないと理解しづらい、訳すのが難しい言葉がどの言語にもあると思います。海外の人とコミュニケーションを取るときに、その細かいニュアンスまで理解して、相手の伝えたいことを正確に汲み取れるように、そして伝えられるようになりたいと考え、第二外国語を学ぶことを決めました。
授業では、日常会話の練習をしたり、先生から中国での生活について教えていただいたりしました。小籠包をみんなで作って食べよう!なんてこともありました!高校で1年間中国語を学び、言語はもちろんのこと、より深く中国のことを学びたいと思い、今大学では中国語を中心に中国の文化や社会について勉強しています。
非常感谢您们读到最后!
我希望您们会对汉语感兴趣!
再见!!
(最後まで読んでくださりありがとうございます!
皆さんが中国語に興味を持ってくださることを願っています!
それでは!!)