毎年恒例になっているGWにおける外にでかける清掃活動。今年は、富士川橋下流域で行った。また、外に出かけての清掃活動は、その地域の方から、地域の歴史などを教わり清掃活動に臨むことが多い。この富士川橋付近での清掃活動も2年前(令和3年)に、水神社で、氏子総代の太田さんからお話をいただいた。
今回は、郷土史家の加藤昭夫先生をお招きして橋下公会堂で、「かりがね堤と人柱」と題して、古郡重高ら三代によるかりがね堤の造営物語と人柱伝説のお話を、画像を交えてお話していただいた。部長の瀬川彩奈さん(3年生)は、お礼の言葉の中で「私たちもかりがね堤の造営と人柱のお話を、朗読劇製作したことがありましたが、今回、石垣や土手の造営の仕方なども教えていただき、今の私達が安心して暮らせるのも、先人のご苦労や犠牲があったからだと改めて実感しました」と述べた。
その後、公会堂の上側にある(人柱になった旅人を祀ってある)「護所神社」をお参りしながら、かりがね堤を歩くこと10分、水神社に集結した。水神社では、今回の清掃活動のために下見をしたプロジェクトリーダーの出井陽太君(2年生)が、清掃箇所、清掃方法、4か所のグループ分けなどを確認した。ここで全員に軍手、飲料、ゴミ袋、トング等が渡され、グループごとに清掃箇所に向かった。
この地域の行政上の区分けは「水神区」となる。水神区の区長さんも清掃に加わりながら私たちの活動を見守ってくださった。あとで、「地元に住んでいるが、草むらのなかにこんなにたくさんのゴミがあるとは知らなかった。たくさんのゴミを回収していただきありがとうございました」と部顧問に話された。
実質45分ぐらいのゴミ回収清掃活動ののち、ゴミを袋から全部道路に出して、種別ごとに分類して、再びゴミ袋30枚ほどに入れなおし、そこで記念写真を撮影した。
実は、この日は午後にも有志で近隣の方々の網戸や障子張りの活動を行った。あるお宅には、完成した網戸をお届けに上がった。非常に感謝され、みなさんでどうぞ、とお菓子までいただいた。