装蹄師の主な仕事の流れ

大まかな仕事の流れ(乗馬)

  1. 馬を装蹄所へ連れてくる。この際に歩き方を見て、おかしなところがないかチェック。蹄が外見上おかしくないかも見る。
  2. 専用の道具(釘節刀(ちょうせつとう)、剪鉗(せんかん)、金槌(「そうていづち」と呼ばれている)を使って蹄鉄を外す。
  3. 削蹄(爪切り)開始。立ちかた、蹄の状態などを見て切り方を調節。
  4. 火炉(ほど)で鉄を熱し、馬の蹄に合わせて形を整える。
  5. 密着感を増すように焼けた鉄で蹄を焼く(熱くはない)。蹄叉腐爛なんかも焼いたりする。
  6. 形が決まったら、鉄を水につけて冷やし、釘で直接蹄に打ち付ける(痛くはない)。
  7. 蹄から突き出た釘を処理して出来上がり。

競走馬も基本的には同じです。

アルミニウムの蹄鉄を付ける場合は、常温で加工できるため熱さずに形状を整えます。

1頭あたりの作業時間

手慣れたプロなら1頭1時間足らずで仕上げてしまう(競走馬の場合は基本的に火を使わないのでもっと早い)!