コミ研では、自分の考えを言葉にして人につたえる訓練を大事にしたい。そこで部員に観劇しての感想を書いてもらいました。自己成長の記録としてまた数年後に見てください。ただ、名前は伏せてABCなどとしています。なお、この感想は、劇団銅鑼にも送ってあります。
劇団銅鑼からの返事も掲載しています。
令和2年11月11日 劇団銅鑼「命の花」公演を観て
(静岡県富士見高校 コミュニティ研究会部員による感想)
1年 A
年間に多くの殺処分されるペットがいるということは、とても遺憾に思いましたし…
ボタン一つで命を奪ってしまう人間も
悪いと思いました。
ホネは遺骨として残すわけでもなく、
ゴミとして処分するということもかなり
冷たいと思いました。
そんなことに、私たちの税金を使用するなんて
なんて知らなかったので驚きました!
そのような問題を解決するため、骨を肥料と
花を育てよう!それによって、、、
命が甦るだろう!
「いのちの花」というタイトルは、
ここから来ていることに衝撃を受けました!
私は、猫が大好きで猫の悲しげの画像と共に
殺処分を減らすため、募金してくださいと
書かれている広告を見た時、すぐに
募金しました!
社会問題は、まだまだ減らすのはかなりの時間と苦労が必要だと思います!
僕も社会に貢献できるような大人になります!
3年 B
最初のドタバタ劇の所からその雰囲気に飲まれました。そして最初のほのぼのした感じから、命について学んでいき変化していく彼女達の姿に心が動かされました。鶏のシーンは特にリアル感が強くて辛かったです。劇をみた後も色々と考えさせられました。本当にありがとうございました。
3年 C
ちょうど劇の始まる前にこんなことをある先生と話していました(ただ先生のいうことだけ聞く真面目を育てるのも大事だけど、自分で行動できる人材を作るのも大事だよな)-
まさしくこの実話を元にした劇も生徒が自分達で行動して成功させた良い例だなあと思い最後の花が売れた場面では思いっきり泣いてしまいました。大人になるとめんどくさくなってしまうことも高校生の熱い思いならそんなことも乗り越えて形にできるということがわかりました。私たちコミ研も高校生ならではの思いを自主的に形にできる集団になりたいです。
1年 D
「いただきます」この言葉の意味を改めて、きちんと理解しました。命を貰わせて頂きます。私達、人が勝手に奪ってしまっている命ですがその命を頂かなければ、植物だけでは必要な栄養をヒトは十分に賄えません。
畜産農家の方は動物が好きという理由でやっている人が少なからずいると思います。動物が好きだけど、いつかそれらの死を見届けなければいけない。悲しくなるけれど、それを乗り越えなければ。
その死の悲しさに慣れる、慣れないまま、慣れちゃダメ、とかそういう枠組みのような何かを、農業をしていない人たちが勝手に決めることはできないと思います。きっと、畜産、農業をしている人にしか気持ちの変化等は分かりません。
高校生が自ら、時間をかけて考え、行動し、困難を乗り越えて実行し成功する。行動できることは素晴らしいことだと思います。
私も社会,大人に対して疑問を持つことがあります。例えば、今IT又はオンライン化が進み、近い将来には仕事が激減しそうだが、そんなに率先して進めるべきものか?別に当分今のままでもいいのではないか、と。私達にはもっと、進めるべきことがあります。人工物によって、コミュニティーは破壊されるべきではないと思います。ただ、大人になると変化に富んだ生活の方が楽しいと思ってしまいそうなので、この気持ちをきちんと保っていくように努めていきます。
2年 E
今までただただ美味しいと思っていた食材たちが、自分のもとに来るまで一体どんな事を経てきたのか、それを垣間見ることができて確実に自分の中で、食事に対する気持ちが変化したと思います。劇を通して、自分も一緒に農業高校を体験したようでした。ステージの使い方、魅せ方もとても工夫されていて、見やすく分かりやすい劇でした。素敵なステージをありがとうございました!
