学術講演会テーマ:
電顕技術を身近なものに
電顕技術を身近なものに
このたび,松江市の島根大学において,社)医学生物学電子顕微鏡技術学会第39回学術講演会を開催することになりました。今回の学術講演会では,「電顕技術を身近なものに」をテーマとして,特別講演および教育講演のほか,一般講演やポスターセッション,商業展示等の多彩なプログラムを企画しております。電子顕微鏡技術を中心とした医学生物学の最新研究成果や技術開発,応用に関する情報交換を行う学術的な場として,また,最新の研究機器や技術に触れることもできる非常に有益な場となることでしょう。
今年度の学術講演会は,対面とオンラインのハイブリッド形式を予定しております.日程的な都合で松江までお出かけになるのが難しい方にはぜひオンラインでの参加をお願いいたします.また,新しい世代の方にも積極的にご参加いただきたいという思いから,学生(学部生)の参加費を無料としております.学生の皆さんにもぜひとも積極的に参加していただきたいと存じます.
学術講演会の開催期間は9月16日と17日の2日間です(9月15日は各種委員会ならびに理事会を実施 します)。参加申込は公式ウェブサイトから行うことができますので,ぜひご参加いただき,医学生物学の新たな展開についての情報交換にご協力ください。
松江市は,島根県の県庁所在地であり,美しい自然と歴史ある文化が調和した魅力的な観光地として知られております。日本有数の温泉地としても有名で,松江城や出雲大社などの観光名所も多数あります。学術講演会の後にもう一足伸ばされてみてはいかがでしょうか.
松江の地で皆様とお会いできることを心待ちにしております.
学術講演会
会長:石田 秀樹(島根大学 自然科学研究科)
実行委員長:洲崎 敏伸(神戸大学 理学研究科)庶務担当
副会長:第40回 学術講演会会長(決定次第更新)
実行委員:
池田 健一(神戸大学 農学研究科)会計担当
霜村 典宏(鳥取大学 農学部)
中澤英子(株式会社日立ハイテク)
広瀬治子(日本電子株式会社)
協力員:
安藤元紀(岡山大学 教育学研究科)
島田真帆(島根大学 自然科学研究科)
早川昌志(大阪大学 人間科学部)
仲村康秀(島根大学 EsReC)
山本晃生(島根大学 自然科学研究科)
Liudmyla Gaponova (ウクライナ科学アカデミー, 神戸大学)
Andrii Kolosiuk (ウクライナ科学アカデミー, 神戸大学)
児玉有紀(島根大学 自然科学研究科)
お問い合わせ先:
第39回学術講演会実行委員会事務局(〒690-8504 松江市西川津町1060 島根大学生物資源科学部 石田研究室内)Tel/Fax: 0852-32-6442, 電子メールアドレス h-ishida@life.shimane-u.ac.jp
支援企業等一覧(五十音順)
株式会社真空デバイス
株式会社ドキュメンタリーチャンネル
有限会社友田大洋堂
日新EM株式会社
日本電子株式会社
株式会社花市電子顕微鏡技術研究所
株式会社日立ハイテク
メイワフォーシス株式会社
文部科学省マテリアル先端リサーチインフラ事業(ARIM)
ライカマイクロシステムズ株式会社
研究発表方法の詳細については こちら をご覧ください
この度の学術講演会は、現地での参加に加えて、オンラインでも参加することが可能です。参加資格は、会員・非会員を問いません。オンライン参加の場合、Zoomを使用して全ての講演を視聴でき、口頭発表もできます。さらに、ポスター発表以外の場合には、オンラインでの質疑応答も可能です。どうぞ、お好きな方法でご参加ください。参加者には全員にpdf版の講演要旨集をお送りします。会場にお越しの方には印刷体もお渡しします。
学術講演会概要
開催形式:現地開催とオンラインのハイブリッド形式
特別講演 電子顕微鏡で覗く「きのこ」の世界
[講演要旨]
霜村 典宏 (鳥取大学 農学部)
教育講演
1.水が凍結した時に生ずる圧力を利用した試料作
製法 [講演要旨]
桑田 正彦 (創価大学・サンテクノロジーズ)
2.収束イオンビーム (FIB) 加工とマイクロX線CT
スキャン(MXCT) 等を組み合わせたプランクトン
の構造解明 [講演要旨]
仲村 康秀 (島根大学 EsReC)
シンポジウム
1.医学生物学研究への電顕応用
・岡田英志(岐阜大学医学部)
血管内皮グリコカリックスをみる [講演要旨]
・澤口 朗(宮崎大学医学部)
デスクトップ低真空走査電顕で高精細に可視化
される細胞・組織の立体構築と金ナノ粒子免疫
電顕標識 [講演要旨]
2.電子顕微鏡のリモート利用
・安藤元紀(岡山大学教育学研究科)
遠隔操作による走査型電子顕微鏡観察の現状と
今後の展望 [講演要旨]
・陳 林(自然科学研究機構)
自然科学研究機構におけるCryo-FIB-SEMの活用
事例 [講演要旨]
・長谷川伸一((株)日立ハイテクフィールディ
ング)
電子顕微鏡向け画面共有サービスとリモート
サービスExTOPE_EMのご紹介 [講演要旨]
・田中和昭(日本電子(株))
電子顕微鏡のWEBシェアリング・サービスの紹介
JEM-1400Flashを使用したWEBシェアリング・
サービスの紹介とデモンストレーション
[講演要旨]
一般演題(口演及びポスター発表)
社員総会(1日目の12:20-13:20)
商業展示および企業セミナー
懇親会
SEMのための水凍結乾燥法ワークショップ
(実技研修付き)(詳しくは こちら)
こどものための電子顕微鏡観察会・ミクロ生物観察会
(詳しくは こちら)
【トップページの写真について】
松江城は、島根県松江市にある城郭です。江戸時代初期に築かれました。現存する日本の城郭は12城ありますが、松江城はそのうち国宝に指定されている5城の1つです。松江城は、天守閣を中心に二重、三重の堀や城壁があり、江戸時代には、島根県を代表する城の一つとして、政治・経済・文化の中心地として栄えました。現在でも、松江市のシンボル的存在として、多くの観光客に愛されています。また、松江城のお堀周辺には松江歴史館などが併設されており、城郭とともに歴史や文化に触れることができる観光スポットとしても人気があります。
松江城は、武者姿の案内人がいることでも知られています。彼らは「まつえ若武者隊 」と呼ばれる武者隊で、松江城の歴史や文化を身近に感じられるように、武者姿で観光客を案内しています。まつえ若武者隊員は、松江城の歴史や文化について詳しく学習した上で、武者装束を身に着け、武者姿で松江城内を案内しています。また、武者隊員は演劇や武道の経験がある方が多く、そのため、迫力ある演技やパフォーマンスを見ることができます。松江城の武者隊員は、観光客に対して、松江城の歴史や文化を楽しく分かりやすく伝えることに努めています。