「円空年譜」
西暦(和暦) 年齢 出来事
1632(寛文9)年 1 美濃国(岐阜県羽島市)に生まれる。
1638(寛文15)年 7 木曽川の洪水で母を亡くす?
1654(承応3)年 23 某寺を出奔。(『近世畸人伝』)
1663(寛文3)年 32 神明神社(郡上市美並)にて、初めて神像3体を彫る。
1666(寛文6)年 35 津軽藩から弘前城下を追われ、松前へ渡り、蝦夷地(北海道)で造像。
1669(寛文9)年 38 鉈薬師堂(名古屋市)で造像。
1671(寛文11)年 40 法隆寺(生駒郡斑鳩町)の巡尭春塘から「法相中宗血脈」を受ける。母の33回忌供養で、中観音堂(羽島市)を建て、十一面観音像を造像。
1673(寛文13)年 42 大峯山(奈良県)で修行。栃尾観音堂(吉野郡天川村)で造像。
1674(延宝2)年 43 片田三蔵寺・立神薬師堂(志摩市)の『大般若経』を添絵・修復。
1676(延宝4)年 45 荒子観音寺(名古屋市)で造像。(『浄海雑記』)
1679(延宝7)年 48 千多羅滝(郡上市美並)で白山神の託宣を受ける。園城寺(大津市)の尊栄から「仏性常住金剛宝戒相承血脈」を受ける。
1681(延宝7)年 50 関東(群馬・埼玉・栃木)へ。貫前神社(富岡市)の『大般若経』に墨書。
1682(天和2)年 51 日光(栃木県)で高岳法師から「サラサラ童子先護身法」等を受ける。
1684(貞享元)年 53 荒子観音寺の円盛から「天台円頓菩薩戒師資相承血脈」を受ける。
1685(貞享2)年 54 飛騨に滞在。千光寺(高山市)などで造像。
1689(元禄2)年 58 園城寺の尊栄から「授決集最秘師資相承血脈」を受ける。
1690(元禄3)年 59 高山市上宝村にて、今上皇帝像の背面に「十万体作り終わる」と墨書。
1692(元禄5)年 61 高賀神社(関市洞戸)で歌稿に墨書、雨乞いをする。
1695(元禄8)年 64 弟子の円長に「授決集最秘師資相承血脈」を授ける。盂蘭盆(7月15日)に長良川畔(関市池尻)で入定。