この仕事は、ハッキリ言って肉体労働です。生半可な気持ちじゃつとまりませんし、いろんな本に載ってるようなことは「きれいごと」にしかすぎません。そのことを肝に銘じて、(社)日本装蹄師会の「装蹄師認定講習会」を受講し、最後に認定試験に合格すれば、あなたも晴れて装蹄師(認定装蹄師2級)の仲間入り、となるわけです。現在、ちゃんと資格のある装蹄師になるには、この方法しかありません、今後もないでしょう。
しかし、これは資格が取れただけで、実際これで飯を食っていくとなると、さらに努力が必要なわけです。教習所を出たからと言って一人前のドライバーとは限らないというのと一緒です。教習所内の教育と、免許とってから実際の路上は違いますよね。
では具体的に何をすればいいのか
乗馬関係を目指しているのか、それとも競馬関係を目指しているのかにもよりますが、共通して言えることとしては…、
1.柔軟体操と筋力トレーニングを、しっかり行ってください。
足腰、腕力が強くないと体がもちません。入講試験に合格し、装蹄師認定試験に合格することはできても、続かないということが良くあります。装蹄を生涯の『業』として生きていくためにも、日々の柔軟体操と筋力トレーニングは重要です。
2.「装蹄師認定講習会入講選考試験」に合格する。
競馬関係では(社)日本装蹄師会の認定装蹄師という資格がなければ、仕事どころか、競馬場に入ることすらできないので、『(社)日本装蹄師会装蹄師認定講習会入講選考試験』に合格し、まずは講習生になってください。そして装蹄師認定試験に合格すれば、装蹄師として仕事ができるようになります。
乗馬関係では厳密にいえば資格がなくても仕事はできます。が、装蹄師としての信頼度が大きく違いますし、日本装蹄師会のサポートも受けられないので、講習会に参加されることをお勧めいたします。