TEAM

【起業の動機】


博士号を取得し、ポスドクとして研究活動を続けてきたメンバー。

下記の想いから、合同会社を起業しました。


1.“大学の知”を社会に還元し、SDGs達成に貢献したい!

SDGs達成に向けた自然教育・環境教育は地球規模で全世界のあらゆる年齢層の人々にとって欠かすことのできない活動です。しかし、これらの教育の本質的、かつ本格的な活動の展開と充実には至っていません。それは主に、携わる専門性の高い人材が非常に少ないこと、大学などの研究機関のもつ知識や研究成果が社会へ安定的かつ持続的に還元される仕組みがないこと、によります。この解決に向けて、わたしたちポスドクが連携・協働することにより、その専門知識、社会ネットワーク、スキルと経験を最大限に活用して、一般の人々向けの教育・啓発という根本的取り組みを持続的に行えると考えています。

2.大学の研究力維持に貢献したい!

“大学の知”を持続的に社会に還元するためには、源となる研究力を高めるフィードバックのシステムが不可欠です。教員のアウトリーチ業務が増え、学生もポスドクも減っている現状で、専門性をもったわたしたちが教員方の負担を軽減し、研究に適した環境づくりをお手伝いするためのコンサルティング業務を考えています。例えば、学生の研究サポートや研究環境の整備、研究成果の社会実装など、研究者だからこそできる業務や行うことによって、わたしたちが大学の研究力をアシストできるはずです。

 3.スキルを活かせる仕事で、安定した身分を確立したい!

わたしたちポスドクは、1年後さえどうなるか分からない非常勤雇用の不安定な身分の研究者です。わたしたちの中には、研究の世界に身を置きたいという意思があっても、育児や生活事情、ポストがないなどさまざまな事情により、フルタイムで研究を行えない者がたくさんいます。そのような多様な生き方を選んでも、自分たちの能力を最大限に活かして社会に貢献し、安定した身分や生活・研究環境を確立したいという切実な願いがあります。

【Member】

代表・安東義乃 (ANDO Yoshino)

博士 (理学・京都大学)専門分野:侵入生態学・群集生態学・都市進化生態学・昆虫と植物の生物間相互作用ネットワーク

【主な教育・アウトリーチ活動・社会貢献】と【最近の研究業績】

【主な教育・アウトリーチ活動、社会貢献】

講義・講演

実習・演習など

一般向け著作
  • 外来植物上の生物間相互作用研究が面白いわけ. Center for Ecological Research NEWS, Kyoto University, No. 103: pp. 18-20, 2009年.
  • 第 3 章 外来植物と植食性昆虫の相互作用と適応進化. 『外来生物-生物多様性と人間生活への影響』(西川潮・宮下直編), 裳華房, 東京, pp. 41-62, 2011 年.

【最近の業績(学術論文)】

寺田千里 (TERADA Chisato)

博士 (環境科学・北海道大学)

専門分野:保護管理学・集団遺伝学・進化形態学・ニホンジカ

【主な教育・アウトリーチ活動・社会貢献】と【最近の研究業績】

【主な教育・アウトリーチ活動、社会貢献】

講義・講演

実習・演習など

一般向け著作
  • 南日本新聞 キャンパス 「ヤクシカは短足」2012年3月10日付
  • 森の研究 「離島に生きるシカ 屋久島のシカは短足だった」グリーンパワー 2011年12月号
情報・資料提供等  
  •  種子島の哺乳類相の調査(西之表市2020年~2023年)
  • 旭山動物園へのキュウシュウジカ・ヤクシカに関する資料の提供(2009年)
  • 国立科学博物館 特別展「琉球の植物」(2009年)へヤクシカに関する資料の提供
  • 鹿児島県立博物館 特別展「鹿児島の鹿展」(2008年)へ情報と資料の提供
【最近の業績(学術論文)】

兼子伸吾・亘悠哉・高木俊人・寺田千里・立澤史郎・永田純子 (2023) マゲシカCervus nippon mageshimaeの遺伝的独自性についての再検討. 保全生態学研究 https://doi.org/10.18960/hozen.2302

