福井大学医学部は、1980年に福井医科大学として開学しました。統合生理学（旧・生理学第二）教室は、初代教授・根来英雄先生により創設され、二代目・樋口隆教授のもとで発展し、神経内分泌を中心とした研究・教育が行われてきました。三代目の松岡達教授は、心臓生理学を中心とするシステム生理学の研究に取り組み、教室の新たな研究領域を切り拓きました。

2025年4月1日、四代目教授として安部力が着任いたしました。現在は、講師、助教、大学院生が一丸となり、「宇宙医学を含む前庭系や循環器系を中心とした、マクロからミクロにわたる末梢－中枢連関生理機能解析プロジェクト」と、「誤嚥性肺炎を対象にした神経－免疫系を駆使して臨む健康寿命延伸プロジェクト」の推進に取り組んでいます。