EzoLin-Kについて


  わたしたちは、博士課程を修了したポスドク5名です。わたしたちそれぞれは、生態学、行動学、遺伝学、エネルギー工学など多岐にわたる分野で学問を究めてきましたが、自分たちの専門知識や技術、経験など、一人一人のスキルや特性を活かして社会に貢献したいという共通の思いがあります。


  わたしたちポスドク有志は連携・協働することで、持続可能な社会の基盤となる「持続的な人材育成」における好循環システムを創りたいと考えています。大学発の分野を横断した多様な研究成果を資して、「生きた知識」として社会へスムーズに還元すると同時に、大学の研究力向上にむけて専門スキルを持つ人材ならではの高品質なアシストを考えています。


  大学発の知識を社会へ還元:Ezo Linkage of Knowledge (エゾ林_知識の連環)から、会社名をエゾリンク(EzoLin-K)として、2023年5月に法人登記(合同会社)し、活動を始めています。余談ですが、EzoLin-Kの ”E" は、Environment-Ecology-Evolution-Energy-Economy 、と環境教育に欠かせないキーワードの頭文字になっています。

ミッション


  社会と大学の間をつなぐインターフェースとして二つの事業を行い、持続可能な知識の連環を作ります。これを通じて自然の豊かさの維持を含めたSDGs達成に寄与する人材を育成することで、社会に貢献します。めざすは、現代の我々が希望と確信を持って日々を生きるために、次世代の子供たちの輝かしい未来のために、人類の持続的な社会のために、一人一人が環境への意識やライフスタイルを変革し、主体的に考え多面的な視野を持って行動できる力―「生きる力」を育むことです。イニシアチブをもったリーダーが創出され地域社会で活躍すると、大学の知はさらに波及効果を持ち、環境負荷を低減する循環型社会へとつながります。また、わたしたちは事業を通じてSDGsの包括的な達成に向けた好循環を作り出すことを目指しています。

1. “大学の知”の社会への還元:大学のもつ知識や研究成果を活用して、誰もが多様で質の高い環境教育・自然教育を受けられるシステムを作ります。人々の自然への愛着や自然の価値に対する理解の促進、これらを通じた自然環境に関する市民科学の発展など大学発のムーブメントを起こします。


2. 研究力アシスト:“大学の知”が持続的に社会に還元されるには、大学の研究力の維持が不可欠です。近年は、日本の研究をリードするはずの大学教員の業務負担が大変大きく、研究に専念できる時間が限られています。大学教員の業務負担を軽減し、研究に適した環境づくりや学生の教育をお手伝いすることで研究力をアシストします。大学の研究力の維持・向上は、日本の国力維持・向上にもつながります。