3年 F
演者の方々が喜怒哀楽を巧く表現されていて、観ていくにつれて作品のなかに引き込まれていきました。命は平等に終わりがあ
り、そのなかでも寿命の短いペットの命を人によって奪うための殺処分にと言うのは今でも当たり前のようにありますが、そのあとの骨についてどうするかは私自身知らなかったので、この劇中のように骨が物のように扱われているというのは驚きでしたし、失礼な話だと思いました。意図的にペットを放置することで救えたはずの命が救えなくなってしまうのは無念だし、後悔するので救われなかった命を助ける方法として花にすることはある意味命の救済だと思いました。また、劇中の高校生達による活動は骨を物として扱うよりも断然良いと思うと同時に、この活動が全国に広まっていくと良いと思います。
2年 G
始めの農業高校の日常のシーンは、同じ高校生かと思うくらい生徒達が楽しそうで、充実した高校生活を送っていて見ていて羨ましく思いました。特に印象に残ったセリフはやはり最初の、「長い長い、命の授業の始まりだ!」とジュリナの「生きるってことは匂うって事なんだよ」です。公演中、これは名言だな、と思うものが沢山あって刺激を多くもらえました。また、自分に出来ることを考えて実行したり、素直に自分の思ったことを言葉したりすることが私にとっては難しいことなので、それが出来る彼女達がすごいと思いましたし、自分もこんな風になりたいと思いました。ただ、あの骨に混ざっていた首輪や鈴はどうしたのか気になります。また、彼女達が達成したいのちの花プロジェクトでそこのペットたちの骨は報われましたが、他の場所でもゴミとして捨てられ、報われないままでいる命があると思うとままなりません。この作品を公演するにあたって役者さんや関係者さん達も命についてどう考えられたのでしょう?私は、人間のために他の命が振り回されることに対して申し訳なさと同時に私が生きるためには仕方ないこともあると考えてしまいました。また、私たちもこんな活動が出来ないかもっと周りを動かすようなことが出来たら、自己主張出来る勇気があれば…などと悶々と考えてしまいました。マリーゴールドが全て無くなった時には一般の人達も皆同じ気持ちでいて、いのちの花プロジェクトで声を上げだからこそこうして達成出来たんだと思います。この公演で私は今までの高校生活を振り返り、初心に戻ることが出来ました。これから私たちも誰かの代わりに声が上げられるよう、周りを巻き込んでいけるように、部活としても個人としても彼女たちに負けないくらいに沢山成長して、考えて、充実した高校生活を送りたいです。
今回はいのちの花を公演してくださりありがとうございました!
3年 H
端的に言うと面白かったです。明るい雰囲気の中、家畜の命や殺処分された動物たちの命
災害でのペットの扱いなど倫理的な解決が難しい問題を取り上げていてすごく考えさせられました。劇中の彼女たちのように、私たちも何か行動を起こすべきだと考えました。具体的には
保護猫カフェに行くだけでもなにか違ってくるのではないでしょうか。富士市でも動物ボランティアがあるそうなので私もまとまった時間が取れたら参加したいです。
1年 I
結論から言うと、タイトルの「命の花」が何かの比喩ではなくそのまま出てきたので驚きました。「あ、なんかの比喩なんだな。」と思っていたのにペットの遺骨で花を咲かせようってなった時に「あっ比喩じゃないのね?!」ととても思いました。でも色々と勉強になった話はたくさんありました。年間で殺されるペットの総数やペットの遺骨のその後などは知りませんでした。
2年 J
今回の劇を見て、命の重みを改めて感じました。テレビで動物愛護センターについてみたことがあります。飼い主は自分が飼いたくて飼い始めたのに、世話が出来なくなると置き去りしたり、愛護センターに連れていったりするのは、自分勝手だなと思います。私は、そんな無責任な人が減り、殺処分されてしまう動物が減ることを願っています。
そして、私たちがいま生きているのは、動物たちのおかげなんだと感じました。
これからも生き物に感謝しながら生きていきたいと思います。
ありがとうございました。
2年 K
僕は、「命の花」という劇を見て、命の大切さを知りました。捨てられた犬や猫は何の罪もなく、僕たちのように生きているのに、人間が察処分などをするのはとても悲しいことで許されることではない。だだら、僕は家族を大切にします。
3年 L
私はこの作品のタイトルを見たとき、命の花とは何だろう、どういう風に解釈したらいいのだろうと戸惑いました。
始まると同時に演劇に惹き込まれました。
劇団員の皆さんがとても巧みに演技をされており、感情表現、動き、演出などとても凄く驚くことがたくさんありました。
農業高校が舞台になっていて、実際にどんな活動をしているか知らないことがたくさんありました。動物を飼育したりすることは思っている以上にとても大変で、1日終えるのに相当な体力を使っていることが伝わってきました。
「激動の一日」というセリフがとてもピッタリだと思いました。
私も猫を飼っていたので大変さがよく分かりました。
さらに野放しにされた動物の現状に私はとても心を痛めました。処分という言葉を聞いた瞬間怒りと悲しみでいっぱいになりました。
私は、命の花プロジェクトという活動は初めて知りました。
このプロジェクトを知り、また花として生き返られるということで、命の大切さを改めて感じました。
1年 M
校長先生が一番最初に「これはドラマや映画とは違って失敗できない」とプレッシャーかけてて笑いました。最後らへんの花配るシーンの一番最初のお客さんが殺処分施設のおねーさんで、なんか「(骨を肥料に花作ってくれて)ありがとう」みたいなこと言うのかなぁと思っていたら、まさかの(私たちはここで初めて会いました。過去に会ったことはありません)的な感じで両者とも他人の振りをするwww感動の再開とか思ってたのに、まさかの初対面(あれっスかね一人二役だったんですかね?理解力が足らなくてスミマセン)私は勝手に、処分されたペットたちの骨は土に返ってるとこの劇見るまでは思っていました。しかし、実際はゴミとして捨てられていたんですね。知れてよかったです。まあ「命の花」のタイトル回収がきれいでよかったと思いますよ。私は帰った後すぐに、地下と1階にある推したちを津波で流されたら嫌だから3階とロフトに運びました。今度は家が崩れた時の対策もしないとなぁと思いました。ちなみに私は唐揚げ苦手です。(鳥は食べれます)突っ込みどころがたくさんあったので、シリアスな物語なのにかなり面白かったです。