Nakamura M,  Terada C, Ito K et al. (2022) Evaluating the soil microbe community-level physiological profile using EcoPlate and soil properties at 33 forest sites across Japan. Ecological Research 37: 432-445. https://doi.org/10.1111/1440-1703.12293 

Terada C,  Yahara T,  Kuroiwa A,  Saitoh T (2021) Spatial genetic structure of the sika deer (Cervus nippon) population on Yakushima: Significant genetic differentiation on a small island. Mammal Study 46:225-235. https://doi.org/10.3106/ms2020-0088 

Terada C, Kwon T,  Kazahari N, Kishida O,  Utsumi S (2019) Long-term fauna and flora records of the experimental forests of the Forest Research Station of Hokkaido University, Japan. Ecological Research 34: 349. https://doi.org/10.1111/1440-1703.12007 

權台五  (KWON TaeOh   권태오) 


博士 (環境科学・北海道大学) 修士  (化学工学・ 韓国科学技術院(KAIST))専門分野:植物と菌根菌 / 高分子 / エネルギー

【主な教育・アウトリーチ活動・社会貢献】と【最近の研究業績】

【主な教育・アウトリーチ活動、社会貢献】

講義・講演

実習・演習など

その他の研究歴

【最近の業績(学術論文)】

井上貴央  (INOUE Takahiro)


博士 (環境科学・北海道大学)専門分野:森林生態学(植物ー土壌間の窒素循環)

【主な教育・アウトリーチ活動・社会貢献】と【最近の研究業績】

講義・講演
  • NPO法人北海道エコビレッジ推進プロジェクト SDGs研修講師(2021年~)
  • NPO法人自然教育促進会 サイエンスキャンプ講師(2022年)
  • 瀬戸内海研究フォーラムin広島 講演「流域の土地利用変化と沿岸への栄養塩供給の関係 ~北海道東部における事例
研究」 (2019年)
  • 様似サイエンススクール講師(2014年)
実習・演習など

【最近の業績(学術論文)】

風張喜子  (KAZAHARI Nobuko)

博士 (環境科学・北海道大学) 

専門分野:行動生態学・霊長類学


【主な教育・アウトリーチ活動・社会貢献】と【最近の研究業績】

【主な教育・アウトリーチ活動、社会貢献】講義・講演
  • 北海道大学農学部 野生動物管理学・ゲスト講師(2022年
  • 北海道大学農学部 動物生態学概論・非常勤講師(2015年)
  • 北海道大学農学部 応用動物学・ 非常勤講師2014年
  • 東海大学理工学部 北方河川生態学集中講義・非常勤講師(2014年)
  • 苫小牧工業高等専門学校 環境生態学・非常勤講師(2009年)
実習・演習など
  • 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション 森林フィールド講座・TA(2022年)
  • 琉球大学農学部与那フィールド 亜熱帯森林実習・TA(2022年) 
  • 帝京科学大学 フィールド実習Ⅰ(金華山)・現地指導員(2015~2019年・2023年)
  • 京大モンキーキャンパス 金華山研修ツアー・現地指導員(2019年)
  • 北海道大学農学部 生物資源科学演習・非常勤講師(2014年) 
テレビ取材協力 
  •  テレビ東京 土曜スペシャル「野生動物に出会う旅」出演(2007年)
  • NHK ダーウィンが来た!「群れの王に俺はなる!」・情報提供(2022年) 
一般向け著作
  • 北海道大学生活協同組合発行 きぼうの虹384~402号「ニホンザルこぼれ話 第1~10話」(2019~2023隔号連載)
  • 宮城のサル調査会発行 宮城県のニホンザル31号 『ヒメネズミ・クルミ・サル』「ヒメネズミ 調査小屋で直接観察されたクルミ食い」「ヒメネズミ 赤外線センターを用いたクルミに対する行動」「ヒメネズミによる障子の腰板かじり」pp. 28~36.(2019 年・共著筆頭著者)
  • 『「食べること」より「群れること」』.「日本のサル学のあした」, 京都通信社. Pp. 128-133. (2012年・単著)

最近の業績(学術論文)】