シャコは外骨格を自身の筋肉の収縮力により歪ませることで、水中においても筋肉の収縮速度をはるかに上回る速度の打撃動作を実現し、とくに打撃箇所においてはその打撃に伴うキャビテーションという現象を発生させるなど、多くの特徴を持っています。本研究では、シャコの打撃機構を規範としたロボットを開発することで、空気圧人工筋肉の拮抗関節の瞬発性を向上させ、生物の瞬発力・打撃力の向上メカニズムを解明するための機構を提案しています。
キーワード:外骨格の弾性要素、高速打撃、キャビテーション
シャコは外骨格を自身の筋肉の収縮力により歪ませることで、水中においても筋肉の収縮速度をはるかに上回る速度の打撃動作を実現し、とくに打撃箇所においてはその打撃に伴うキャビテーションという現象を発生させるなど、多くの特徴を持っています。
本研究では、シャコの打撃機構を規範としたロボットを開発することで、 空気圧人工筋肉の拮抗関節の瞬発性を向上させ、生物の瞬発力・打撃力の向上メカニズムを解明するための機構を提案しています。
ロボットの紹介動画
シャコの外骨格機構をロボット機構に取り込むことで、蓄積された弾性エネルギーと瞬間的な解放機構を組み合わせることで、高速かつ高出力の打撃動作を実現しており、打撃時には人工的にキャビテーションを発生させることで、その衝撃力の増強させます。
この技術は、水中構造物の点検・作業、生物模倣型水中探査、あるいは新しいマイクロマニピュレーション技術への応用など、さまざまな分野での展開が期待されています。
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